表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/24

第13話 北欧の最高神(前編)

「う〜ん! 美味しいですよ、このお肉!」

「……こっちのスープも美味しい」

 私とグンちゃんは、私達の為に用意された沢山の料理に舌鼓を打っていました。

 何故、この様な状況になっているかというと……。


 数時間前。

 私とグンちゃんが出逢ってから十三日目。

 私とグンちゃんは北欧エリアに辿り着きました。

 私達は北欧エリアに入るとすぐに、一人の老人に声をかけられました。

「久しぶりじゃのお、槍撃手グングニアよ」

「久しぶり、オーディン」

 オーディン。この世界に迷い込んだグンちゃんを助け、槍撃手グングニアという名前を与え、漆黒の槍(グングニア)という神器を授けた、グンちゃんの恩人でしたよね。

「初めまして、オーディンさん」

「初めまして、お嬢さん」

 挨拶を済ませた私達は、オーディンさんと雑談をしました。その会話の中でオーディンさんが私達を歓迎する食事会を開いてくれる事になり、オーディンさんのお城“ヴァーラスキャールヴ”を訪れる事となったのです。

 食事会には、北欧エリアの神様と思われる方々が十人ほど出席していました。

 そして、その中には……。

「それにしても、こんなに早く再会出来るとはなぁ」

「えぇ、きっと私の愛がグンちゃん様を呼び寄せたのでしょう!」

 フレイとフレイヤさんも出席していました。

 私達がフレイとフレイヤさんと話していると、オーディンさんが話を遮ります。


「……そろそろ、本題に入らんか?」


 オーディンさんが続けます。

「お主も、ただフレイヤ達に会いに来た訳ではなかろう」

 オーディンさんの声を聞き、グンちゃんが話し出します。

「今回、僕達が北欧エリアに来たのは“交渉”する為」

「交渉? それは如何なる交渉じゃ?」

神々の黄昏(ラグナロク)を中止して欲しい」

神々の黄昏(ラグナロク)を中止? 笑わせるでない、神々の黄昏(ラグナロク)とはな、戦争なんじゃ。仮に我々が中止しても、他のエリアは構わず攻め込んで来るぞ!」

「その点なら大丈夫だと思う。日本エリアの神は好戦的な性格じゃないし、ギリシャエリアの神は戦争よりも女の子と遊ぶ事の方が大切そうだし、エジプトエリアとインドエリアに関してはこの争いに参加すらしていない。だから神々の黄昏(ラグナロク)を、戦争を、中止しても大丈夫」

 なるほど! グンちゃんが北欧エリアに来た理由はこれだったんですね。

 私は今まで、旅をする理由を求めて旅をしていました。

 つまり、結局の所。

 私には旅の目的なんて、無かったのかも知れません。

 けれど。

 グンちゃんは違ったんですね。

 いつの間にか神々の黄昏(ラグナロク)を、戦争を、止めるという自分なりの目標を作り、そこに向かって努力していたんですね。

 すごいなぁ、グンちゃんは。


 オーディンさんはじっくりと考え込んだ後、こう答えました。

「そこまで言うのなら、考えよう。一日分、時間をもらえんか?」

「いいよ、ありがとう」

 どうやら考え直してもらえる様です。よかったですね、グンちゃん‼︎


 オーディンさんとの会談も無事に終わり、楽しかった食事会は恙無く終了しました。

次話は一週間後に投稿する予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