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第3話 金魚ヒーロー シロハーマの思い出
頑張る
ワイは昔この町である少女に出会った。
アレははじまりの町の勇者の荷物持ちで港町シロハーマに来た時の話だ。
「てめぇ、こんな事してタダで済むと思うなよ。」
「汚らわしい、私の前から消えなさい!!」
「なんだとぉ!! 捕まえて売ってやる!!」
悪がらみするおっさんと少女が町の裏手側言い争ってた。
俺はとりあえず石を投げておっさんを脳しんとうさせた。
少女はフンと言ってその場を去ろうとした。
「おい、お礼位言ったらどうだ?」
「お前も私に逆らうのか? 私は早く行きたいのだ!」
連れてってやった所が祭りの屋台。
俺は金魚のお面を買い、少女は金魚を救った。
その後別れた少女が風の噂でどこかの王女であると聞いた。
ああ、そんな事もあったなあ。
「おい、お前、早くカフェ教えろ!! お腹すいたのよ。」
「ハイハイ。」
また、あの時の少女に出会うなんてな。ワイ、ラッキー。
あの時の荷物係のサボりはまだバレてない。ワイ有能なんや。
頑張りました