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詩(おおみやのノート)  作者: 大宮聖
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初めて

初めてだったんだ

恋なんかしたのは

喜びも痛みも苦しみも 君に捧げたのは

初めてだったんだ あんなに誰かを想いすぎて 心細くなったのは

自分がわからなくなったのは

自分だけを相手にしてきた ちっぽけな独りよがり

それでよかった 君に会うまでは

世界がかわった 全てのことを知って 君に教えたくなった

ぼくの知らないことをなんでも君の口から聞きたかった

望みは切実で 喉元を焼ききるほどに熱くて

それなのにぼくは 大人しくその想い ひそめた


君を好きすぎて 

新しい嘘 覚えた


誰もがそうして大人になってゆく それは分かってる

だけどそこに 自由と呼ばれる未来の日々には

もう あの熱は ないんだ


君と一緒に笑っていたい 

初めてなんだ

こんなにも誰かのことを求めてしまうのは

もう一度笑ってほしいなんて

無様な自分が誰よりも羨ましくて

一人きりの小怜悧な自分が小賢しく思えて

満たされなくて

初めて 自分の世界を拒んだ

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