4-15
※ミラベル視点
その後、トントン拍子で話も進み現在は立食形式での夕食を摂っている。
アドルフ王は流石に遠慮して不参加となったが、アレイスター様は参加。
現在のメンバーは私、セラ、カガリちゃん、ジーク、ガーベラさん、アレイスター様、レインディア様、イーリス様、ミレイナ様。
国家の中枢と魔王一派が集っております。
「なるほど。ジーク殿の教育理論は非常に参考になりますね。
どうでしょう。それなりの報酬は用意しますので下地だけでもご教授して貰えないでしょうか」
「大したことは言ってない。マニュアル作ってみれば誰でもできるようにし、引き継ぎ書いて後任もみればできるようにする。
それだけで業務の負担が分散するぜって話だ」
「ジーク様、友人の頼みです。お願いできませんか?」
レインディア様が友人特権と手を胸の前に組んで目を潤ませて嘆願する。女の武器を最大に利用したお願いをしましたか。しかし―――
「え、嫌だけど」
「そんなー」
無常にも却下。しかも即答。ジークに女の武器は通用しません。私がダメでしたし。むにゅうでもダメでしたからね。
「ダメよディア。ジークがダメって言ったら何を言っても無駄なんだから」
見かねたセラがレインディア様を諌めると諦めて引き下がってくれる。
「あ、因みにです。ジーク様の好みの女性はどのような方でしょうか」
ここで爆弾発言投下。周りを見ると食事や談笑を楽しむ振りをして耳を傾けている。
「年上のお姉さんかな」
「それ無理でしょ!?」
「それ無理ですわよね!?」
「ハッハッハ」
4桁越えの魔王様より年上のお姉さんなんて何れだけいるだろうか。そもそも人間はそこまで長生きできませんから。
「因みに私は人間の年齢でいうとジーク様よりだいぶ長生きしているので年上のお姉さんに該当します」
「え、あ、はい」
そして差し込んでくるガーベラさん。心なしかドヤァっていう副音声の入りそうな自信満々な言い方をしている。
「ジーク様、つれない方ですわね」
「ハッハッハ。ごめんごめん。俺は特にこういった外見だから好きとかはないよ。
一緒に居て楽しくて、安らいで、同じ道を歩めるならそれが理想だ」
そういって微笑み、優しくレインディア様の頭を撫でる。………こういうことを気安くするものではないのに。特に、ジークは。
「むぅ………なるほど」
気持ち良さそうに頭を撫でられるレインディア様。そしてそれはポツリと、思わず出てきたと言葉。
「因みにお嫁さんとかは募集してますか?」
その言葉はきっとつい出てきてしまったのだろう。そうでなければレインディア様がハッとして手で口を覆うようなことはしない。これは………これはこれは。
恐る恐るジークに視線を向けるが―――
「今はしてないかなぁ」
しかし一蹴された。




