表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
邪気眼少女の極唱魔法(エクスペル) ~異世界転生したらTSした上に厨二病を再発症する羽目になりました~  作者: 蒼魚二三
ナターシャ7歳編 -国と地方と農村と、邪気眼と中二病のヴィアンド-
219/263

218 ロリコンと処女厨共の場面集《ハイライト》

「――ヒヒィ、ようやく着いたでござる」


 ナターシャがベッドでスヤった頃、逃げる為に角を分離パージしたあのユニコーンは、偽蛇竜の丘から遠く離れた森深く、彼らの安住の地である、精霊の泉へと辿り着いていた。

 そこには、彼の他に何頭かのユニコーンが居て、当たり前のように人語で会話していた。


「貴様~~~~! またアルウラネ殿の前で角を射出したでござるな~~~~! だから浮気者だと馬鹿にされるのだ~~~~! この~~~~~~!」

「ぐぇぇーー! お慈悲をぉーー! 泉の女神の慈悲をぉぉーーーー!」


 彼らは容姿こそ至高の白馬だったが、とにかく口調がキモかった。

 特に、責められている方のユニコーンの身体が、次第にピンク色に変化していく様が最高にファンタジーでキモかった。


 角の無いユニコーンは、そんな彼らに近付きながらフランクに話し掛ける。


「レオンハルト殿、閃光のナイトフリート殿、おばんでござる!」

「む、このイケボは……白銀一閃ユニタス殿!?」

「おぉユニタス殿ではないか! 敬礼!」

「敬礼!」


 争っていたユニコーンは、白銀一閃ユニタス――という、匿名提示板のコテハンのような名前の角無しユニコーンに向かって嘶き、前足の蹄を見せた。それがユニコーン流の敬礼らしい。

 ユニタスも同調するように嘶いて、コミュニティの輪に入った。


 彼らは幾つかの日常会話を交わした後、ユニタスの角が無い事について言及する。


「――しかしユニタス殿、角は生やさないのでござるか?」

「そうでござる、レオンハルト殿の言う通りでござるよ。角が無いユニコーンなんて只の白馬ですぞ?」


 レオンハルトとナイトフリートが不思議そうに尋ねると、ユニタスはこう返した。


「あぁ、ブフゥッwwww理由を聞きたいでござるか?wwwwブフォwww実は――――


 ここから先は目が腐るので割愛するが、ようは『我らのアイドル、泉の乙女殿に匹敵する可愛い女の子と出会って、つい惚れてしまったので、戒めとして暫くは角断ちをすると決めた』との事らしい。

