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最強魔王の躾け方!  作者: ー零ー
第8章 -それぞれの戦場-
159/1017

8-17

※ジーク視点

「この度のジーク殿のご助力感謝します。お陰で誰も失うことなく退けることができました」


「どういたしまして。これは貸しにしておこう」


「はは………お手柔らかに頼みますよ」


優男メガネの男、この国の宰相であるモーレスと握手。


現在は王城内の司令室で今回の被害、原因の究明などを行っている。俺は見てるだけだが。


「因みに、今回の一件についてジーク殿は何か原因がお分かりになりますかね?」


「分からん。もしかしてって思うことはあるが確証がないから口にする気はないし」


正直アズガルム帝国での目的はもう達したといっていい。これ以上関わりたくはない。さっきから似たような質問やアドバイスを求められたりはしているが全部こんな感じで返している。


『ジーク様、迷宮攻略完了しました。もうすぐそちらに戻ります』


お、きたか。じゃあさっさと回収してアルフィア王国に戻ろう。もしノワールの言っていたことがガチならその勇者の相手は俺がしないとまずい可能性もある。転移魔法陣はあまり多く作れないし、車ならすぐに着く。


「迷宮組が帰ってくるみたいだから失礼する。アリアも無事だってさ」


伝えてやるとギニアスはさっきまで難しい顔していたのに急に頬を緩ませて、そうか、まぁアイツなら問題ねぇさと返してきた。放任しているようで、やっぱり親ってのはこういうもんだったりするんだろうか。………親、ねぇ。どうも踏み切れないんだよな。


―――そしてギニアスとヘクターを連れて迷宮の入り口へ。数分待っていると魔法陣が輝き、5人が戻ってきた。


「よしお前らお疲れ。色々と話もあるがちょいと急ぎの用がある。急いでアルフィア王国に戻るぞ」


「それって、何かあったの?」


「裏を取っている最中ではあるが面倒なやつがちょっかい出してくる可能性がある。それの備えもしたい」


そういうとしぶしぶ了承といった感じではあるもののアリアを除く3人は納得してくれた。残るアリアだが―――


「事情があっては仕方ありません。その代わり、終わったらまた会いにきてくださいませ」


「あぁ、勿論だとも」


「ふふ、言質とりましたからね?」


してやったりと言わんばかりの笑顔だが元よりアリアはいい意味で利用できる。何より約束は守るさ。ガーベラから逐一きた報告だと武器を作って与えてもいいだけの働きをしている。才能もそうだが、随分努力したんだろう。


「じゃあ戻るか。忘れ物はないな?」


「子供じゃないんだから………」


「ジーク様、お時間です」


「おう」


俺達はアズガルム帝国を出て少し歩いてから隠蔽の魔法をかけつつ車を召喚。急いでアルフィア王国を目指した――――――

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