登場人物・ふんわりした世界観設定まとめ ‐思い出すのが面倒になった人用- 12月7日更新
適当なまとめ。
人が増えるたびに今後も更新予定。
作者も厨二病患者ですのでご容赦下さい。
追伸:12月7日 更新。
主人公の住む異世界
何柱もの神の手により運営されている、ファンタジーやメルヘンな世界。超強い魔法も使えるし剣を極めた化物も居る。魔物もいるしドラゴンもいる。
果ては未だ知られておらず、この世界がどんな形をしているのかも分かっていない。
そして統一言語として日本語が利用されている。
神々がそれを決定した。表現方法が多いかららしい。ただ英語とかフランス語とかが面倒とかだったとかそんなんではない。
ただ使われる文字はミミズがのたくって絡まり合った草のような文字。
平仮名と漢字を死ぬほどかき混ぜた物をイメージしてくれると良いと思う。
決して異世界の神々が日本のラノベ文化にカルチャーショックを受けたからこう決まったとかそういう理由ではない。違うからな?
メタ的に言うなれば天動説が主流だった頃の中世ヨーロッパ辺りのイメージ。
でも古い時代には赤城恵が生きていた頃と同じ技術水準の文明があった設定。なので中世ヨーロッパには存在しない物が出たりする。
神の手により日本の文化が入り混じっていて、海外と違い名前が苗字・名前になっているなど独特。
特に衛生観念は一部の男性神が強力にテコ入れしたお陰で完全に日本の文化が染みついた。
だっていつかお風呂シーン作りたいじゃん?(欲望まみれ)
神はあくまでも世界に新たなる進化を促す為、魔法とスキルという力を人間に与えたのだ。
……まぁここまでつらつらと説明しましたが、ここは中世じゃなくて異世界だから仕方ねぇなと思いながら読み進めて下さい。
普通に考えて魔法を使える時点で現実じゃないし、中世ヨーロッパに拘る理由が無いのですから。
◇ 登場人物 ◇
‐ ユリスタシア家 ‐
ユリスタシア・ナターシャ
主人公。見た目は銀髪蒼眼の美少女。この文章執筆時点では7歳。
中身は赤城 恵という日本人の社畜リーマン。彼女いない歴年齢のスケベ。
赤城恵時代の設定は本文の後書き参照。(8 魔法創造について3行で纏めろ 前編へどうぞ)
文章編集(12月7日)時点でのスキルは、
剣術Lv0 魔法適正Lv3 会話術Lv1
神の加護(魔法)Lv3:Unique(LUK+10.)
熾天使の紋章:Unique(MP*100 LUK+5)
????:Passive
???の血筋Lv5:Unique
パッと見弱そうだが、MP(Ex)(内実は無限MP)と神の加護(魔法)の隠された効果によりえげつないほど強い。
転生時の脱糞絶叫が若干のトラウマ。
あれほど抵抗出来ないという恐怖と絶望と羞恥心は味わった事が無いという。
神の加護(魔法)というスキルを授かっている。真名は魔法創造(厨二)。厨二病がEx進化した物。
文字通りどんな魔法でも作れるが、効果を上げる為には高度で長い詠唱が必要になる。
理由なのだが、魔法創造というチートの元になった物が赤城恵の思春期時代の厨二病な為。(厨二病(スキル名)が神の手により進化して魔法創造(厨二)になった)
なので難しい単語や漢字、言い回しなどをしっかり考えないと良い魔法が作れない。(威力や精度に拘らなければ多少適当な詠唱でも行ける。)
更にデメリットとして生前、つまり赤城恵の黒歴史時代(14~16歳頃)の精神がナターシャちゃんとなった現在の精神とリンクしている。
その為気が緩むと世界を征服する夢を視たり、口が勝手に魔法を詠唱したり、つい右腕を抑えたりしてしまう。
因みに神の加護というスキルは存在していて、効果は運気の上昇。ギャンブラー垂涎の効果らしい。
文字使いとしての爆炎、や氷獄などの単語系はファイアーボールやアイスエッジなどの小型魔法に分類される。(厨二病では理解って当然の単語なので)
その為局地戦や室内戦で有利。
無詠唱は心の中で唱える事により結果的に無詠唱に見える。だけ。見掛け倒し。
つまり文字魔法を無詠唱で使えば強いのでは?と思った貴方。正解です。
でも威力が出ない(詠唱文字が下の中なら、無詠唱文字は下の下くらい)ので堅い相手にはしっかり唱えましょう。
