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第3話 さらに重ねる

 続けます。


 3枚目は川です。

https://img1.mitemin.net/dw/mp/ld013tb6jnn3db5q22yu2d6xjo50_1bqd_18g_18g_34fs.png


「何も描いてないみたい?」に見えても細い線が描かれています。

PNGイメージ、1600×1600ピクセル、146KB

同様に画像ソフトに読み込んで3つめのレイヤーとします。


 PNGファイルはJPEGに比べると数割増しで重くなる傾向がありますが、何より背景が透明な画像が作れるという特長があります。

地形図のレイヤーの上に重ねても、下の地形を隠すことなく川だけが追加されるという優れものなのです。


挿絵(By みてみん)


 黒い四角が四隅にあるのはペースト時のズレ防止のためなので、無事に読み込めたなら消しゴムで消しましょう。



 ついでに。

小説を読むための地図では、不要なものは描かれていないほうが分かりやすくなります。余分な川筋も消しましょう。

「これでは川が足りん」というかたは……


 自分で描いてね!


ちなみにこの地図の隅っこ、縮小がかかっていない原寸大です。

任意の場所を580×580ピクセル以下のサイズで切り取ると、こんな感じで表現されます。その気になればけっこう狭い範囲の地図も作れますね。



 4枚目は海岸線と旧国国境線です。

旧国というのは美濃とか伊賀とかの、現在の都道府県とは違う名前のことです。

https://img1.mitemin.net/gp/21/c5vakyaw2qff5ik7l38v92ok7byg_1as6_18g_18g_4ina.png


こちらも川と同じくPNGになっています。川の上に次のレイヤーとして重ねてください。

PNGイメージ、1600×1600ピクセル、211KB

川と同様四隅に黒い四角があるので、消してください。



 さて、「旧国国名? 読んだら分かるゼ! 時代小説の常識だゼ」と言い切るかたには、むしろ次のほうがお勧めです。

https://img1.mitemin.net/es/ab/dwyx9vzed8l88ey22c364qyze5av_c2u_18g_18g_2kih.png

こちらは国境がなくて海岸線だけです。

PNGイメージ、1600×1600ピクセル、120KB


 作中の登場人物は「ここに国境がある」と考えて行動しているわけじゃないですもんね。境界線はないほうが自然だ、という言いかたもできると思います。


 地図の役割って地名を確認するだけじゃないのですよ。

今のような交通機関のない時代、人の行動範囲を決めるのはまず山、次に川。

地形図を眺めると、歴史に詳しいかたほど色々と想像できるでしょう。私は「この峠を越えるのは大変そうだ」くらいですけど!


 「海岸線+国境線」と「海岸線」の2枚はどちらか片方だけで使えます。

両方表示すると海岸線が不自然に濃くなるような気が。

逆に境界線が薄くて見づらいと感じるかたは、レイヤーを複製してから下のレイヤーと結合すると濃くなります。



 これで4つのレイヤーが重なりました。

一応、レイヤーを並べる順序も考慮していますので、この順番で。


挿絵(By みてみん)


もう一度、地形レイヤーの表示をON/OFF切り替えてみてください。

現在の地図がベースにあることは便利だと思うのですよ。

小説中の地名のありかを資料で探して地図上に記したり。

川や道を描き加えたり。

色々とできそうですね!

レイヤーを保ったまま保存しましょう。



 では次回が本題。この地図の使いかた、です。

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