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夢見る孤人
眠たくて 虚ろな夢
怖いとでも いうふうに
夢――自分に都合の良い幻想?
夢――戻りたくてしかたがない過去?
右腕のあつさが苦しくて
悪い夢なんて 怖くないよ
生きてることが一番怖いから
怖がってみせて
その顔で こっちを見ていて
ぼくは君の顔を見つめたまま眠るんだ
心の汚れは深みを増していく
汚れを擦って取ろうとするときに
ぼくは人生を感じるんだ
今まで積み重ねてきた年月が 虚ろにぼくにのしかかる
何もなくたって 何もできなくたって
自分を認めたい
願いは叶わない
靄の中で十字架に手を伸ばし
願うことも忘れてまた眠る
君の顔も忘れてまた眠る