一応設定的には時間逆行や神殺しの魔法を作る事も出来るのだが、とんでもなく長く難解な言い回しや難しい単語を使用した詠唱が必要。
あとスキルLvによる魔法の創造制限が掛かっている。
これを上げてスキルレベルLv7まで持っていき、過去の精神とのリンクを切って厨二病を完治させるのが今のナターシャちゃんの目標。なお間に合わん模様。
魔法創造(厨二)にはマニュアルがある。
それは赤城恵が中学時代に作った(仲間内で)伝説の魔導書、“我が叡智の結晶‐魔法創造‐”。
レザーで出来た黒表紙のノートに白マジックでデ〇ノート風味にタイトルが書いてある。
因みに中身に魔法創造の詳細はあまり書かれておらず、どちらかというと世界の破滅とかそういうのが書いてある予言書系。
数々あるキャラ設定などの端に小さな走り書きとして断片的に魔法創造の詳細が書かれている。理由?その方がカッコイイから。
天使ちゃんはこれを読み解いて主人公に説明していた。凄い。
異世界専用スマホを所持している。
通話料通信料無料のパケ放題仕様。これも神様の力だ。
中のアプリにはLINE(神)というものが入っていて、神様と連絡が取れる。
ただ、神様は基本忙しいので代行として天使ちゃんが対応している。
現在は天使ちゃんとのLINEや魔法創造用の単語探しに使っている。
姉には魔道具だと勘違いされている。
ユリスタシア・リターリス
ユリスタシア家現当主。蒼眼。主人公の父親。一人称は僕。長い金髪を後ろでくくったポニーテールみたいな髪型。
爽やか系の頼りない感じのイケメン。常に優しい笑顔を浮かべている。
怒ると貼り付いた笑みを受けべながら近づいてくる。笑顔とは本来(略)
妻であるガーベリアの事は“ベリアちゃん”と呼んでいる。
爵位は男爵。領地と爵位は数々の功績を称えられてエンシア国王から送られた。因みに徒歩1日の距離。
国が有事の際は急いで駆け付けられるようという配慮の為。
エンシア王国所属、国家騎士団副団長。剣の腕は国家騎士団長と同じ、と言われている。
騎士団長であるユーシアと違い、魔法の才が無いので副団長の座に収まっている。
その為彼は対魔法使い用の剣術を編み出した。長女のユーリカにもそれを伝授している。
ユリスタシア・ガーベリア
主人公の母親。銀髪長髪の超絶美人。一人称は私。おっぱい大きい。
優しく、あまり怒らない。怒ってもそんなに怖くない。夫であるリターリスの事は“パパ”と呼ぶ。
少しおっとりとしているがリターリスの領主としての職務を手伝うなどしっかりした一面も。
子煩悩で常に3人の事を構いたくて仕方がない人。その他設定はまだネタバレになるので割愛。
ユリスタシア・マルス
主人公の兄。3歳離れで10歳(12月7日時点)。銀髪に金のメッシュ。イケメン。
スタッツ国首都であるフミノキースにて、領地経営や商売に関する勉強をしている。
所持スキルは、
魔法適正Lv1 会話術Lv3 鑑定Lv8(10MP)
広域鑑定Lv5(100MP) 速読:Rare
知識欲:passive 閃き:passive 並列思考:Unique
商運:Unique ファイアーボールLv1(10MP)
???の血筋Lv5:Unique
と、中々えげつないチートっぷり。商売する為に生まれてきたような男。
その代わり戦闘能力が低く、HPに至っては脅威の20。詳細は(135 五日目:食事中の出来事と兄の鑑定スキル)へどうぞ。
村娘であるファリアの事が好きで、彼女を題材にした自作ポエムを秘密裏に書いている。(21‐閑話 兄との久々の会合でナターシャが発見した本がそれ)
基本純愛思考だが、小遣い稼ぎの為なら女性を誑かす事が出来るなど、中々クレバーな性格。
ユリスタシア・ユーリカ
ナターシャの姉。7歳離れ。パツキンブロンドの完璧超人。主に物理の方。キ〇肉マン。
正義感が強い。悪い事は見逃せないし、弱い物は助ける。
理解力が高い。ただ高すぎて深読みしすぎて勘違いする事多々あり。
10歳にてハンデ戦で父と互角に戦う程の剣の腕。父も“教えがいがある”と好評。
14歳時点では剣術Lv4、身体強化Lv3、会話術Lv3、その他雑多なスキル持ち。
