ソウ太達、大きな建物に住む
今日もありがとうございます
ゴルド達8人は目の前にある建物の大きさとその建物の周りの更地の広さにも驚いた。
ソウ太に促されて建物に入り、建物内の広さにも驚いた。
ソウ太はとりあえず、みんなに二階の寝室に案内して部屋を決めてから、他の部屋の案内をした。
ゴルド)「ソウ太…苦労しただろう…人間の生活は理解できないが、これだけの土地、建物は簡単には手に入らない事くらいは俺でもわかる。」
ソウ太はゴルドにここであった出来事を話して理解してもらった。
ソウ太は1人建物の外に出て、とりあえず、広大な更地に協力な結界の魔法を作り、建物の目の前に観賞用の植物園を自然の魔法と時空間の魔法で作りあげて、その他の場所に畑、小麦、米などを育てて収穫して、護衛・栽培・収穫に人間に似せたゴーレムを6体を土の魔法と生命の魔法で作りだした。
その後、ソウ太は建物内の台所にも料理専属のゴーレムを4体、台所にスペースルームを5部屋、用意してその場所で鶏・ウサギ・鹿・猪・牛の家畜をするために飼育要員に10体のゴーレムを用意した。
手の空いたソウ太はミュウとシルフィの二人とセンニチ町で観光をしようと声をかけると二人は喜んだが、女性服が見た目良くなかったので、まずは服を探しに行く事にした。
センニチ町の衣服は入口にカラフルな服装から質素な服装に豪華なドレスなど、いろいろと並んでいた。
ミュウとシルフィの二人がお店の中に入り、あれこれと選んで1着づつ着こなしてはソウ太に確認して、ソウ太の反応が良い服装をミュウとシルフィの二人は選んでいた。
ソウ太の反応が良かった服装は黒色のレース・フリルに胸元に大きなリボンが飾られた華美な洋服にフワッと膨らんだスカートだった。
髪にも大きなリボンで飾り、靴は厚底で小さなリボンのついた可愛らしい感じであった。
ミュウは黒色、シルフィは赤色を選んで、その場で着替えていた。
ミュウとシルフィの二人はその後もいろいろな女性服を物色して、ソウ太は二人が気にいった服装を全て購入した。
ソウ太達は衣服店の近くにあった喫茶店で休憩をして、クッキーや甘いパンや果物などを食べながら、香りの良い紅茶を飲み、ミュウとシルフィの二人は人間の食べ物を気にいったようだったのでソウ太はクッキーと甘いパンと紅茶の葉を大量に購入してお店の店員に驚かれた。
ソウ太はアイテムボックスに購入した品物を入れて、3人でゆっくりと歩いていると、ソウ太達の側に1台の馬車が止まり、豪華な服装を着た少しふくよかな男性が馬車の中から降りて来て、ミュウとシルフィの二人に近寄り、手に触れようとしたがソウ太が遮った。
男性)「退いてもらえないかね?邪魔なんだよ!この平民風情が!」
ソウ太)「すいません。オラの大切なお嫁さん達なので許してもらえませんか?」
すると馬車の周りにいた男性達がソウ太の腕を掴み、何処かに連れだそうとしたが、ソウ太はその男性達に睡眠の魔法を使い眠らせると男性達がその場で意識を失い倒れてしまい、残った男性はソウ太を睨み付けてその場から去っていった。
その後もミュウとシルフィの体に触れようとする男性が次々と現れてソウ太はその男性達を睡眠の魔法で眠らせていた。
ミュウ)「人間って…目障りね…消そうかしら?」
シルフィ)「まったくだっちゃ!!…死んでもらうっちゃ!!」
二人揃ってイライラとして怒っていたがソウ太が二人を宥めていた。
そこに先ほどの豪華な服装を着た男性と10人の兵士達がソウ太を囲んだ。
男性)「この男だ!!さっさと捕まえてくれ!!」
兵士達がソウ太の体を捕まえようとしたがソウ太は睡眠の魔法を兵士達に使って眠らせた。
ソウ太自身もウンザリしてきたのでセルロースにもらった白いカードを男性に見せると男性は青白い顔をして逃げるようにその場から去っていった。
ミュウ)「今のは何?」
シルフィ)「ソウ太…実は…凄い人だっちゃ!?」
二人がソウ太の顔を見て驚いていたがソウ太は首をかしげていた。
シルフィが急にソウ太に冒険者ギルドに登録すると言いだしたのでソウ太達は冒険者ギルドに向かった。
ソウ太達が冒険者ギルドに入ると受付の店員達が慌ただしく動き回っていた。
ソウ太達が受付に向かうとリンダがソウ太を見つけて話しかけてきた。
リンダ)「ソウ太さん!!お願いいたします!!助けてください!!」
ソウ太)「どうされたんですか?」
リンダ)「実は…ギルド長と副ギルド長の二人がマルクック城下町に行かれて…今、冒険者ギルドに責任者達が不在なんです!!なので、有力冒険者の方に協力をしていただけるとありがたいと…ですので、お願いいたします。」
ソウ太達はリンダにお願いされて別室に連れていかれた。
ソウ太達が別室に入ると試験官のエイダとその他に6人の男女の人達がいた。
リンダはソウ太達にも椅子に座るように勧めてきた。
そこでリンダからギルド内の状況の説明があった。
リンダ)「今日のお昼にギルド長のライオネットさんと副ギルド長のマリアさんの二人が私の所に来て、センニチ町から東に50キロ離れたマルクック城下町に行くと言って出て行かれてしまいました。…そこで、申し訳ありませんが、みな様に、このセンニチ町に何かあった場合にご協力をしていただくようにお願いいたします。後…自己紹介をしていただけるとソウ太さん達にもありがたいです。」
