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 くすん。くすん。

 男の子は泣いて、泣いて、ある時ふっと泣き止みました。

 手にしたきらきらのお星さまを見つめて、そっと空へかかげてみました。


 きら。きら。きら。


 お星さまは空から男の子を照らします。

 男の子はうれしくなって、神さまがくれたお星さまを、ひとつ、ひとつと空へかかげていきました。

 やがて気が付くとたくさんのお星さまがきら。きら。きら。と空で輝いていたのです。


 男の子はもう、さみしくなんてありませんでした。



――おしまい

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