スキルレベルはLv5を超えるとこの世界は達人レベルと言われているので案外チート。???の血筋も持ってる。
逆境程力と動作速度が上がるスキルを持っているらしい。
現在、国家騎士となる為にエンシア王国が運営する騎士養成学校に通い、剣の腕を磨いている。
*ユーリカの養成学校での評価*
魔法は父の血を受け継いでいるお陰で壊滅的だが、模擬戦にて父の剣技を利用して辛うじて平均レベルを維持している。
筆記試験は上位クラス、剣技は当然一二を争う強さ。
今住んでいる宿舎は突っかかって来た生徒との剣技戦にて勝ち取った物。他と色が違う理由は後述。
生徒間では成績優秀・容姿端麗・品性高潔で通っている。
実際は割と感情的に動く部分が多い。特にナターシャに対しては色々と思い入れがある。
‐神界‐
神様
名前は無い無銘の神。金髪巨乳の女神。髪の毛は足元まで届くほど長い。
赤城恵をユリスタシア・ナターシャとして転生させた。
何でも出来るし何でも知ってる。神様だからね。
天使ちゃん(名:熾天使アーミラル)
神様の代わりにLINE(神)を任されている天使。口調が軽い。天使ちゃんだよー♪
そのフレンドリーな口調から赤城恵と仲良くなる。
そして色々相談されたり毎日LINEで会話したりする事になる。
ようはナターシャとなった赤城恵の初めてのフレンズ。
天界ではナターシャとLINEするくらいしか楽しみが無いらしい。
現在下界に降臨しているのにはちゃんとした理由があるのだが、天界での暇さがマッハで完全にバカンス気分なため真面目に仕事しているようには見えない。
因みに通常降臨ではない為堕天しているしパワーも7割カットという状況。
でも残りの3割で下界くらい何とかなるくらいの軽い面持ち。しかし現実は非情である。
本来なら酒で酔い潰れる事は無いがパワーダウンしている影響でアルコール耐性や肉体レベルが一般人に落ちている。
でも天使なので状態異常耐性とか聖属性魔法とかは凄い。
‐村の住民‐
神父
協会に神の使徒として仕える男性。爽やかな風貌。
洗礼部隊という協会の特殊部隊に選ばれた歴戦の使徒。ようは兵隊系マッチョ。
洗礼の儀式の内容はここでは割愛。怒られそうだからね。
高レベルの鑑定スキルを持っていて、洗礼後神に授けられたスキルを見る事が出来る。
そしてそれを親と本人に伝えるのも彼の役目。
ウェンウッド・ケビン
騎士団所属で、副団長リターリス直属兵の内一人。ウェンウッド家の三男。
村での仕事は警備と馬の世話。商売術を父親のガリバーに叩きこまれているが、特に生かす機会が無い。
‐村の子供‐
ファリア
ナターシャが遊んでいた子の1人。茶髪にウェーブの掛かった髪。
農民の子。3歳の頃から収穫祭の出し物として劇を行い始める。その独特なセンスは大人達を驚かせた。
洗礼を受けた後からその才はなお深まり、今ではある意味収穫祭の名物となっている。
普段は優しく聡明な少女。しかし劇に関しては非常にストイック。
自身にも他人にも容赦なく駄目出しをする。ナターシャ曰くファリア監督。
本編で出た美冬役の子とは幼馴染。家も近く非常に仲が良い。
リーシア
突如乱入してきた栗色の髪の女の子。
楽器の演奏が得意。以上。
‐エンシア王国‐
異世界に存在する超大国。国家騎士団を持ち、領地の各所に派遣して治安維持や盗賊討伐を行っている。
非常に広い国土を持ち、それら全てを支える為に結果的に冒険者ギルドという組織を創り上げた。
600年前より遥か昔、英雄グレンフィス達と光の巫女フラーシカが光の大精霊クレラフィサと共に降臨し、世に蔓延り満ち溢れていた闇を討滅し永劫封印。
その後地に住まう人々に力を引き継ぎこの世界から去っていった。……という昔話が語り継がれている。
国土を統括する為に地方の優秀な豪族に爵位を与えて貴族にしたりする。領主は基本的に世襲制。
領主になった者には色々と義務が課せられる。
1。魔物の活動・増加傾向の観察。騎士団の魔物討伐隊の呼び出し及び低規模な場合の駆除業務。
2。王都への税収の安定化の為、領地の環境に応じた作物の栽培。及び輪作障害を防ぐ為の農法の実施。
3。領民の健康状態の維持。反乱を抑える為に尽力する事。
4。教会の設置。村が発展し、余裕が出来た場合冒険者ギルドも設立する事。