リンダが部屋にいる冒険者達に頭を下げた。
筋肉ムキムキの男性)「俺の名前はアポロンだ。後、隣の男は俺の腹心のポセイドンだ。リンダさんのお願いだから俺達は喜んで協力はするが…最後にこの部屋に入ってきたやつらは大丈夫なのか?」
化粧の濃い女性)「わたくしの名前はアマンダですわ!そして、隣にいる女性がわたくしの腹心のヘレナですわ。後…わたくしもアポロンさんに同感ですわ…そんなにヒョロヒョロな体で大丈夫ですの?」
いぶし銀なおじさん)「自分…ダイダロス、こっちの男性がヘラクレス、俺の腹心だ。自分…頼まれた依頼を完遂するだけですから」
ソウ太)「リンダさん、オラ…場違いな所に来てませんか?」
エイダ)「ソウ太さん、俺はあなたの実力をよく知っている。お三方も今は協力していただけないか?」
アポロン)「なんだよ!エイダ!お前…こんなヒョロチィのに負けたのか?そこのお前!!実力を知るために最近、倒した魔物は何だ?」
ソウ太)「オラ、サンドウォームを一体だけです。ワイバーンはミュウが一撃で倒しました。」
アポロン)「なんだよ…それだけかよ!!」
アマンダ)「あら!!あなた!!ワイバーンを一撃で倒せるの?ぜひ!!ウチにいらっしゃいな!!そんなヒョロヒョロの男より絶対に良いわよ!!」
ダイダロス)「まだ若い、依頼を軽くみている。良くない」
そこでミュウとシルフィの二人に我慢の限界がきて、顔のこめかみをヒクつかせて、自身の拳を強く握りしめて体を震わせていた。
ソウ太は時空間魔法でテレパシーを使い、ミュウとシルフィの心に話しかけた。
ソウ太)[ミュウ、シルフィ、二人はオラ達の家に戻られますか?おそらく、ここにいてもイライラする事ばかりでお辛いと思いますので…]
ミュウ)[何故ソウ太はそこまで言われて笑っていられるの!!]
シルフィ)[ミュウの言う通りだっちゃ!!コイツらシバくっちゃ!!ウチらのソウ太をバカにしすぎだっちゃ!!]
ソウ太)[ミュウ、シルフィ、お願いだからここはオラに任せて二人は家に戻ってほしいです。ダメでしょうか?]
ソウ太はミュウとシルフィの顔を悲痛な顔で見てお願いした。
するとミュウとシルフィの二人が椅子から立ち上がり、部屋から出ていった。
ソウ太)「すいません。二人は気分が悪くなったようなので自分の家に戻りました。」
ソウ太がそう言うとアポロンとアマンダの二人が更にソウ太を責めるように文句を言いだした。
ミュウとシルフィの二人が冒険者ギルドの受付前に現れるとその場にいた男性の冒険者達50人が一斉に近寄ってきた。
シルフィとミュウの二人は殺気を出して男どもを気絶させて、冒険者ギルドを出ていった。
その時、アポロン達6人は異常な殺気を感じとり、体を震わせた。
リンダとエイダの二人は気がつかずに、話を続けようとしたがアポロン達6人の様子がおかしくなったので、ここまでにしようとなり、みんながその場から解散した。
ソウ太は急いでギルドの入口に来て、意識を失った人達に回復魔法を使い、目を覚まさせてソウ太は急いで自分の家に戻った。
ソウ太が家に戻ると案の定、ミュウとシルフィの二人が怒りを晴らすために部屋の壁を殴り、壁に穴を空けていた。
ソウ太は二人に近寄り、二人の拳に触れて回復魔法を使って謝った。
ソウ太)「すいません。オラが不甲斐ないばかりにミュウとシルフィの二人に不愉快な思いをさせて申し訳ありません」
すると二人はソウ太の顔を見て、いきなり泣き出し、抱きついた。
ミュウ)「ソウ太…何故そこまで言われて我慢をしているの?」
シルフィ)「ソウ太…ウチらあなたの気持ちがわからない…」
ソウ太は二人を抱きしめて、「ごめんね」と何度も謝り続けた。
その日の夜…
ミュウとシルフィに声をかけて手に触れようとした男性は自分の親に今日の出来事を話していた。
男性)「親父、聞いてくれよ!!俺が最初に声をかけた女性に、後からきて俺の邪魔をしてきたんだよ!!しかも、兵士達にトリックをして兵士達の意識を失くしてソイツは颯爽と俺の女性をさらっていきやがった!!」
男性の父親)「ミーティア!!それは本当か!!ソイツの名前はわかっているのか?」
ミーティア)「ソウ太だよ!!親父…俺…悔しいよ!!」
ミーティアの父親)「ミーティア!!ワシに任せておけ!!ハイン!!ハインはおるか!!」
ハイン)「旦那様、お呼びでしょうか?」
ミーティアの父親)「アポロンを呼んでくれ!!」
その後、アポロンはミーティアの父親であるハーティストに呼び出されて、ハーティストの目の前に現れた。
アポロン)「俺を呼び出すとは、穏やかじゃないな…依頼は?」
ハーティスト)「ソウ太とかいう者を始末して、ソヤツと一緒にいる女性をここに連れてきてほしい」
アポロンはニヤリと笑い、その場から姿を消した…
次回…15時頃に投稿しようと思っています。
内容がかなりよろしくないかもしれません。
食事をしながら読まれる方は、見ない方がよろしいかと思います。




