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オラの嫁  作者: う丸
第2章 魔国キングシャドゥ
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ソウ太達の日常

今日もありがとうございます

魔国キングシャドゥにて、コウハイは魔王ゾルトの前で(ひざまず)いていた。

コウハイ)「ご報告します。カエンの気配が先ほど消滅しました。おそらく…死亡した可能性があります。」

寝ていたゾルトはゆっくりと(まぶた)を開けてコウハイを見た。

ゾルト)「そうか…ならば、カエン以上の実力者がいるという事か…もしかしたら、其奴(そやつ)はドラゴンを食らった可能性もあるかもしれんな…ここはこれ以上調べると危険か?しかし…他の四天王が大人しくするはずが無いか…」

コウハイ)「ゾルト様はどちらがよろしいでしょうか?もし、カエンの(かたき)を取れとおっしゃるなら我が軍はソイツの死体をゾルト様の前に連れてきますが…」

ゾルトは目を閉じて悩んでいたが急に目を開けた。

ゾルト)「コウハイ…四天王全員をセンニチ町に向かわせ、カエンを殺したヤツを探しだし始末しろ。後、センニチ町で竜の反応があった原因を調べろ。」

コウハイはゾルトの前から静かに退席した。

ゾルト)「カエン…すまない…」

ゾルトは静かに涙を流していた。


コウハイは直ぐにスイカ、フウシ、カワラケの前にいた。

コウハイ)「カエンが死んだ…ゾルト様はカエンを殺したヤツを始末して連れてこいと言われた。後、センニチ町にあった竜の反応を調べろとも言われた。よろしく頼む」

スイカ)「カエン…そうですか…わかりました。直ぐに行きます。」

フウシ)「あ~しは…スイカ、そう睨むなよ。わ~ったから、あ~しも向かいます。しかし…カエンがね…今回はキツいかな」

カワラケ)「僕も今回は頑張るね。それじゃあ、行きますか」

その時、1人の魔族が姿を現した。

灰色の魔族)「アッシもついて行っても良いスか?…」

コウハイ)「カギャクか…別に良いが…今回は、カエンの敵討ちだぞ。大丈夫か?お前は…人間の女性が目的だろう?」

カギャク)「コウハイ様、アッシの目的はそうですが、人間の男どもは全て始末しやス。おまかせくださいっス。」

スイカ、フウシ、カワラケの3人の姿はそこにはなかったが、カギャクと呆れたコウハイの二人が向き合っていた。

コウハイ)「とりあえず、四天王全員の邪魔だけはするなよ。」

そう言われたカギャクはニヤリと口元を(ゆが)めて姿を消した。

コウハイはカギャクの様子を見て、首を左右に動かしていた。


翌朝、ソウ太は朝の日課にしていたセンニチ町に魔法を使ってゴミ1つ無い綺麗な町にしていた。

そこにテンゲンとリンカの二人がソウ太の所に近寄ってきた。

ソウ太)「二人は買い物ですか?」

テンゲン)「ソウ太様、私は子供達のご機嫌を取るためにお菓子を購入しようかと…昨日の事がありまして、私の所には近寄りません。」

リンカ)「ソウ太様!!あたい達はデートではありませんから!!あたいはソウ太様一途です!!」

困り果てたテンゲンと慌てたリンカがソウ太の顔を見ていた。

ソウ太)「テンゲンさん、お菓子も良いですが、ここは人形のようなぬいぐるみが良いと思いますよ。」

テンゲン)「ソウ太様!!ありがとうございます!!直ぐにぬいぐるみを購入して参ります。」

テンゲンはその場から走っていってしまった。

そこにニヤリと笑うリンカがソウ太の体に触れようと寄り添ったが、その時、いつの間にか現れたミュウとシルフィの二人がソウ太の体を包むようにソウ太の腕を自身の腕で(から)めた。