5。犯罪者の取り締まり及び王都への輸送。出来ない場合その場での適正な刑罰、処刑の実施。
大体これくらいがメイン。他は思い付いたら記入
実は騎士が爵位を与えられる事は稀。リターリスはその稀有な例。
授与された正当な理由もある。
未開の空白の領地、もしくは御家断絶により領主が居なくなった領地には王城で開かれる議会にて認定された人間が派遣される。鉱山街とかには死んだ魚のような目をした領主が居る事が多い。
採掘量とか鉱石の価格変動による税収の変動で色々大変らしい。
時代は中世だが魔物が居る為平民や農民にも狩猟が解禁されている。その為農民でも結構強い。
しかしやはりゴブリンは厄介な存在。高度な知能を持つリーダーが現れると徒党を組み、農村に夜襲を仕掛けてくる。
因みにこの世界のゴブリンは生物に近い悪の精霊。原作重視。
*エンシア王国国家騎士団*
名は良いが内情は公務員。
簡単に言うと警察と〇ンハンの狩人が合体した存在。日本的に言うと江戸時代の武士やサムライみたいなもんである。中世のように騎士爵なんて無い(無慈悲)
主な業務は魔物討伐。王都の近場の森や草原等には専用宿舎が建てられ、訓練も兼ねて毎日魔物掃討が行われる。
新兵は街中での警備業務が主で、次第に外での魔物討伐がメインになっていく。
女性騎士は基本内勤が多い。しかし魔物討伐に従事する者も居る。
養成学校の訓練生 → 一般騎士 → 上級騎士 → 騎士隊長 → 副団長 → 団長 とランクアップする。
一般兵でようやく騎士団のメンバー入り。初任給は金貨4枚(銀貨相当で80枚)ほど。
騎士団の特権として簡易宿舎は小銀貨3枚で宿泊出来る。
*冒険者ギルド*
エンシア王国の税収、物流、農村部や領地での魔物討伐から犯罪者の指名手配を行うなど、王国の生命線と言っていい程の組織。
初回登録料は無料。年会費は銀貨8枚。実は国民登録される際に魔道具で顔の写真も撮られている。
あの時出された謎のベルは嘘発見器に見せかけた射影機。発言の真偽は職員の会話術スキルにより検知している。
ギルド内では酒場と宿屋を経営している。
酒場はメニュー以外にも隠し料理がある。一番安いのはパンとスープのみ。小銀貨2枚。
宿屋は本来酒場で酔い潰れた街人・冒険者をぶち込む為の部屋だった。罰金はその当時の宿屋平均価格である小銀貨3枚。
しかし『小銀貨4枚でも5枚でも払うから泊めてくれ』という要望が増えて結局宿屋も経営している。
カウンターに居るバーテンのような男が宿の宿泊を管理している。
現在は経済の成長と共に宿泊価格も上昇し、銀貨4枚前後で安定している。
内装や細かな設定は本編の第52話~54話参照。(52 一日目:エンシア王国の冒険者ギルド~54 一日目:求)冒険者登録とランク上げの詳細 後編)
強いていうならランク制度がある。
銅・青銅・鉄・銀・金・白金のランクがあり、冒険者間では鉄ランクでようやく一人前と認められる。銀ですげー奴扱い。金以上は国のお抱えだったり騎士団に勧誘されるのでなかなか出会えない。
……しかし白金以上のランクが実は存在するらしい。
~第62話に出てきた冒険者ギルド委員会とは~
エンシア内の主要領地に存在するギルドマスター達によって開かれる会合。
主な議題は魔物の生息分布など。場合によっては過疎地への冒険者の派遣も議論する。
最終的には投票を行い、多数決で方針を決められる。
‐登場人物‐
ケーシー
本名 ゲデュルス・ガーランド・ケシリュシア
オレンジ髪の少女。光の巫女の力を受け継いでいる。姉と同じ14歳。
エンシア西方に位置するガーランドという街を領地に持つゲデュルス伯の一人娘。
ショートカットの快活な少女。常に明るくスマイリーに振舞う事を心掛けている。
そしてとてもノリが良い。ナターシャのボケにボケ返すほど。
剣の成績・魔法の成績はなかなか良いが筆記試験の方がダメな子。よくリンやユーリカに勉強を教えてもらっている。
ゲデュルス伯の妻、ケーシーの母は出産の際に死亡。
妻を溺愛していた伯爵は再婚せず娘を育てることを決意。
しかし6歳の洗礼前からケーシーには特別な力があり、洗礼前から魔法を使用出来た。
