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第5話 地図作り(前編)

 画像ソフトを扱うときの誤解や誤操作を減らすため、この部分は大変「くどい」文章になっています。

 ご了承ください。


 画像ソフトの用語には Adobe Photoshop Elements に固有のものが含まれています。

 ここで、画像ソフトの「レイヤー構造」について簡単に説明しておきます。



 レイヤーとは、絵の描かれた無色透明なセロファン紙のようなものです。

今作っている地図は、次のようにレイヤーが重なっています。


挿絵(By みてみん)


 これを上から見ていると考えてください。

②番目の地形図レイヤーの全体に海と山が描かれているため、これを消さない限り一番下の地理院原図は全く見えません。

③と④には線だけが、⑤には文字が描かれていて、地形図の上に載っています。

 

 そして、レイヤーは表示/非表示を切り替えたり、順序を入れ替えたり、追加や削除をしたり、複製したり、他のレイヤーと結合したりすることができます。



 画像ソフトの操作は、特殊なものを除き、(重なったレイヤーのうちの)指定した1枚の、選択した部分だけを対象にしています。

コピーをする・ペーストする・絵を描いたり消したりする、などほとんどの操作がそうです。

つまり、他のレイヤーに全く影響することなく加工をすることができるわけです。


 指定を間違えたまま気づかず、地形図レイヤーに直接国境だの城だのを延々と描き込んでいたら後々面倒になりそうなのは想像できますね! (……こんな事故がたまに起こります……涙)


 画像ソフトを扱うときは、「どのレイヤーをいじっているのか」をいつも念頭に置いておきましょう。




  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇




 では、地形図を使って地図を作ります。


 いきなり後戻りできない操作をするので、最初に「新規保存」をしましょう。



 地図にする範囲を決めて、長方形で「選択」します。

そして範囲外になる部分を「切り抜き」でバッサリ切り落とします。


挿絵(By みてみん)


 このとき、アイコンが切られてなくなってしまうなら、あらかじめ必要なものだけを選んでコピペして、同じマーカーレイヤー内に疎開させておきましょう。距離のスケールや後で使う地理院地図のロゴも同様に移しておきます。これらは新規保存前のファイルからコピーして持ってくることもできますが。


 (マーカーレイヤーの邪魔な文字はこの段階で消しちゃうといいよ! ……というより目印の点があれば文字は要りませんな! 説明の挿絵では残すけれども)




 最初は城の建設から始めましょうか。

マーカーレイヤーの中のアイコンから城を選択してコピーします。


挿絵(By みてみん)


 背景に地形が見えていますが、レイヤーが違うのでアイコンだけがコピーされます。



 新しく一番上に⑥番目の「城レイヤー」を作って、目的地周辺を小さく選択し「選択範囲内にペースト」します。

ペーストした直後はアイコンが選択されたまま残るので、ドラッグして位置を微調整しましょう。

選択状態は、画面のどこかをクリックすると解除されます。

 

挿絵(By みてみん)


 こちらもなにやら重なって見えますが、マーカーレイヤーとは違う()()()()()()()()ある、というのがポイントです。

この後マーカーレイヤーを非表示に、または削除すれば、城アイコンだけが残るというわけですね!

続いて、必要な城について、同じ城レイヤーの中にアイコンを片っ端からペーストしていきます。




 マーカーレイヤーにない城を配置する場合は、地形図レイヤーをいったん非表示にします。マーカーレイヤーも邪魔なら非表示にしましょう。

 ここでは勝幡城を載せます。

そして、一番下にある地理院原図レイヤーが見えるようになった状態で場所を確認しつつ、やはり同じく()()()()()()()()アイコンをペーストします。


挿絵(By みてみん)


地形図レイヤーを再表示してから、城レイヤーの表示のON/OFFを切り替えてみましょう。

配置した全ての城が、一斉に点滅しているでしょうか?




 上の例では、大中小3種のアイコンの中から「中」サイズのものを使用しています。


 大きなサイズのアイコンは、地形図のほぼ全域を地図にする場合に「これくらいの大きさがあったほうが良いんじゃね?」という大きさになっています。

 小さいサイズのものは、580×580ピクセル以下の範囲を地図にする場合、つまり最初から「なろう」の挿絵サイズで作るときに程よい大きさです。ちんまいアイコンがたくさんあるのは私の愛用品だからです(汗)


 アイコンを配置するにあたっては、全体を時々眺めてバランスを確認するようにしてください。

なろうの挿絵として使う場合は、縦横どちらか長いほうが580ピクセル以下に収まるように地図全体のサイズが自動調整されます。作業中には気にならなくても、完成した地図が縮小されると見にくくなってしまう可能性があります。


 私は「なろう」小説で地図を見かけるたびにしげしげと見入ってしまうのですが……実際多いのです。アイコンや文字が小さくて見づらい、ということが。

 こういう場合には、「みてみん」から投稿された元サイズのものを引っ張り出して確認する、という技もあるけれど……。やはり最初から見やすく作ったほうが良いですね!




 城のアイコンを配置するときに、「味方の城」と「敵の城」のふたつのレイヤーに区別して貼り付けておけば、片方のレイヤーを操作することで一斉に色を変え、敵味方の2色に色分けすることもできます。

レイヤーを指定してひとつの場所を選択するとそこだけが操作の対象になりますが、何も選択せずに操作を行うとレイヤー全体が対象になります。「画質調整>色相・彩度」から調整します。


 扱うモノの種類が違う場合は必ずレイヤーも変える。

そうしておくと誤操作や手間が減るだけではなく、このような場合にも役に立ちます。




 ちなみに、ネット上には無料で使えるアイコンが星の数ほどあります。

「アイコン/城」で検索をかければたくさん見つかるでしょう。

素っ気ない記号風味ではなくて、まさに「城!」という感じのものも。

そういうのを持って来て貼り付けるのも良いですね!


 今回お出ししたアイコン、私はもう見飽きていてですね……でも作者様に送る地図で遊ぶわけにもいかないので無難になりがちでね……違うものは大歓迎です。

 「戦国時代の山城に天守閣?」とか言いませんから。 絶対。


 興味のあるかたは、拙作「ファンタジー地図を作る」第10話に説明と注意事項を書きましたのでお読み下さい。




 (まだ続きます)

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