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serious
ぼくはいつも教室の隅で
君のことだけ考えて
どうしたらまた笑ってくれるかな
そう思って生きてきた
淡かったね 君はもう ぼくのことなんか 気にもとめない
深く潰れるほどに 君が恋しくて苦しくて
深く触れると
壊れそうなほど
僅かで 儚くて
思いが強くて
夏の熱を感じた午後
君と遊んだこともない
君のことを何も知らない
「わたしなら班が男子ばっかでも大丈夫だけど」なんて言っていた君
おれのことを面白いと
話しかけてくれた君
素直な言葉が欲しいのに
ぼくはまた自分に鍵掛けた
ぼくのものにならないなら
もう いいんだ
君を殺してしまいたい
でも君はどこか知らない場所で
僕は君の抜け殻を探してる
人形を求めている
表情を無くした僕の顔をただ見てる
ただの。




