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オラの嫁  作者: う丸
第2章 魔国キングシャドゥ
16/31

ゾルト、ソウ太の自宅に来る

今日もありがとうございます

リンカ達とアマンダ達はリンカの寝室に集まっていた。

アマンダ達はリンカの寝泊まりする部屋に入り、女性達17人全員が入っているのに余裕のある広い部屋を見て驚いていた。

アマンダ)「リンカさん、あなた…ソウ太様の何なの?」

リンカ)「アマンダさん、驚くのも無理は無いと思うけれど、あたい達はセンニチ街にいたみなしごの子供達のお世話係よ」

リンカはアマンダ達を見て、苦笑していた。

ヘレナ)「リンカさん、さすがにそれは…お世話係にこの待遇は無いと思うのですが…」

ヘレナはリンカの顔を、ジト目で見ていた。

リンカ)「そう言われても実際にそうなのよ。あたい達全員とテンゲン達5人も同じ待遇よ。」

リンカは呆れながらため息をついていた。

アマンダ)「リンカさん…ソウ太様は立派なお生まれの方、もしくは何処かの御曹司なのでしょうか?」

ミュウ)「そんな訳無いでしょう」

リンカ達とアマンダ達の目の前にいきなりミュウとシルフィの姿を現し、その場にいた皆が驚きびっくりしていた。

シルフィ)「うちとミュウのソウ太が頑張った結果だっちゃ」

リンカ)「ミュウ様、シルフィ様、いきなり現れるので驚いてびっくりしてしまいました。」

ミュウはリンカに100万ギル手渡した。

ミュウ)「ソウ太から伝言です。明日は皆さん、お休みだそうです。子供達の面倒はソウ太が見るそうです。」

リンカ)「ミュウ様、このお金は?」

シルフィ)「ソウ太があなた達のお小遣いと言っていたっちゃ」

リンカ)「イヤイヤ!!受け取れませんよ!!あたい達、毎日、お給金をソウ太様からいただいていますのに」

リンカは慌ててミュウにもらったお金を返そうとした。

ミュウ)「もらっておけば?ソウ太、この間、たくさんのお金を手に入れて困っていたから」

アマンダ)「ミュウ様…いきなりで申し訳ありませんが、ソウ太様は、何をなさっておられるのでしょうか?」

アマンダにそう言われたミュウはシルフィの顔を見て、悩んでいた。

シルフィ)「ソウ太は別に何もしてないっちゃ。セルロースとか言うおじいさんからお金をもらっていたっちゃ」

アマンダ達)「セルロース様!?」

ヘレナ)「確かセルロース様はアルタイル城におられるフレック王の身内…それも…王族のお方…」

リンカ達もその事を知って驚きびっくりしていた。

ミュウ)「それでは、ソウ太の伝言を伝えたから私達は戻るわね。」

リンカ)「ミュウ様!!あたい達は…この先、ソウ太様にお仕えし続けていけるのでしょうか?」

ミュウ)「大丈夫よ。…でも、もし、ソウ太の寵愛(ちょうあい)を受けたいのなら…身持ちはしっかりとしておいた方が良いと思うけれど…」

リンカ達は慌ててミュウとシルフィの二人に近付いた。

リンカ)「ミュウ様!!シルフィ様!!あたい達はどうしてもソウ太様のモノになりたい…どうしたら良いでしょうか?」

フウコ)「フウコもソウ太様に大切にされたいです。フウコに魅力は無いですか?フウコはこの先、どうしたら?」

リグレット)「ミュウ様、シルフィ様、私もソウ太様にこの身を捧げたい。どうすれば良い?」

フィーナ)「私もぉ、皆さんと同じですぅ。ミュウ様ぁ、シルフィ様ぁ、お願いしますぅ、教えてください~」

マーガレット)「わたくしもソウ太様にこの身体を求めてほしいですわ。ミュウ様、シルフィ様、わたくし達はどうすればよろしくて?」

リンカ達は必死にミュウとシルフィの二人に頼み込んでいた。

ミュウ)「私達もソウ太からまだ求められていないけれど…それでも私達に頼むの?」

リンカ達全員はミュウの顔を見て頷き、ミュウはリンカ達の真剣な顔をした様子を見て、仕方なく言った。

ミュウ)「ソウ太は身持ちのカタイ女性を好むわ。覚悟があるなら来なさい。でも勘違いしないでね…私達があなた達に今からする事はソウ太意外の男に油断を見せない、ソウ太意外の男どもに襲われても返り討ちにする方法よ」

するとシルフィが部屋の壁に手を当てて新しく扉を作り出した。

アマンダ達全員がそれを見て、驚き騒ぎ始めた。

リンカ達5人は真剣な顔をして扉を開けて入っていった。

そこへアマンダ達12人もミュウとシルフィの二人にすがり付くようにお願いをしてきた。

アマンダ)「ミュウ様、シルフィ様、お願いします!!わたくし達にも…ソウ太様と…結ばれたいです!!」

ミュウ)「あなた達…ソウ太をバカにしていた事を忘れたの?」

シルフィ)「あんたらの頭は都合の良い事しか覚えていないっちゃ?」

アマンダとヘレナの二人はミュウとシルフィに土下座をして必死にお願いをした。

アマンダの仲間の女性達10人も同じようにミュウとシルフィに土下座して頭を下げていた。

ミュウ)「私達はあなた達に優しく接しられないけれども…覚悟があるなら、扉の奥の部屋に入りなさい。ただし!!本当に後悔するわよ…」

シルフィ)「うちらはアマンダ、ヘレナがソウ太に言った事を覚えているっちゃ。今なら戻れるっちゃ。この扉に入れば…おそらくお前らは後悔するっちゃ。それでも入るっちゃ?」