更に魔法を使う際、髪の色が突然変わることから魔に連なる者なのかという噂が立てられていた。
当然表立っては何も言われない物の、裏では悪魔の娘というあだ名で呼ばれていた。
父はそれでもケーシーを愛したが、街の住民は残酷だった。
そして10歳の誕生日の日、ケーシーは父の導きのままに騎士養成学校に入学した。
いくら領主であっても世論は動かせない。せめてその力を生かして生きていく為にと騎士の道を用意したのだ。
ケーシー自身も何れ父の跡を継ぎ、領主にならなければならないと自覚している為、街の住民に認められるために日々努力をしている。
……そしてナターシャのやらかしにより力の源が判明した。
???の力Lv3 → 闇照す光の巫女Lv3 :Unique
リン
本名 スレイト・クェイトイン・リインネート 14歳
クェイトインという街の領主の娘。次女。背中まで流れる長い青髪。
兄がシスコン。兄も同じく青髪。見た目は寡黙でおしとやかな感じ。感情もそんなに顔に出ない。
言葉数も知り合いとそれ以外ではかなり変わる。割と感情的なタイプ。必要ならば物理も問わない。
11歳の時に騎士養成学校に入学。3年目。実は飛び級している為ユーリカ・ケーシーと同学年。
筆記試験は非常に良い。しかし剣と魔法は平均レベル。
因みに兄はお節介焼きだがそんなに嫌いじゃない。
人付き合いが苦手。特に男性に対して免疫が無い。
しかし思ったままに行動してしまう為男性の気を引きやすい。
注意しているつもりだが本人曰く本能には勝てないらしい。
斬鬼丸と交わした約束は「男性らしく振舞わない事」。
精霊っぽい感じで振舞って欲しいとのこと。やはり自身の行動に色々と引け目を感じているのだろう。
ちなみにユーリカ達と共に住む宿舎が周囲と色が違うのはリンの兄が原因。
妹の家が他と同じでは家の面目が立たない為、今の見た目にリフォームさせた。
(表立って言えばスレイト家が型落ちしていない事を他の貴族に示す為。裏は同じ見た目では妹の家が分からない為。)
ディビス
エンシア王国初日の夜にナターシャを弄んだ男性冒険者。
茶髪でくせ毛気味のロン毛。顎鬚と口ひげがダンディ。年齢は30代。
農民の出。12歳の時父親と喧嘩して家を出た。
それからは冒険者を生業にして暮らしている。ランクは鉄。
ベリーディ・フェスティ・フランシス
エンシア王国直轄冒険者ギルドのギルドマスター兼、全ギルド統括を行う冒険者ギルド委員会の委員長。アラフィフ。
フェスティという街の領主でもある。領地の名産品は塩。海沿い近く。後は分かるな?
街の運営は自身の息子に一任しているが、たまに口を出す程度の仲。
冒険者ギルド設立初期メンバーの息子。その為冒険者ギルドには強い思い入れがある。
しかしギルドや国の発展の為ならすべてを投げ出せる胆力を持っている。
今回ナターシャから収納魔法を聞き出したのは魔物収容場の確保が難しくなってきたから。
他にもその魔法により物流を良くして遠隔地、内陸部での塩や食料の高騰を抑えたいという非常に優しい心も持っている。
ナターシャとの話し合いだけでは分からない事が多いかもしれないが、私の全てを賭けるという発言をしたのは本心も混ざっている。
それだけ太平の世を気付き上げるというのは大変な事なんです。
‐エンシア王家‐
ヘレン
暗明のある金色の髪を後ろで纏め、シニヨンにした髪型の女性。黄色い瞳をしている。年齢不詳。右目の下には泣きぼくろがある。
王宮の中庭でのガーデニングが趣味。教会はヘリオスに作ってもらった。
普段はよく庭で白い椅子とテーブルを出し、自作のハーブティーを飲んでいる。
しかし現在監禁中なので教会内で本ばかり読んでいる。
元シスター。エルリック街周辺に住んでいた。
アル・クレフォリア
金髪でウェーブの掛かった癖毛な少女。年齢は8歳。ヘレンの娘。
ナターシャに語った名前は若干フェイク。本来の名前がある。
幼い時から宮廷魔術師による魔法の英才教育を受けている。
盗賊に襲われ奴隷化された所を救出したナターシャには好意を抱いている。
スキンシップが多いのは癖。
スキルは 魔法適正Lv3 鑑定Lv6 会話術Lv2 unique:???? unique:熾天使の加護 New!
