第1話 コレは使える!
ぼたもちと申します。
「なろう」で戦国時代を舞台とした小説を読んでいます。作者様方、いつもありがとうございます!
そして時には、そのお話の地図を作ってみたりもしております。
さて、先日。
「国土地理院」のサイトで、つらつらと調べものをしていました。
「何だかな〜、グーグルマップとかヤフー地図のほうが見やすくね?」とか思いながら。
しかし、地理院地図には優れた機能があるのです。
それは、複数枚の地図を合成して、その結果をデジタルデータとしてダウンロードできる、というものです。
例えば、白地図をベースに地形図を上乗せするとこんな地図になります。
これはなかなかに便利な機能で、地図を描く際にはよく参考にしていました。
ありがたや〜(拝)
そして今回、このシステムがバージョンアップしていることに気がつきました。……なに、「自分で作る色別標高図」?
いつの間に!
上の操作画面で、標高ごとの塗り分けの間隔や数や色をカスタマイズできるのですよ。重ねる複数枚の地図の透過具合も変えられます。好みの設定を自分のPCに保存できます。
早速、色々試して遊んでみましたよ、もちろん。これでも地図屋(自称)ですからね! ……その結果。
コレは使える!
本腰を入れて作業を始めました。
結局、自分が作り慣れた雰囲気の地図になってしまうのはしかたないよね!
……ですが。
重っ!!!
少し設定に凝るともうね、ハンパなく重いのです。
画面をちょっと動かしたら、PCそのものが固まるレベルで。
ここまでくると、もはや呪いかと言いたくなるほどに。
なんか「このページはメモリをバカ食いしてるよ、閉じたら動くよ?」というメッセージまで出てくるし……こんなの初めて見たよ!
ちくしょうめ。
ブラウザ以外の全てのアプリケーションを閉じ、履歴やらキャッシュやらクリアし、スクロールせずに一発ダウンロードを心がけつつチマチマやりましたとも。
……(黙々)
戦国時代ものの地図なら、まずは最も登場頻度が高い畿内から濃尾地方だね。なんたってココには信長がいるし。
もしかすると、「なろう」の戦国時代小説の半分くらいはこの辺でないかい?
……(黙々)
そして完成したのがこれです。
(注:挿絵用に縮小してあります)
できた。
しかし……今まで手作業で細々と山を描いてた私の苦労は何だったのでしょうか?
(遠い目)
さて、「なろう」戦国時代小説ファンのみなさん。
読書のお伴に。お手許にこの地図1枚、どうですか?