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オラの嫁  作者: う丸
第2章 魔国キングシャドゥ
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ソウ太捕らえられる

今日もありがとうございます

評価ポイントもたくさんしていただいて本当にありがとうございます

ブックマークも登録していただきありがとうございます


本日は短いお話ですが…申し訳ありません

コウハイは慌ててゾルトの護衛兵のもとに走り寄った。

コウハイ)「はぁ…はぁ…はぁ…すまない、ゾルト様達が竜に喰われて…しまい…お亡くなりになった…敵は…スイカを洗脳していたようでいきなり、ゾルト様のいた部屋にスイカが竜人化した8人の人物を招き入れて…僕がゾルト様達がいたお部屋に駆け付けるとソイツ達がゾルト様、カエン、フウシ、カワラケを喰らっておった…」

兵士)「コウハイさん!!それでその8人の人物達とスイカはどちらに?」

兵士達にもコウハイが必死に伝えてきた内容に驚き、慌ててコウハイに寄ってきた。

コウハイ)「実は…先日、ゾルト様とスイカ、フウシ、カワラケとともにセンニチ町に行ったんだ…そこでゾルト様はソウ太と言う人物に会っていた…ソウ太はセンニチ町のど真ん中に自宅を持っておった…その場所でゾルト様とソウ太が話し合いをしたのだが…そこに、竜人化した人達が8人現れた…8人の竜人達はソウ太になついていたから…おそらくソウ太が竜人達を洗脳している可能性がある…そこでのスイカの様子が少しおかしかったので…その時にはソウ太に洗脳されていた可能性がある…ゾルト様とソウ太の話し合いが終わり、僕達全員は魔国キングシャドゥに帰って来て、翌日…つい先ほど…8人の竜人達がいきなり現れて、ゾルト達が喰われた…その後…竜人達はスイカと一緒に部屋から出ていった…」

兵士)「わかりましたコウハイさん!!すぐに我々は護衛兵を全員集めてセンニチ町に向かいます。」

兵士達はコウハイにそう言うとその場から走り去っていった。

コウハイは走り行く兵士達を見てニヤリと笑った。


3日後、逃走していたスイカはメガロ森林まで来ていた。

センニチ町まで[あと少しだ]と思ったスイカはメガロ森林の中で意識を失った。


ソウ太達3人は寝室内にいた。

シルフィ)「ソウ太、何をしてるっちゃ?」

シルフィはソウ太に寄り添い甘えるようにしなだれかかっていた。

ソウ太はアイテムボックスから金塊を取り出していくつもの腕輪を作り出し魔法を付加していた。

ソウ太はシルフィの腕に金の腕輪をはめて性能を見て頷いていた。

ソウ太)「シルフィ…これからずっとこの腕輪をはめてほしい」

シルフィは腕輪を眺めて嬉しそうにしていた。

シルフィ)「ソウ太…これは?」

シルフィが腕輪に触れてある機能に気が付いた。

ソウ太)「これは大切なお守りだよ。だからこの先、その腕輪は手放(てばな)しないで…オラ、ゾルト様と別れてから何処か引っ掛かって不安なんよね…だから…お願い」

ソウ太はシルフィを抱き寄せて口付けをした。

シルフィはソウ太の顔をうっとりとして見て頷いた。

ソウ太はシルフィの手を取り立ち上がり部屋から出ていった。

ソウ太)「これからゴルド達全員にもこの腕輪を渡しに行こうと思うけれどシルフィもオラについて来てもらえる?」

シルフィはソウ太の腕を絡ませて頷いた。


ソウ太とシルフィがゴルド達に金の腕輪を手渡して回っていた。

ソウ太)「お義父さん、この腕輪には遠く離れた場所でもオラ達全員が会話できるようにマジックアイテムにしてあります。」

ゴルド)「それは便利だな!!さすが俺の自慢の息子だ!!」

ゴルドはソウ太の背中を叩き喜んでいた。

ゴルド)「ミュウの姿が見えないけれど…ソウ太何かをしたのか?」

ソウ太はゴルドの顔を見て寂しく笑った。

シルフィ)「ミュウは疲れたから自身の寝室で休んでいるっちゃ」

ゴルド)「大丈夫なのか?」

シルフィ)「大丈夫だっちゃ。また後で」

シルフィがゴルドにそう言うと元気の無いソウ太を抱き寄せたシルフィがゴルドから離れていった。

その後、セシル、セーラ、ルーシー、カイン、サトルにも腕輪を手渡して腕輪の機能を説明していた。


ミュウの部屋の前にきたソウ太は躊躇していたのでシルフィが扉を叩いた。

すると部屋からミュウが現れてソウ太の顔を見ると物凄く警戒した。

ソウ太)「ミュウ…この腕輪をはめてほしいんだ…それじゃ…もう行くね…」

ソウ太はミュウに金の腕輪を手渡してミュウから離れていった。

シルフィはそんなソウ太を見て、目の前のミュウの腕を掴みミュウの寝室に入った。

シルフィ)「ミュウ…気持ちはよくわかるけれど…ソウ太が悲しそうにしているっちゃ」

ミュウ)「シルフィは何故、平気なの?あの後…私達3人はつい先ほどまでずっと睦事をしていたんだよ…私、初めは物凄く嬉しくて本当に良かったぁ…でも、休まず3日間ずっとは…」

シルフィ)「ミュウ…ウチらは夫婦だっちゃ。落ち着いたらソウ太に優しく…」

ミュウ)「シルフィ、私だってわかっているのよ。でも…」

シルフィはミュウの腕を取りソウ太が作った腕輪をはめて、慈しむようにほほえみ、ミュウの肩に触れてシルフィはミュウから離れてソウ太の後を追った。


シルフィがソウ太を探しているとソウ太は自宅から外に出て田畑の場所に反応があった。

シルフィがその場所に向かうと…なにやら様子がおかしかった。

ソウ太は鎧を着た魔族達に囲まれて腕を捕らえられていた。

シルフィが慌ててソウ太のもとに向かうと目の前にコウハイがいた。

コウハイ)「皆さん、(ぞく)が建物から出てきました。」

シルフィ)「お主…何をしてる?」

魔族達はシルフィから感じる雰囲気に警戒していた。

コウハイ)「実はゾルト様が殺されまして、ソウ太から犯人容疑がかかっているのですよ」

ソウ太)「シルフィ、とりあえず行って来るよ。大丈夫、オラが無実なのはシルフィがよく知っているよね」

ソウ太はシルフィの顔を見て優しく微笑み、魔族達に連れて行かれた。

シルフィはコウハイから感じる雰囲気に不安になり、祈るようにしてソウ太の後ろ姿を見ていた…


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