ヘレンによりスタッツに向かう事を指示されている。
神への信仰が厚いのはヘレンによる影響。
ヘレオス
クレフォリアの父。ネタバレは控える。
‐?‐
ヘカトリリス
ヘレンの事をマスターと慕う、足まで届く黒髪の先が赤く変色し、毛先が不規則にカールした女性奴隷商。
黒に赤の生地を合わせたゴシックドレスを着ている。それと同色の傘を常に差している。
右の瞳は金色。その目で見た相手を奴隷化する力を持っている。
天使ちゃん曰く『従属の悪魔の瞳』。
グランツ・ニュール
自称“旅芸人”。短い金髪をオールバックに決めた男。エルリックが拠点。
ヘカトリリスの作戦に引け目を感じつつも、仕方ないと割り切って協力している。
リリィという機械人形と協力関係を持っているが、作戦の最終局面がリリィ個人の正義に反する行為だった為、非常に不機嫌にさせてしまった。
その恨みからか、今は暫しの間“メカニックのピエール”呼ばわりされている。
ピエールはナターシャに対して名乗った偽名から来ているが、何故メカニックが蔑称なのかは不明。
*その正体*
第28番迷宮探索隊の生存者・死体捜索の為に組織された、名うての宮廷魔導士組織“グランツ”の一人。20人程の規模。
元々は迷宮内に存在する転移魔法陣を研究していて、その過程で彼独自の魔法“転移魔法”を編み出した。
リリィとの出会いはエンシア地下迷宮100階層。
研究の過程で偶然手に入れた転移魔法陣への強制干渉により、組織“グランツ”全員で地上の出現魔法陣から10階層ずつ地下に下り、仲間を分けながら28番部隊の捜索を行い、最後に彼単独で現在判明している100階層まで降り立ち、身を隠しながら捜索を行っていた時にリリィを発見した。
最初は探検隊と思って近付いたが、その見た目から人では無いと判断。
その際、たまたまお守りとして首に掛けていたアダマンタイトのペンダントにリリィが反応を示し、試しに渡してみた所、リリィは口から摂取する事で魔力を得て復活。
その場で朽ちかけていた事情、彼女の目的を聴いた後、ニュールは全てを秘密にする事を誓い、リリィに協力を申し出る。
リリィも感謝の意を示し、ニュールを仮のマスターと認定する事で今の協力体制を築いている。
リリィ
EXZITシステム三号機。一人称は『当機』。
透明に近いブロンドの髪と、精巧に造られた顔を持つ女性型機械人形。
赤い瞳をしていて、人間換算すると15歳前後の見た目。
身体の各部位は内部装甲が完全露出していて、人間らしさを感じるのは頭部のみとなっている。
内蔵炉の名称が“魔力炉”という事から分かる通り、動力源は魔力。
時折要求するアダマンタイト鉱石は魔力伝達力が最高峰の鉱石で、その数値は脅威の99.999……%を誇ると同時に、魔力内包型閉殻空洞構造結晶でもある。
つまりそれは魔力結晶とほぼ同等であり、リリィの身体を駆動・維持する為の大事な主食である。
現在の所、純度100%の魔力結晶は見つかっていない。
色々と便利な機能を擁していて、現在判明しているのは一定範囲に魔力障壁を張り、透明化と無音化を行う“カモフラージュエリア”、移動・通信・戦闘などに使用する装置を魔力から造り出す“装置生成機構”、その機能から創り出された位置特定装置であり、通信端末にもなる“ビット”など。
他にもノーマル・バスター・キリング・バトル……など、様々なモードがあるが、その場の状況に応じて出力の調整を行っているので決まった規格は無い。
まぁ大まかに分けると、戦闘中か、そうでないかくらいの違い。
ニュールとの馴れ初めは、エンシア王国地下迷宮の100階層。
通路の傍らで燃料不足に陥り、システム終了寸前だった所をニュールに救われた。
その事情からニュールに対して好意を持っている。
一応オーバーテクノロジーな兵器で、何故この兵器があの場所に居たのかはニュールしか知らない。
リリィもニュール以外の人間を信用しておらず、他人に事情を話す事は無い。
*EXZITシステム*
正式名称はあるが今は伏せる。
