第二話 干し殺ししました。
カタパルト (投石機)の完成!てこの原理で石を遠くへ飛ばす。
石を飛ばすタイプと巨大な槍を飛ばす2種類つくりました。
もちろん巨大な槍は城門を破壊できる威力です。実験しました。
見事、門真ん中に命中! 一点集中どかん!開けゴマです。
そして、ついに六角家を滅ぼす為、出陣となりました。
美濃の国から柴田勝家の軍団
マムシの黒甲冑 長柄の槍部隊もでてきます。
盾の部隊との相性抜群のハーモニー
うーんカッコいい。
六角氏は尾張の国の上南部にいる勢力です。現在の近江地方
美濃の国、斎藤道三と仲は良かったそうですが
今はもちろん交友は断絶してます。
さぁ出陣です。装甲車部隊15車両 カタパルト4車両 盾の部隊と槍の部隊
ハングライーの部隊と並んで歩く姿は、西洋と東洋の融合した感じです。
六角義賢・六角義治、親子は平原に軍を構えています。
本当の歴史では1568年に信長様が戦いを始め1571年に降伏します。
しかしそんな時間をかけてもらっては困ります。(3年間ですよ)
1558年 半年(6ヶ月)で六角一族滅亡を目指します。
早速、僕は平原に並んだ軍に発令しました。
「カタパルト部隊!前方にいる六角軍に投射!」
うわぁぁぁああああああ
合戦が始まりました。結果は最初から、わかっています。
わが軍の圧勝です。カタパルトから発射された強大な石が
次々と天より隕石のごとく降り。装甲車部隊が突撃。
ハングライダー部隊が空から爆弾投下。
最後に盾と槍の部隊が逃走する六角軍を刺殺して前進していきます。
「美濃のマムシの槍部隊! 前へ槍衾を組め!」
柴田勝家のおっさんの野太い声が戦場にこだまします。
六角軍は散り散りになり、六角義賢・六角義治は城に立て籠もりました。
(城攻めかどうしようかな?石も結構撃ち尽くしたなぁ)
「玄白殿、是非、私に城攻めをお任せくださいませ。」
声をかけてきたのは木下藤吉郎(秀吉)だった。
「私めに考えがございます。干し殺し致します。」
「干し殺し?」
干し殺しとは城を包囲して食糧を断絶する兵糧攻めの事だった。
兵糧攻めって言ってくれよ。3年殺しみたいな言い方だな。
木下藤吉郎は現地の食糧を買い上げにいった。
なんと時価の十倍で買い取るらしい。
お金かかるのねぇ。こっちが干しあがっちゃうよ。
(別名 飢え殺し)
あー暇だな。乗馬の練習やハングライダーや火縄銃の撃つ練習でもするか。
◇◇◇
2ヶ月後 ガリガリにやせ細った。六角義賢・六角義治は城の門を
開け放し降伏した。あー可哀そう。早く水と食料を上げなさい。
秀吉が悪いんです。恨むなら秀吉を恨んでくださいな。
【兵糧攻め=干し殺し(飢え殺し)】
古代から伝わる城攻めの戦法で秀吉が得意とした。(水攻めもある。)
相手の食糧を断ち。城を包囲。
絶望感を与え城の備蓄している食糧を
なくさせる。城内では多数の餓死者を出し人道的な戦法ではないが
味方の損害が最小にすむ戦法である。
◇◇◇
土岐の一族、土岐 政康と戦の為、木下藤吉郎(秀吉)さん
と前田犬千代(利家)さんは出陣した。
現在の伊勢のあたり。
僕は信長様と一緒に京都の室町幕府の将軍、足利義輝に現在の領土と戦況を報告しにいった。
現在は室町時代 戦国時代はずーっと将軍は足利家なのだ。
後に信長様は追い出すけどさ。
僕は信長様が足利義輝に拝謁する間
暇なので京都の町を散策した。
京都なんか中学の修学旅行に行ったきりだな。
それにしても、お店がない。戦国時代ですか~ら~残念!
くノ一の部隊が普通の町人の格好をして護衛について来てもらってます。
「・・・・・・」
が別に会話もない。黙々と任務遂行中です。
仏像とか見てもな。興味ないし、面白くないな。
あっそうだ、あれを見に行こうCMでよくみるやつ。
僕は金閣寺と銀閣寺を見に行った。
タクシー(飛脚の駕籠)もないし徒歩です。
足がものすごく疲れる。暫く筋肉痛だよ。
金閣寺を創建したのは室町幕府3代将軍の足利義満。
銀閣寺を創建したのは室町幕府8代将軍の足利義政。
足利義輝は室町幕府13代将軍である。
うん、見た。湖の真ん中辺に建っている中学の時と変わらん。
友達がいないと寂しいね。ぽぽぽぽーん
そして戻ってきた僕は御所から信長様と一緒に歩いている人を見た。
「このものが当家へ士官したがっておる、名を明智光秀と申すそうじゃ」
出たーーー!明智光秀さん殿そいつは本能寺の変で謀反を起こす
とんでもない奴ですよ!
【本能寺の変】
1582年 明智光秀は信長の命令により兵士1万3000で
丹波亀山城を出陣、京へ向かって桂川を渡ったところで
「敵は本能寺にあり!」と宣言!
反旗を翻し本能寺に宿泊していた信長を奇襲した。
抵抗むなしくもはやここまでと思った
信長は森蘭丸に火をつけさせ放火、信長は自刃したといわれる。
なぜ謀反を起こしたかはさまざまな説があるが謎である。
辞世の句
ときは今 あめが下しる 五月かな
今こそ土岐氏の一族である明智光秀が天下を治める五月である。
「足利将軍から、当家へ士官するように進められたそうじゃ」
スパイですよスパイ!密偵か。
信長様の動きを知らせる為ですよー
しかし将軍の紹介とは実際の歴史より早く動きだしているな。
歴史が変わってきた証拠かもしれない。
「玄白、おぬし信頼できる部下を欲しがっていたではないか。
ちょうどよい明智殿、玄白殿に下に仕えてもらえるかな。」
「承知つかまつりました。」
げーーーーぇ。僕の部下が明智光秀!!
後に明智光秀の娘は細川家 細川忠興の妻となる。
細川ガラシャである。歴史って面白いよな。
僕は信頼できる?部下をもつ事となった。