表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩(おおみやのノート)  作者: 大宮聖
55/78

ひとりの肖像

僕はひとりで家族と一緒にいる

僕はひとりで君と一緒にいる

何も欲しくない 何も見つめていたくない

視界の隅から零れた朝に 不意に目に入るボールペン

今日はなぜか それが自分に見えてしまって

僕はペン立てかき分けて 後ろの方になおした


だれにも かまわない

だれにも あいされない

心だったなにかを

壊したまま 眺めてる


切り捨てた思いが芽を出す夜に 孤独じゃない自分という幻想が蘇り僕はおびえる

揺らめく自分が暗闇で 所在なさげに座ってる

変われたなんて夢見て 正夢なんて知らないまま

何かを 掴むための苦しみよりも

ぼくはひとりの部屋で震えるほうを選ぶ

ひとりでいるために


誰かの迷惑になってみたい

誰かの不幸になってみたい

願いは 耳元掠める風のよう

独りで ばらばらになっていく


ひとりで夢見てる ひとりで壊れてる

そんな人生が信じられなくて心細くなる日には

散らかした不安拾い集めて

もう一度 孤独の海に飛び込もう

誰だって ひとりでいるだろう

誰だって悲しみ隠し 幸せだって笑うだろう

そんな世界に 一体何の価値があるだろう

僕たちが本当に守らなければならないものはなに?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