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※ミラベル視点
―――色々あったものの食事が終わり、お風呂も入り、パジャマに着替えるとレインディア様に女性陣は私の部屋に集合!ということでガーベラさんを除いてレインディア様の寝室に集まった。
ガーベラさんも誘っていたものの却下された。ジーク様にご奉仕しなくてはなりませんという夜だからか妖艶に見えたガーベラさんの表情に私達は息を呑み、そして撤退した。
「それでは第一回、チキチキ!恋ばなで彩る夜の女子会!開催しますわ!」
高らかに宣言されるレインディア様。そのタイトルは皆さん初めて知りました。
「では第一回ですし、まずは軽めに意中の男性とかについて話しましょう。
この箱に入っている木の棒のうち1本だけ赤い印がついています。その人に話してもらいます」
準備万端。即実行。流石レインディア様。でもそれ何か別なことに使えそうな感じですね?
其々が引き、まず最初に語るのは―――
「え、私!?」
カガリちゃん。カガリちゃんですか、ワクワクしますね。
「えっと、私って割りと山奥というか人里離れた小さな里で暮らしていたんだけど、周りは大人ばかりだったから恋とかしてないというか」
「男の子!居たでしょう!語ってくださいまし!」
強引に迫るレインディア様にカガリちゃんは額に手を当てて記憶を辿る。そして何か思い付いたのか顔をあげると話し始めた。
「居ました。二つほど年下の男の子ですけど。小さい頃から面倒を見たりしてて、よく稽古もつけてました」
「ほうほう」
気づけばセラまで興味深そうに前に出る。やっぱり女の子ね。私も気になって仕方ない。
「ある時からよく賭けをしまして、模擬戦で勝ったら俺のお願いを聞いてくれって」
「あら………それって」
ミレイナ様が呟く。それってそれですよ、ホの字ですよ。勝ったら恋人になってくれとかそういうやつですよ。漲ってきます。
「結局一度も私に勝てなくて、私が集落をでてそれっきりなんですけどね。お願いってなんだったのかしら」
「うわ………」
可哀想の一言に尽きる。多分私にとってのクリスと同じで弟であって異性として見てないって奴ね。
「で、では次です」
今度はミレイナ様。処女が発覚したミレイナ様ですがリイズ魔法騎士団でも男女問わず憧れる人。これは気になります。
「………学生時代は魔法にしか興味なくてこう、ね。なにもなかったといいますか………処女ですぅ」
突っ伏した。見る影もないくらいに。魔法研究の第一人者と言われたりもするミレイナ様、しかし魔法研究に没頭して青春のほうはダメだったらしい。
「諦めてはなりませんよミレイナ。今からでも遅くありません。諦めたらそこで婚期終了です」
「イーリスはちょっと黙って?????
貴女も売れ残りみたいなものでしょ????」
二人が険悪な雰囲気になったのでここでストップ。気持ちを切り替えて………切り替えて?二人とも喧嘩は良くないよ?
「では次です。楽しいですね、とっても」
王女様はとても楽しいようです。それはそれとして次に引いたのは―――
「あら、私ですね。では私こそ意中の男性について話しましょう。ズバリジーク様です」
何となく予感はあったもののはっきり宣言される。少し頬が赤みがかってきて決して冗談ではないというのは雰囲気でも伝わってくる。これ、王女様ご乱心では?




