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16話 完璧で究極のメイド


「ふぅ〜!今度こそやっと完成ー!!」

「こっちの看板も出来上がったよ〜!!」

「これならなんとかなりそうだな!」


 文化祭の準備中衣装やら看板やら、トラブルによりぶっ壊れてしまう

 ハプニングが起きた。でも幸い皆準備を頑張ってなんとか完成できた。


「いや、本当に大変だったな〜」


 そこで、八木が来て、


「本当に大変だったな〜。」


 と、言ったら衣装係の片山さんと看板係の坂口くんが口をそろえて


「いや、誰のせいだよ!」


 と言って八木の方を見てキッと睨みつけた。


「いやぁ〜、ハハ...ごめんごめん」

 

 なんと、文化祭はいよいよ明日、というところまで来た。

 結構準備が間に合ったのはギリギリだけど良かった〜。そう思って

 ひとまず安堵した。


「よし!じゃあ準備は完了!ということだな!」

「——それじゃあ俺生徒会に審査準備OKって連絡してくるから!」


 そう、文化祭が始まる前に、異常や危険がないか、問題なく開催できるか

 生徒会や先生方の審査を通すことが必要なのだ。


「じゃあ、着替え行こっか。朝田くんたち。」

「え?」

 

 いきなり俺に声をかけたのは、俺と同じメイド役の篠宮さんだ。


「だって、君たちもメイド役なんでしょ。審査通るんだから本番同様だよ。」

「え〜!いや待って待って。まだ心の準備が!まだ実際に着たことないし!」

「はいつべこべ言わず早く!」


 俺や旬とかメイド役たちは一緒に着替えに行った。


「うわぁ〜慣れないなぁ。こういう服。」

「そう?響よく似合ってるよ。」


 メイド服を見につけ俺は渋々皆の前へ出た。

 すると、それよりも先に教室の方が騒がしくなっていた。


「すごーい!篠宮ちゃんスタイルいいし超似合ってる!」

「平川さんや大木さんもかわいい〜!!」


 メイド役の女子組たちが皆の前に出て周りの生徒は取り囲むようにして

 ワイワイしていた。

 すると、外側にいた生徒たちが俺たちが来たのに気づいて、


「あっ!朝田くんと今宮くんも来たよ!」


 恥ずかしがっていると、後ろから旬に押され皆の前に出た。


「え...」


 場の空気がシーンとなった。そりゃそうだよな、似合ってないよな。

 そう思っていたら、


「キャー!すごい似合ってる!かわいい〜!」

「朝田、お前マジ女子と見間違えそうになったよ」

「今宮くんも小柄で超かわいい!」


 皆興奮したように騒ぎ立てた。


「そうでしょ!そうでしょー!」


 メイク係の生徒も誇らしげにしていた。


「衣装もよく似合ってる!」

「肌きれい〜!」


 しばらくバカ騒ぎしていたら、ある人が来た。


「お前ら騒がしいぞ。」


 そう言って来たのは——


 「——はい。審査準備OKです。ではこちらにどうぞ。」


 生徒会の面々や先生たちがぞろぞろとやってきた。堅苦しい雰囲気で、

 仰々しかった。


「それでメイドをされる方は女子の皆さんですか?」

「いや、男子もいます。」


 それを聞いて、先生や生徒会は少し驚いたような顔をして、


「あの〜でしたら、女装などは原則認められておらず、開催は難しいかと。」

「私は絶対認めませんよ!!」

「私も反対だ!」


 偉そうな女性教師や男性教師も怪訝な顔をして反対の意思をしめしていた。

 そこで、


「まぁまぁ、そんなこと言わずに、生徒たちも準備頑張ったんだし、

 とりあえず入ってみましょうよ。」


 担任の比嘉が教師陣もなだめて、審査を続けるように促した。

 先生ナイス!


 そしていよいよ審査がしっかり始まることとなる。

 審査の面々が扉を開け教室の中に入ると思わず驚いた顔をした。


「...お、お帰りなさいませ!ご主人様〜!」


 俺は思わず戸惑って上手く言えなかったが他のメイドの人たちが

 上手にポーズをとって挨拶してくれた。


「おぉ...誰が男子生徒だ...?」


 想像以上の出来栄えに戸惑って困惑してるみたいだ。


「こちらの席にどうぞ。」

 

 篠宮さんが先に行った。男性陣が思わず見惚れてしまっている。


「はーい!オムライスで〜す!」

「一緒においしくなるおまじないを唱えてください!」


 他のメイドたちもしっかり接客にはげみ、もてなしている。

 すでに皆虜になってしまっている。すごいな皆...

 それを横目に俺も動く。


「ふん。こんな低俗なものなんて私は認めません!」


 頑なに反対しようとしている女性教師を俺は案内することになった。


「ご注文は何にされますか?」


 そう言って奥からまた新たなメイドがやってきた。

 手にオムライスが乗ったお皿も持っている佐野だ。


「はぁ〜!!??」


 すごく驚いた顔をして、皆佐野の方を見た。

 メイクもして、かわいいメイド服を来ている超かわいい美少女だけど、

 高身長でスタイルもいい、クールな完璧メイドだ。


「ご注文のオムライスです。」


 クールな表情のまま、少し彼は笑ってみせた。

 俺と旬は客の両隣に座り、


「じゃあ一緒におまじないいいましょうか!」


 旬が元気に声をかけて、


「——萌え萌えキュン」


 皆でハートをつくり、佐野もポーズをとった。

 こんなクールでかっこいい萌えなんてあるだろうか。

 

 教師や生徒会の皆が出ていって、皆興奮気味な状態だった。

 他のメイドたちや佐野の姿を見て超萌えたのだろう。


「...認めましょう...」


 教師たちはそう言ってふらふらしながら帰っていった。


「——やったー!大成功〜!!」

「じゃあいよいよ明日が本番だね!」


 俺たち1年3組一同やる気に燃えていた。


「客全員萌えさせて優秀するぞー!!」

「おー!!」


 一致団結して、明日の本番へと臨んだのであった。

クールメモ

 「1年3組 萌え萌えメイド喫茶」ご主人様お帰りなさい!超かわいいメイドたちを紹介します!

篠宮 莉子/しのみや りこ スタイル抜群!

平川 愛/ひらかわ あい 小柄でキュート!

大木 舞香/おおき まいか 萌えて映え〜なおしゃれメイド

朝田や佐野、今宮たちも参戦!女子たちにもひけをとらないかわいさでおもてなしします!


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