ほどいたら
クリスマスの飾り付けが、
あちこちで始まった。
去年見ていた、駅の大きなツリーは、
今年も高くそびえていた。
プレゼントを考える楽しみや、
料理を決める嬉しさが、、
そんなツリーにぶら下がるようで、
人々は、笑って見上げていた。
毎年のことなのに、
何故か、特別なクリスマスに見える。
まっすぐに伸びてゆく、
時間の紐が、今年はリボンで、
結ばれているみたいだ。
解いたら、素敵な日々が、
訪れるような気がしてきた。
クリスマスの飾り付けが、
あちこちに灯ってゆく。
外国の風習だとは思ってこなかった。
遠い出来事だとは思ってこなかった
それは、どこかの国にいる、あなたに、
届けたい、ぼくの心の灯だった。