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詩(おおみやのノート)  作者: 大宮聖
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虚無を知った日

溺れる。触れないものを手にしようともがく。

愚かだったと感じさせないでくれ。それでもなお探そうとするおれを止めてくれ。

哀れな夢にすがる。固まらずに冷えている。

――何故手に入らないのか

引き裂かれるというにはあまりに静かに崩れ去った

二人は消えていった

違う。消えたのはおれだけだ。揺れているのもおれだけだ。

――何だというのか‼

叫びは届かない。うねり、底に溜まっていく。変わらずに生きていく。

黒い海の中に落ちていく。溺れて窒息することも出来ずに、揺蕩い続ける。

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