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※セラフィ視点
「ぐっ!なんだこのメイド!………強い!」
「ちょっ!?はやっ!?ひえ~~!!」
ウサ耳メイドVSクリス、ミラ、ダヤンさん、レニーさんの4人チーム。戦況はウサ耳メイドの圧倒的優位である。
「中身ないって、言ってたわよね?」
「ん?そうだよ。戦闘用メイドの中でも量産型だからスペックはかなり低い」
その低スペックのメイドゴーレムの動きはクリスがなんとか対応できるレベルで、武闘家であるダヤンよりも重い拳を放つ。………丸腰で、勇者チームを圧倒しているという。
現在はジークの工房で特訓中。
メニューはそれぞれ決まっておりカガリと私は今は休憩しているが、現在は貰った武器を効率よく使うために魔力操作の練習と武器に慣れるという意味で模擬戦なども行っている。
勇者チームはジークの用意したメイドゴーレムとの対人戦。丸腰のウサ耳少女を4人がかりということで特にクリスは最初は反対したが、ジークに煽られたのとその戦闘力の高さを目の当たりにして本気で戦っている。
「ちょっと………もしかしてこの工房内のメイド全員あれくらい強いとか言わないよね?」
「戦闘型はあんなもんだな。メイドの中でも名前をつけてるネームドはあれより遥かに強い」
上がいらっしゃったらしい。もうメイドだけで世界制服できそうな過剰戦力ね。
「そういえばタイプがあるんだったわね」
「おう。奉仕型と戦闘型、あとはガーベラやアスターみたいな専用型とコストをかけて作っていて名前も与えているネームドだな。
ネームドは専用型には劣るが統括機としてそれなりの装備を与えてるからあの八星魔将とかいうのともいい勝負できるんじゃないか?」
そのいい勝負ができる、というのが八星魔将を差すのかメイドを差すのか気になるところだけどそれより続きのほうが気になるので今回は触れない。
「奉仕型と戦闘型って何が違うの?」
カガリが私と同じ疑問を口にするとジークが指を鳴らし、メイドを二人呼び出す。
「戦闘型は文字通り戦闘面を調整した個体。対する奉仕型は家事炊事、雑用など人の傍にいることが前提の個体だ。肌を触ってみれば分かると想うが奉仕型は限りなく人間に近い」
そういわれてメイドを触って見る。腕を触ると奉仕型は柔らかく、戦闘型は人形のような硬さがある。ほっぺをつついてみるとこれも同様。しかも奉仕型は体温があるようで、本当に人間に近いのだと実感する。
「人の傍で作業をするからそのほうが怪我しなくていい。だからそういうわけ方をしてる」
「なるほど。因みにガーベラさんはどっち寄り?」
カガリが再度質問。確かにそれは気になる。お茶をすすりながら思い返すと、あの戦闘力は奉仕型にというには無理がある気がする。となると戦闘型だと思うけど―――
「奉仕型です。女性の肉体を99%再現しているため夜のご奉仕を含めあらゆる御要望にお応えできます」
本人の回答にカガリと揃ってお茶を吹き出した。夜のご奉仕って………ガーベラさんにそんなことまでさせているのかこの男は。
「因みにこれは私の要望にジーク様が応えてくださった結果です。最高傑作だそうです」
しかもガーベラさんからだったとは。あの一幕をを見る限りゾッコンなのはよく分かっていたつもりだけど、聖霊を虜にする魔王とは一体。
「もう!こんのぉ!ばかぁ!」
「くっ!負けるかぁ!!」
そんなやり取りをしている間も勇者チームは奮闘していた。




