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僕の戦国時代  作者: 虫松
第二章 中部地方編
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第一話 謀反がおこりました。

美濃の国を統治する事となった信長様は稲葉山城を柴田勝家を城主として、

尾張の信長様の御屋敷へ戻ってきた。

今日は勝利の祝杯をあげるというわけです。


宴会かぁ。何か芸とかしないといけないのかなぁ。

僕はパソコンとゲームはできるけど宴会芸は、ああそうだあれをやるか。

僕は久々にワイシャツを着た。


「わはぁぁははははぁ。美濃の国の働き見事であったぞ田中!」

信長様は上機嫌である。そりゃそうか大勝利ですもんね。


「はい、ありがたき幸せです。」

(こんな感じかな?)


「さぁ飲め!飲めるのであろう!」


「えーまぁ少しは」

(何か歓迎会みたいだ)


「ところで田中・・・」


(きたーぁ宴会芸ですねー)


「名前を変えてみないか」


「えっ?改名ですか。」


「田中では何か勢いが感じられないなぁ」


(そうだね農民ぽい。武将ではないな)


「あと側室は持たんのか?」


「そうですね。機会があれば」


「男も女も堪能しないと一人前の武将ではないぞ!」


(この時代は両刀が当たり前だったんだよなぁ)


信長様は能の敦盛を踊ってくれました。

流石殿素晴らしい。わあーあああ


木下藤吉郎(秀吉)さんはひょっとこ踊り

いいぞ!がはははははあ


前田犬千代さんは槍の舞

おおー見事な舞。パチパチ


柴田勝家さんは拳で岩を砕いてました。

すげーえ。握力すごそう


ついに僕の番だ。田中頑張れ一世一代の勝負だ。

「えーとこれから皆さんに神隠しをおみせします。」


「ここにあるお金が1・2・3」

僕はお金をワイシャツの袖に入れた。


「はい消えた!」


し~~~~~ん


そろそろ寝ようかな。武将の面白さ加減・・・・むずかしいな。

こうして夜は更けて行った。


次の日僕は名前を中田玄白にしました。

田中の反対ね。玄白って頭良さそうじゃん。


◇◇◇


1556年 5月 信長の弟、織田安房守秀俊が信長を那古城を訪れた際、城主、林美作守が謀反を企てるが失敗。6月織田安房守秀俊が家臣に殺される。8月信長の弟、織田信行は那古城城主、林通勝、林通具、柴田權六勝家(柴田勝家)の支援を得て、謀反が起こる。弟、織田信行の謀反。稲生の合戦によりこれを打ち破る。


織田信長の母は捕らえられた弟、織田信行の謀反を許してやって

欲しいと願いでた。母は大粒の涙を流し信長様にすがりついた。


僕は信長様に相談された。

戦国時代とは騙し騙しあう世界である。


殺すべきか、それとも許すべきか?


僕は悩んだ挙句、切腹すべきと進言した。15年天下統一の為には仕方ない事だ。

一度起きた事は必ず、また起こる。内乱ほど自国を疲労させ無駄な争いはない。

戦国時代では親、兄弟でも殺しあう、そんな時代なのだから。


次の日

信長様は悩んだすえ弟、織田信行を許した。


1557年 嫡男の織田奇妙丸(信忠)が産まれる。


同年11月、織田信行は再度謀反を起こす、信長は危篤状態の病気と偽り清洲城に

来た弟、織田信行を誘い出し城内で暗殺する。


「玄白(旧、田中)虚しいものよ。血の分けた兄弟なのに殺しあうとは未来でもある事なのか?」


「親方様、兄弟で歪み合う事は未来でもあります。兄弟であるが故に恨みが深く

修復はかなり難しいものであります。」


「そうか・・・・・・」


信長様はそれ以上何も言わなかった。

沈みゆく秋の夕日は広大な稲穂の田んぼをオレンジ色に染め、とても綺麗だった。


文明がいかに発達しようとも人が人を恨む気持ちは何時の時代でも変わる事はない。

恨みが恨みを生み出し戦争へ発展するのだろう。

僕は信長様が一度弟を許した行為は人間らしい行動だと思った。だから何も言わなかった。


◇◇◇


僕は今回の城攻め教訓に城攻めの為の新たな武器の開発にのりだした。


投石機の開発である。大きな石を振り子の原理で遠くに飛ばす。

ローマ時代の投石機のイメージで図面を描き始めた。

そして僕は頑丈な城門を打ち破る。新たな兵器の開発を考えていた。






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