感情機能を試験搭載されているので、口調は機械的だが非常に感情豊か。
初号機、二号機というハイエンドモデルの姉が居て、三号機であるリリィは規格化を行う為に試作された凡庸機。その下に量産型の妹がいっぱい居る。
EXZITシステムは本来、情報統合・整理・指令部となるメインサーバーAIに常に情報を送り、群で行動するように設計されているハズだが、現在のリリィは事情により単独思考・行動を行わざるを得なくなっている。
では何故、いつ、こんなにもオーバーテクノロジーな兵器が造られたのか。
それは、プロローグで赤城恵が行った神との問答の中に答えが明記されている。
ターミネーターのような聖職者
本名はフェレンス・ミハエル。
聖都エルフォンスにて洗礼部隊の訓練を行う教官。
聖女の予言の真偽を確かめる為に部下と共にエンシア王国までやってきた。
‐精霊‐
斬鬼丸
犠牲になった人間の魂、そしてゲイルの想いを核に世界中の剣技・剣士への信仰を纏いナターシャの魔力で練り上げ創り上げられた無銘の剣技の精霊。
見た目は西洋甲冑だが、話し方は何処か侍と騎士を混ぜ合わせたような感じ。
性格は至ってシンプル。戦闘以外には余り興味がない。そして取り合えず戦闘すれば相手と分かり合えると思っている。
相手に害意が無い場合ナターシャを護衛しない事も多々有り。
命令に素直に従っているのは制約の影響もあるが、色々やって遊びたいからという側面も大きい。
今のところの目標は飲み食い出来るようになる事。
‐スタッツ国‐
ガーネット公爵家の国。首都は城塞都市のフミノキース。大魔導士が複数住んでいる魔法大国。
都市の最北部に公爵家の屋敷がある。そこと北部の一部は軍の敷地内。西は商業地区。ナターシャの宿泊するガリバー商店はココ。
魔法学園(国立魔導士育成学園)と学生寮も軍の敷地内。
スタッツ国立魔導大図書館と極力隣接するように建てられている。
東は宿屋・酒場・商店などが立ち並ぶ観光地区。
南東は一般市民向けの住宅街で、南西は鍛冶や服飾系の生産地区。洗濯組合も南西にある。
最南部から南西に広がる旧市街はスラム街となっている。旧市街は小さな城壁(半壊状態)で囲まれている。
首都の東には、国策として作製した一周5㎞程の草原が広がっている。都市から離れた場所には当然農村もある。
城壁の西と東には大きな城門があり、東側が玄関。西は商人などの通用口のような扱い。
東門からはライム通りという大通りが都市の中央まで繋がり、都市の中央は巨大な円形広場となっている。広場は乗合馬車の待合所にもなっているので、車道が限られている状況を打破するのが目下の課題。
円形広場には噴水、その近くには背の高い巨大な貯水槽がある。一般人登頂不可。
街中央の円形広場には石造りの教会がある。
生まれた場所に協会が無かった等、諸事情で洗礼を受けられなかった冒険者が数人の神父の手により洗礼させられる光景がある種の名物。
上下水道用の水を運河から得る為に、首都を西に寄せている。浄化槽などの原理はエンシア王国から伝えられているので、上水は飲料可能だし、下水から出る水は浄化してから廃水される。
それでも臭いが気になる人向けに、街中央の貯水槽では飲料水を販売している。ジョッキ一杯で銅貨一枚程。
一応、フミノキース北西部から流れ込む未処理の運河の水は飲まないように、と注意喚起されている。
店での飲み物は基本エール。水を出す店はあまり見ない。
エンシアのエールと違って苦味が少なく、フルーティな風味で甘口。
ジュースと混ぜるともっと美味しい。
冒険者ギルドがある。エンシア王国に指名手配されていなければ初回登録無料。
エンシアとは友好条約を結んでいる。
*スタッツ国軍*
第1~第14魔導攻撃隊という常備軍を持つ。
一つ30人編成。予備役も含めると4000人を超える。
通常時は都市の交通整備の他、街の管理に役立つ仕事をしている。
常備軍の服は、魔導技師組合に製造委託されている“第五世代:魔導士戦闘服”という代物。
