第14話 北欧の最高神(後編)
食事会を終えた私達は、この“ヴァーラスキャールヴ”に泊めていただける事になりました。
夜を迎え、私達二人は客室のベッドで横になっていました。
「オーディンさん、戦争を中止してくれるといいですね」
「うん。そうなれば、僕のこの世界での役割はなくなる。元の世界に帰る方法を探すよ」
「元の世界に帰れる様になったら、私も一緒に連れて行ってくれるっていう役割、忘れてないですよね?」
「もちろん。一緒に行こう」
グンちゃんはそう言うと、ガサゴソと動き始めました。
「どうしたんですか? グンちゃん」
「ちょっとトイレ」
「トイレですか……。私も探すの手伝いますよ、このお城広いですし」
◇◇◇◇◇
「ってか、広すぎですよ〜。このお城っ!」
私はトイレを探す為、グンちゃんと手分けをして広過ぎる城内を歩き回っていました。
「ここかな〜、トイレ」
私はトイレだと思われる部屋の扉を開けます。
しかし。
そこはトイレではありませんでした。
そこには、いたのです。
「えっ、何で……」
ライオン、山羊、毒蛇を合成させた様な姿。
口から血を流し、背中と心臓を貫かれた姿。
そう、キマイラが……。
次話は一週間後に投稿する予定です。




