表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の戦国時代  作者: 虫松
関ヶ原の戦い前哨戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/93

第八話 団結しました。

僕は夜襲から本陣へ戻ってきた。


「まずい、まずいな・・」

僕は親指を口に当て独り言をつぶやいた。

関ヶ原の戦いで一番の頼りにしていた

島津義弘が僕の息子に討ち取られ戦場にて死亡。


当主のいなくなった島津軍1500名は島津義弘の遺体を担ぎ

薩摩へ帰還してしまった。


(頼みにしてた敵中突破の威力が、

あれがないと後続部隊が続かない。)

僕は島津義弘を夜襲に

連れて行かなければよかったと後悔した。


(どうすればいい、どうすればいい、どうすれば・・・


「・・・・」


「タイショウ!1人でナヤムンジャねえよ!!

オレタチがいるだろ!」

弥助と石田三成と宮本武蔵の3人がM字に並んで

僕の元にやってきた。


「殿、島津家がいなくなってしまったのは痛手でございますが

西軍が負けたわけではございません。ご采配を」

ミッチー負けたら一緒に縛り首だね。


「拙者の100人斬りをお披露目申す」

宮本武蔵の100人斬りは小説の中のお話ですね。

おっと頼もしいなぁー本当に斬りまくってね。


「タイショウ。明日はキットいい日にナルサ

And surely a good day tomorrow」


そうだ僕には頼もしい仲間、家臣がいる。

そして、僕は西軍の総大将なんだ。僕が弱気な態度を

みせれば西軍全体の士気が低下してしまう。


「明日は、皆に無理をさせる、ついて来てくれるな。」


「アタリマエだろう!タイショウに貰った命ダゼ。

タイショウ今までの戦い全部が無理バッカだったジャネエカヨ」


「殿、最後まで、地獄までついていく所存でございます」


「兵法士官の件、お頼み申す・・」

一人だけ志が低い人が誰でしょう。


(徳川家長は竹千代でした。親子で関ヶ原の地で

戦うことは避けられないな。)


僕がやるしかない!僕が歴史を変えるんだ。

最初に戦ったのは斎藤家だったな。

初陣の時の熱い気持ちを思い出すんだ。


「軍議を開催する。皆を集めよ!」

僕は西軍の将軍達に召集をかけた。


僕にはない 武力(弥助)

僕にはない 智力(石田三成)

僕にはない 体力(宮本武蔵)


変えてやる関ヶ原の戦いを

その後の日本の未来も大きく変わるだろう。



◻︎◻︎◻︎


徳川本陣に夜襲をかけたことにより、東軍陣営は混乱。

関ヶ原の戦いの開戦は歴史より1日伸びた。

これにより雨、早朝の霧の立ち込める中、

泥まみれとなる関ヶ原の戦いは避けられた。


軍議の出席者は、毛利輝元、小早川秀秋、長宗我部盛親、大谷吉継、

小西行長、宇喜多秀家、島左近、明石全登など

歴史の教科書に出てくる面々です。


「布陣はこのようにしようかと」


僕はみんなの前で布陣を再度、発表した。


◻︎◻︎◻︎


大剣豪が、意外に結構せこかった伝説

【塚原ト伝 左手斬り封じ】


塚原ト伝が左手斬りの使い手と戦うこととなった。

塚原卜伝は対戦者に度々

「左手斬りは卑怯だ。左手斬りは使わないで欲しい」

と散々申し入れをした。

対戦者へ【塚原卜伝は、左手斬りを恐れている】と意識させる

作戦であった。


対戦中に塚原卜伝は

「左手斬りを狙っておるのであろう。」

「わしの左手を狙っておるのであろう」

と相手に何度も言葉を投げかけた。


これにより

相手は左手斬りを意識しすぎてしまい。

集中力の切れた相手は塚原に負けて殺されて

しまいました。


剣豪が、負けることは=死であり。生き残るために

事前に情報を収集して

勝つ作戦を練っていたことがわかります。


【伊東一刀斎 夢想剣 開祖】


伊東一刀斎は女と酒が大好きな男でした。


伝記によれば、伊東一刀斎が

勝負に負け逆恨みした剣客が7人の刺客を

送り込み。伊東一刀斎が寝てる時に襲いました。


伊東一刀斎は影を斬るように剣を振るい。

家に帰った。そして次の日、事実かどうか確かめるために

現場に戻ると7人の剣客が倒れていた。

伊東一刀斎は無意識でも人間は動ける。

夢心地の中、振った剣を夢想剣と名付けた。


この伝記の話が事実であれば

カッコイイ流石一刀斎ですが、

もうひとつ違う話があります。


伊東一刀斎は酒飲み泥酔した状態で女の人とエッチを

してました。そこへ野盗が後ろから襲ってきました。


何が何だかわからないけど無我夢中で

刀を振り回しました。


次の日、目が覚めると知らない人が血だらけで横に倒れてました。

伊東一刀斎は、酔っ払って記憶ないけど、

この剣を夢想剣と名付けました。


事実は小説よりも奇なり。

信じるか信じないかはあなた次第です。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