ミュウとシルフィの二人はアマンダ達全員を見てニヤリと笑っていた。

アマンダ達は顔を真っ青にして、覚悟を決めて扉の中に入っていった…


ソウ太はテンゲン達5人と会っていた。

ソウ太)「それじゃあ、明日の皆さんはお休みとさせていただきますのでゆっくりと休んで楽しんでくださいね」

そう言ったソウ太はテンゲンに100万ギルのお金を手渡した。

テンゲン)「ソウ太様、明日はお休みと言っていただけるのは物凄く感謝しますが…いきなり100万ギルを手渡されても…このお金は…いったい?」

ソウ太)「テンゲン達のお小遣いだよ。足りないかな?」

テンゲン)「受け取れませんよ!!毎日、お給金をソウ太様からいただいています。」

タバサム達4人も首を動かして否定をし、テンゲンの意見に頷いていた。

ソウ太)「実は…オラ、お金が余ってしまって使う機会が無いんですよ。」

そう言ったソウ太がテンゲン達を見てただ笑っていた。

テンゲン)「ソウ太様は、欲望が無いのでしょうか?」

ソウ太)「欲望…オラ、今は物凄く幸せだから、ほしいモノは無いんですよ。」

テンゲン達はソウ太の笑顔を見て、ため息をつきソウ太から100万ギルを受け取った。

ソウ太はその後、子供達の部屋に向かった。

ソウ太が部屋に入ると子供達10人はソウ太に近寄って来た。

ナユキ)「ソウにぃたん、今日はどうしたの?」

ソウ太)「ナユキちゃん、明日はみんなで一緒に山の上でご飯を食べないかな?って思ってオラみんなを誘いに来ました」

センゴク)「テンゲンも一緒?」

子供達全員がその言葉に怯えて、ソウ太の顔を見た。

ソウ太)「みんなはテンゲンさんが嫌いなのかな?」

そう言われた子供達は全員頷いた。

ソウ太)「出来たら、テンゲンさんの事は許してあげてほしいなぁ。今すぐでは無くて良いよ。少しずつで良いからテンゲンさんと一緒に遊んでほしいなぁ」

そう言われた子供達は悩みだした。

ソウ太)「明日はオラとカカシとヒュウガくん、タケルくん、ユウジくん、センゴクくん、タクヤくん、アオイさん、オウカさん、ナユキさん、ヒナタさん、サヤカさんのみんなで山に行くよ」

それを聞いた子供達は喜び、ソウ太の周りをぐるぐると走り回っていた。

ソウ太)「では、明日、オラとカカシがここに迎えに来るので、明日は大人しくこの部屋で待っていてね。」

そう言われた子供達は「は~い」と元気良く返事をして、ソウ太は微笑みながら子供達の部屋から出ていった。


翌日、ソウ太はカカシ10人と一緒に子供達の部屋に向かった。

ソウ太達が部屋の中に入ると子供達ははしゃぎ周り喜んでいた。

ソウ太は子供達の目の前に瞬間移動の入口を作り出し、カカシ達が先に入って行き、その後に子供達が入り、最後にソウ太が入った。

ソウ太は瞬間移動を作り出す時に、ミュウと出会った山を思い浮かべて作り出したのでそこはウシオ山だった。


子供達はあちらこちらと走り回り、ふとソウ太がタンポポに気がつきタンポポを引き抜き、茎の部分だけにして片方を噛み潰して吹くと[プー]と音がなった。

子供達はソウ太に集まり、ソウ太の手にする音のする物を見て、子供達皆がソウ太に催促してソウ太は子供達1人づつに茎を噛み潰して手渡し、子供達は一生懸命に茎を吹き[プー][ピー]と音を出して遊んでいた。

次にソウ太は山の上から「ヤッホー!!」と叫ぶと山彦(やまびこ)が反響して響き渡り、子供達もソウ太の真似をして「ヤッホー!!」「おーい!!」など叫び楽しんでいた。

そこでソウ太は大きな風呂敷を広げて、アイテムボックスからカカシが作った料理を取り出し、子供達と一緒にお昼ご飯を食べる準備をした。

ヒュウガはヒナタと一緒に食べているとセンゴクが(はや)したて、ヒュウガとヒナタの二人は顔を真っ赤にしてサヤカとオウカの二人がセンゴクを注意して、タケルとタクヤの二人がアオイの食べている料理を横取りしてアオイがタケルとタクヤの二人を怒り、ナユキがユウジの世話をしていた。

ソウ太はそんな子供達の様子を暖かい眼差しで見つめていた。


食事が終わり、女の子達はお花畑で花冠を作り、男の子達は木の枝を拾い振り回して、木の枝に当たったユウジが泣き出してソウ太がユウジを抱き寄せて撫でて、ユウジに当てたタクヤはユウジに謝り、ヒュウガとタケルの二人は木によじ登り、オウカとサヤカの二人は花首飾りを作り、お互いに交換していた。


一方、ソウ太が住んでいる自宅にてゾルト達が訪ねて来ていた。

シルフィ)「よくわかったな?」

ゾルト)「お主の気配が無くとも、ワシには魔力感知能力があるからわかるんじゃよ」

シルフィ)「さよかぁ~」

シルフィはゾルトとスイカ、フウシ、カワラケ、コウハイを家の中に招き入れた。


ゾルト達がシルフィの案内で食堂に通されるとゴルド達7人が待ち構えていた。

シルフィはゾルト達に椅子に座るように勧めるとゾルト達はゴルド達と向かい合うように座った。

そこでシルフィはゾルトと向き合い質問をするのだった。


申し訳ありません

明後日の9日の木曜日は投稿が難しくお休みとさせていただきます

本当に申し訳ありません

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