リンカ)「ミュウ様、シルフィ様、それは無いですぅ~あたいにもソウ太様の体の温もりを~」

リンカは涙を流して悔しそうにして、ミュウとシルフィの二人はそんなリンカを見て笑っていた。

ミュウ)「リンカさん、ソウ太は私達の旦那様なの!!」

シルフィ)「そうだっちゃ!!ウチらの旦那だっちゃ!!」

リンカ)「ミュウ様!!シルフィ様!!いつも一緒におられるのですから、ほんの少しくらいあたいにもチャンスをください!!」

リンカはその場で地団駄を踏んでいた。

ミュウとシルフィの二人はリンカの顔を見て悩み、お互いの顔を見て頷きあった。

ミュウ)「ソウ太、私達、リンカと大事なお話があるのですが良いですか?」

シルフィ)「ソウ太!!ウチらリンカに用があるっちゃ!!」

ソウ太)「別に良いよ。オラは生産者ギルドに用があるから行って来るね。」

ソウ太はミュウとシルフィの顔を見て笑って、その場から離れていった。

リンカ)「へっ!?」

ミュウとシルフィの二人にそう言われたリンカはその場でカタマっていた。

ミュウ)「リンカ!!実はあなたに相談があるの!!」

シルフィ)「そうだっちゃ!!聞きたい事があるだっちゃ!!」

そう言われたリンカはミュウとシルフィの二人の鬼気迫る表情に緊張して体を震わせていた。

ミュウ)「実は…ソウ太と子作りをしたいのだけど…ソウ太はいつまでたっても私達にそういう事をしてこないのよ。」

シルフィ)「そうだっちゃ!!ここはウチらからソウ太に迫った方が良いだっちゃ?」

リンカ)「あの~お二人は…まだソウ太様となさって無いのでしょうか?」

シルフィ)「そうだっちゃ!!ウチら悩んでいるっちゃ!!リンカ!!教えるっちゃ!!人間の男はどうしたらしてくれるっちゃ!!」

ミュウ)「リンカ、お願い!!教えてもらえる?」

リンカは二人の様子を見て笑い出した。

リンカ)「いきなり、申し訳ありません。…でも、まだお二人はソウ太様となさって無いなんて…あたいから見てもお二人は絶世の美女ですのに…そうですね…ソウ太様は、おそらく、怖いのかもしれません。その…そういう行為は女性にもありますが男性は物凄い快楽があるらしいです。その時、男性は快楽に溺れてケモノになって女性の体を求めるのです。だから…ソウ太様はケモノに変わってしまう事が怖いのかもしれません」

リンカは二人にそう言って説明した。

ミュウ)「私達は夫婦なのだから別に私達の体を求めても良いと思うのだけど…」

シルフィ)「そうだっちゃ!!ウチらは夫婦だっちゃ!!ウチら二人はソウ太になら体をいくらでも求めてもらっても良いっちゃ!!」

リンカ)「ミュウ様、シルフィ様、ソウ太様にとってお二人がそれだけ大切に思っておられるので、なかなか手を出さないのではないかと思います。」

ミュウとシルフィの二人は唸り出した。

リンカ)「そこにミュウ様とシルフィ様がソウ太様に迫るとびっくりして拒否をしてしまい、ソウ太様はお二人を拒否した事で悩み、お二人に距離をとるようになるかもしれません。なので…今はそっとしてソウ太様の気持ちの整理がつくのをお待ちいただく方がよろしいかと思います。…逆にソウ太様はお二人の事を愛していらしゃるから、そういうお方なのだと思っている方がよろしいかと思います。…しかし…もし…ソウ太様がお二人の体を求めた時は覚悟なさった方がよろしいと思いますよ。おそらくソウ太様は経験が無いご様子…激しくお二人のお身体を何度も求め、お二人が何度、果てたとしてもソウ太様はお二人に対して沸き上がる気持ち、沸き上がる思いを限界以上に求め続けるでしょうから…」

シルフィ)「リンカ…それでもウチらはソウ太に求めてほしい…」

リンカにそう言われたミュウとシルフィの二人は涙を流していた。

リンカは二人を抱きしめた。

リンカ)「ミュウ様!!シルフィ様!!お二人のお気持ちはあたいは痛いほどわかります。では…こういうのはどうでしょう…」

そこでリンカはミュウとシルフィの二人に助言したのだった…



ソウ太は冒険者ギルドの隣にあった生産者ギルドの中に入り、受付に向かった。

ソウ太)「すいません。登録をしたいのですが、よろしいでしょうか?」

受付の男性)「おや?珍しいですね。では、この用紙の必要事項にお兄さんの情報を書いてもらえますか?」

ソウ太は受付の男性から用紙を受け取り、その場で書き始めた。

ソウ太)「これで良いでしょうか?」

書き終えたソウ太は受付の男性に用紙を手渡した。

男性は用紙を受け取り確認をした。

男性)「ソウ太さんですね。はい。これで登録が完了しました。もしよろしければ、商品を作っておられる方々の作業を見学されますか?このギルド内の受付の隣の通路の奥に物作りの専門家がおられますので、くれぐれも邪魔の無いようにお願いします。」