 レオンとナイトは、TO(トップオタ)のユニタスが浮気をしたと聞き、『これは絶対に許されない』と憤った。

 二人の責め苦を受けてピンク色に染まっていくユニタス。この絵面は誰が得するのだろうか。


 そんな彼らの様子を見かねて、どこからともなく現れた一人の少女が仲裁に入った。


「もう、ユニコーンさん? 喧嘩はめっ、ですよ?」


 青髪ツインテールで、容姿は12歳前後。

 服装は白いワンピース。清純派、といった印象を抱かせる少女だ。


 ユニコーン達は即座に喧嘩を止めて、少女の登場を喜んだ。


「「「泉の乙女たんキタ―――――――――――――――――――!!!!」」」


 更に、ジェット風船のように自身の角を射出した。

 角断ちをすると宣言していたユニタスも、いつもの癖のように新規で生やして射出していた。

 三本の角は空高くまで飛んだ後、青髪ツインテールの少女――泉の乙女が立っている水面へと着水した。


「あ、射角(しゃかく)ありがとうございまーす♪」


 乙女も乙女で、慣れた口調で感謝を述べる。

 彼女はユニコーン達を軽く窘めた後、泉の中へと戻っていった。


 彼らは乙女の登場に暫しデュフった後、ユニタスが出会ったという少女の話へと移る。


「――それでユニタス殿、どんな少女と出会ったのでござるか?」

「詳細求むでござる」

「オウフwwwそれをwwwwブヒュッwwww聞いてしまうでwwwござるかwwww仕方ないでござるなぁwww――――


 これ以上はカットするが、ユニタスはレオンとナイトに、ナターシャの容姿を事細かに教えた。

 二人はとても驚いて、そんな美少女が本当に存在するのか、と怪しんだが、ユニタスが言うのだから間違いない、と認識。

 拙者達も会いたいでござるなぁ、と言って、いつもの雑談へと戻った。



 日本では、ナターシャスレが荒れていた。



――――――――――――――――――――



911 名前:名無しのリスナー

何あの糞白馬


914 名前:名無しのリスナー

いやそこは潔く〇ねよ

起き上がってんじゃねぇよ


915 名前:名無しのリスナー

処女厨馬くんさぁ……


920 名前:名無しのリスナー

ロリコンイライラでワロタwww


923 名前:名無しのリスナー

何この、何?



939 名前:名無しのリスナー

馬が喋るとか


940 名前:名無しのリスナー

イケボ過ぎてムカつく


941 名前:名無しのリスナー

氏ね


947 名前:名無しのリスナー

ユニコーンに逃げられる幼女wwwww

まぁ攻撃したんだから当たり前だよな


951 名前:名無しのリスナー

処女厨は死なない

この世に処女が居る限りな!


953 名前:名無しのリスナー

>>951

そこは空気読んで氏ね処女厨


958 名前:名無しのリスナー

>>953

でもお前も処女厨じゃん


966 名前:名無しのリスナー

次スレ

https://〇ch――――



988 名前:名無しのリスナー

処女厨の角なんてばっちいから売って正解だわ


990 名前:名無しのリスナー

処女厨の角……?

もしや股の間にある


993 名前:名無しのリスナー

>>990

俺はお前を許さない


994 名前:名無しのリスナー

>>990

やめろ……やめて下さい……

ナターシャちゃんが穢れる……


998 名前:名無しのリスナー

>>993

>>994

おちつけユニコーンの角は〇チモツじゃない



1000 名前:名無しのリスナー

>>1000ならナターシャちゃんは処女


――――――――――――――――――――



 主に、かなり強そうな魔法(現代側の主観)を受けても、ノーダメっぽいユニコーンへの批判が集中していた。

 だがやはり、彼らは歴戦のリスナーで、匿名掲示板の住人。

 ユニコーンとかいう厄介処女厨への批判は現行のスレまでとして、次スレでは何事も無かったかのように良い点を上げ始めた。



――――――――――――――――――――


5 名前:名無しのリスナー

中二病患……シュトルムちゃんがブレないのすき


7 名前:名無しのリスナー

僕は中二病でダメージ受けてるっぽいナターシャちゃんの方がすきです


10 名前:名無しのリスナー

>>7

分かるw


14 名前:名無しのリスナー

ナターシャちゃんって賢いよな


16 名前:名無しのリスナー

>>14

それはない


17 名前:名無しのリスナー

>>14

それはない


18 名前:名無しのリスナー

>>14

それはない


20 名前:名無しのリスナー

>>16

>>17

>>18

お前らヒドスwwww


24 名前:名無しのリスナー

ナターシャちゃんのパジャマ配信が見てぇなぁ……



――――――――――――――――――――



(よし、落ち着いた。良かった……)


 スレが平常に戻ったのを見て、いつものニートは安堵する。

 今回は練度の高い住民だけだったので助かったが、外部の人間が流入してくるとそうはいかない。

 ナターシャが有名になるのは一介のファンとして喜ばしい事だが、新参は節操が無いので、思った事を何でもかんでも書き込み、スレの空気を悪くしてしまう。


 匿名掲示板が彼にとっての安住の地である以上、排他的な思考・行動になるのも当然だ。


(一応、スレがまとめられてないかも確認しておくか。唐突にまとめ民が流入してきたら対応に困る)


 彼はいつも通りにエゴサをして、ナターシャが炎上しないよう、周辺を注視する作業に戻るのであった。

大分雑に書きました。

次話は9月10日予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ユニコーン達、こんな残念臭くて面白い生き物でしたかwww
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