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極楽村と地獄村

作者: はやまなつお

昔々、人口千人ほどの村が2つあった。

間を小さい山と川に遮られて1本の道が通じていた。


一方は村長が善人。皆を公平に善意で治めた。


もう一方の村長は悪人。暴力で押さえつけた。


それまでは同じ程度の村だったが、村長の性格と運営方針によって

良い村と悪い村の差が広がっていった。


外見的には農業地でどちらも変わらない。


極楽村は基本的には人に親切に接する、のんびり楽しく、住みやすくて発展していった。



地獄村はギャングの巣。他人を見たら攻撃、嫌がらせ、汚い叫び声、やられたらやり返す、

そうでないと集中攻撃されてイジメの標的にされるので喧嘩、争い、殺人が絶えない。


弱い者いじめする相手を常に探す狂犬、気が狂った猿レベル。

ニタニタして他人を脅して心の底から楽しめる鬼の集団。


20年過ぎると、狼に育てられた子供が狼の行動しか取れなくなるように

チンピラの習慣・行動パターンを地獄村全員が取るようになった。


地獄村の住人は、基本的に悪人ばかりになり、極楽村の人間とは会話ができない。


村の間に柵が作られて交流は、なくなった。



まともなものは逃げ出して人口は減る一方。

複数のギャングが仲間を呼び入れてきて戦いが激化、負の循環。


戦いに勝利した1グループの強盗団が村を支配した。

その時の地獄村の人口は200人で全員がその強盗団の構成員。

まともな農民・住人は、いなくなったので取るものが、なくなった。



そして極楽村を獲物として狙った。人口1500人。

危険性は知られていたので極楽村は自衛のための武装を整えていた。


極楽村の村長の娘を誘拐、身代金を要求。


自警団の主力が囮になり、敵の目を引きつけている隙に、裏から少数の決死隊が潜入、

人質を救出と同時に、主力が突入、地獄村の強盗団を皆殺しにした。


悪人は改心はありえない。

洗脳されてチンピラの行動しか取れないものは死ぬまで攻撃をやめないので、

殺して地獄に返すしか対処法がない。


強盗側は他人と協力することができずに一匹狼の集団だったのに対して

極楽村はチームワークを発揮できた。



結局、地獄村は全滅した。


村長と政治を行うものは、他人から尊敬される人格を持たねばならない、と

極楽村ではルールが決められた。


手本はグリム童話。

そしてミャンマーの記事。


ミャンマーでは軍がクーデターで支配。市民を銃で虐殺。

暴力団が国を占領した状態。


対岸の火事だが。

三島由紀夫のクーデターが成功していたらこうなっていた?


日本はアメリカに基地で押さえられてる。

日米安保条約で米軍の駐留を認めるって政治家全部がアメリカの飼い犬。

「ヤンキー・ゴー・ホーム!出て行け」と誰も言わないのはなぜ?


日常でもイジメがどこでも普通。悪人・異常者が野放し。

もうちょっとどうにかならないものか?



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