そこでソウ太はギルドの通路の奥に向かった。

すると、あちらこちらでトンカチを熱した金属に打ち付ける音、薬草を細かく()(つぶ)している音、商品に手を()えて何やら(うな)り声を発している者などが各部屋に分かれて作業をしていた。

ソウ太は自分の大切な家族のためにマジックアイテムを作りたかったので目の前で唸り声を発している人に近寄った。

唸り声を発していた人は近付いたソウ太に気がつき、作業を止めて顔を上げてソウ太の顔を見た。

(ほこり)まみれの女性)「マジックアイテムに興味があるのですか?」

ソウ太は女性の顔を見て頷いた。

女性)「それでは、よく見ていて下さい。私は今、この品物に重さを軽くする魔法を付加しています。」

すると女性の手先が光だし、次に品物が光だした。

女性はソウ太に付加した品物を手渡した。

手渡された品物は羽の様に軽く、品物に息を吹きかけると飛ばされるのではないかと思ってしまう感じがした。

女性はソウ太が熱心に品物を見て驚いている姿を見て軽く笑った。

女性)「それではあなたも少しやってみますか?まずはこの品物に手を添えて魔法を付加するのですが…最初は難しいと思いますので、頭の中であなたはこの品物にこうなってほしいと思ってください。次に手のひらに魔力を集め、思い描いた魔法を品物に付け加えるように優しく魔力を品物に流して下さい。」

ソウ太は女性に言われた通りに品物に魔力を流すと品物が光だした。

ソウ太は品物を手に取り、自分の思い描いたアイテムボックスのイメージが品物に付加しているか、手持ちのクッキーを品物に近付けるとクッキーが消えた。

ソウ太は品物に触れて中身を確認すると、品物の中にクッキーが入っている事が感じられた。

ソウ太は女性に品物を手渡すと女性はワナワナと体を震わせてソウ太の両肩を掴んだ。

女性)「あなた、凄いじゃない!!これアイテムボックスよね。どのくらい入るのかわからないけれど…素晴らしいわ!!あっ!!言ってなかったわね。私、サーシャ。あなたの名前を教えてもらえる?」

ソウ太が名前をサーシャに教えるとサーシャの目がエモノを捕まえたケモノのように光った。

サーシャ)「ソウ太!!明日からこの部屋に来なさい!!私があなたを専門家以上のマジックアイテム作りのスペシャリストにしてあげるわよ!!」

ソウ太はサーシャから身の危険を感じ、その場から退席しようとすると、それよりも早くサーシャがソウ太の肩を捕まえた。

サーシャ)「そうよね…あなたにも少しは利点が無いとやる気が出ないわよね…わかったわ!!私の身体をあなたにあげるわよ!!こう見えて私、胸は無駄に大きいのよ!!良かったわね!!あなた!!私を好きにしても良いのよ!!このケ・ダ・モ・ノ」

サーシャはソウ太の目の前で上半身の服を脱ぎ捨て、ねずみ色の下着をめくり上げようとした。

ソウ太は慌ててアイテムボックスから大きいタオルを出してサーシャの身体をタオルで隠した。

サーシャ)「何?私臭い?もう1ヶ月はお風呂に入って無いから…でも安心して!!下の穴は入れるだけだし、私、今は(かわ)いているけど…大丈夫よ!!あなたを私が満足させてア・ゲ・ル!!良かったわね!!このケダモノ!!」

ソウ太はサーシャを見て思った…この人、人の話を聞かない人だと…


場所は変わり…テンゲンは子供達にいろんなぬいぐるみを購入して自宅に戻ってきた。

テンゲンは子供達に1人づつぬいぐるみを手渡した。

子供達は怯えるようにテンゲンからぬいぐるみを受け取り、テンゲンから距離をとるように離れていった。

テンゲンは子供達のとった行動に悲しくなりその場で膝を地面につけて静かに涙を流した。

するとヒュウガがテンゲンに近寄って来て「ありがと」小さく(つぶや)いた。

テンゲンはヒュウガを抱き寄せて号泣した。

ヒュウガ)「テンゲン、オヒゲ痛い!!」

テンゲン)「ヒュウガぁ~すまない~でもぉ~ありがとうぉ~」

テンゲンは嬉しくてえずきながら泣き続けてヒュウガはテンゲンの頭を優しく撫でていた。


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