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2話 気をつけて

 

「——あっ」


 しばらく口を開けずにいた。

 助けてくれたのはいいけどそれ以上に

 彼は冷たい顔つきで全く動じていない。

 でも太陽の光が顔に差し、肌は透き通るように

 美しく見えた。


「あっ、ありがとう」


 すぐに体勢を戻し改めて相手の顔を見て話す。


「——気をつけて。」

「え?」


 彼は先程から一切表情を変えずただそう言い残し

 そのまま去っていった。

 随分あっさりしているな、

 そう思いつつその姿を見送っていた。

 背が高く遠くへ行っても目立つ。

 その中、近づいてくる足音があった。


「大丈夫?危なかったね。」


 旬は心配そうにこちらを見る。

 俺はあの人の方を見て言う。


「なぁ、あの人って誰だろう?

 見たところ制服も同じだし先輩かな。」

「あぁ、あの人はね——、

 いや、きっと後で分かるよ。」


 そう言って旬は何か知っている素振りをしながら

 からかうように笑った。

 すかさず


「後で分かるってどういこうだよ。」


 と、笑いながら、春休み何したとか、

 高校のことについてとか、そんな話をしながら

 二人で高校へ向かった。


クールメモ

今宮 旬/いまみや しゅん

身長:166cm

体重:55kg

誕生日:11月10日

血液型:B型

星座:さそり座

好きなもの:美術・スポーツ観戦・クマ・お寿司

嫌いなもの:水泳・野菜・鳥

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