160〜90年前に存命だったウェスカー・スタンリーという稀代の付与職人がプロトタイプを造り、国に献上。
その作製プロセスを分かりやすく規格化する事を条件に、軍が正規装備として取り入れた。
因みに、造り方は手順化されているので分かるのだが、何故何十にも及ぶ魔法を付与出来るのかは未だに分かっていない。
*魔導服*
戦闘を生業とする魔法使い用装備としては一級品で、ただ装備しただけで攻撃を2割弱軽減し、魔法攻撃力、魔力操作を2割上昇させる。
その他、服の摩耗を魔法で軽減する事で、一般的な服と比較して2倍~3倍の耐久力を兼ね備えている。
ただ、プロトタイプであるハズの“試作型:魔導士戦闘服”は、ウェスカー・スタンリーによる付与技術のブラックボックス“付与の重ね合わせ原理”を利用しているので、現在流通している魔導服の10倍以上の性能を持つ。
そしてウェスカー・スタンリーとは、例の魔法の付与数が55にも及ぶ道端の石ころを造った魔導士張本人であり、大賢者ウィスタリアの親友である。
‐スタッツ国での登場人物‐
ウェンウッド・ガリバー
茶髪で萎びた感じの老人。ただ、その眼光は商人らしい鋭さを持つ。息子が3人に、娘が1人居る。
彼の妻は10年前に病気が原因で死亡し、それ以来ずっと独身。
自分と妻、更に息子・娘達と写っている古い写真をガリバーは大事に、肌身離さず持っている。
エンシア‐スタッツ間の物流の一端を担うウェンウッド商会を設立した男性。御年57歳。今は会長の座から退いて、社員寮の管理人をしている。
自身と同じ商人をしている息子と娘には厳しい言葉を送るが、エンシアで騎士になったケビンには末っ子である事と、気軽に会えない寂しさも相まって甘い。
*リターリスとの交友のきっかけ*
リターリスがまだ一般騎士だった頃、致命の刃大盗賊団に追い詰められていたロビン所属の班をリターリスがたった一人で救出に向かい、大盗賊団を駆逐し、息子を無事助けだした事から交友を持つに至った。
ウェンウッド・エメリア
茶髪でミディアムヘアーの女性。手編みのセーターに青いズボン。独身。
先に言う。ショタコン。彼女にとってマルスとの二人暮らしは割と願ったり叶ったりな状況。
エメリア旅行雑貨店を営んでいる。売上はぼちぼち。書き入れ時は旅行客が増える夏場。
*ウェンウッド商会*
エンシア王国とスタッツ国間の物資運輸を担う商会の一つ。クラス的に見ると中堅。
街民・旅人・冒険者への商品認知の為の商店3つ、本社一つ、本社で働く社員の寮が一つ、商品・馬車倉庫、馬小屋などを所有。
経営はトップダウン方式では無く、所属職員の要望を聞いた各部署のトップが、定期開催される経営会議にて議論し合う事で今後の展望を決めるボトムアップ方式。
経理のトップにウェンウッド家の長男が居て、物資運輸を担う商人旅団の総監督に次男が入っている。
商店では旅雑貨・消耗品・回復薬を主に扱い、最近出来た冒険者ギルドの有用性を見込んで、エンシア王国から質の良い剣なども仕入れ始めている。
商店事業は商品の認知度を広める為に行っているので、多少赤字でも広告費と割り切り、商会としては売上を気にしない。
だが、元会長のガリバーが常に目を光らせているので、赤字が出るとガリバーが商店に直接乗り込んできてメッチャ怒る。
‐冒険者‐
アウラ
本名はクリフォード・アウラ。聖職者の娘。青銅ランクの殴りヒーラー。
綺麗な茶髪を後ろに編み込んでシニヨンを作っている。16歳。
銀等級冒険者であるリーティアス・アストリカとは同性のよしみで仲が良く、銅の頃から共に行動している。つまりは先輩と後輩の関係。
性格は温厚で慎重。行動する前に順序立てるタイプ。
ただ、自身の信仰している宗教が関わってくると積極的になり、非信仰者を猛烈に勧誘するし、何ならムリヤリ洗礼を受けさせようとする。
*冒険者としての評価*
箱入り娘なので他人に流されやすいし、咄嗟の判断力が弱いし、戦闘力も高くない。
まぁ、青銅冒険者ならこんな物だろう。
現時点ではこんな所。
これからも増える予定でございます。