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僕の戦国時代  作者: 虫松
第一章 尾張編
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第五話 初陣しました。

クロスボウガンの訓練を足軽兵士さんと始めました。

冷やし中華始めました。みたいな始まりでスイマセン。

皆さん覚えがよく呑み込みが早く優秀です。

クロスボウガンの扱いも2、3日ほどで的の中心に当たるようになりました。


そういう武器なんですけどね。2発目3発目と射っていきます。

イメージは致命傷は無理でも動きは止められる小さな拳銃そんな感じです。


次に盾部隊の練習です。足並みを揃える、1・2 1・2 1・2、ぜんたーい止まれ

1・2の掛け声で見事な足並み。素晴らしい流石日本人真面目です。

1週間ほどで揃うようになりました。隙間空いたらお終いです。動き遅いし。

一応最悪の場合も備え2列目も用意してます。



そして待ちに待った。戦車ではなく装甲車の完成!

残念ながら重い大砲を載せての人力走行は不可能!と判断。

鉄の盾を貼り付けた。装甲車になりました。

前面には無数のぶっとい針をつけました。

前に立ち塞がるものを威嚇します。

【動力は手漕ぎトロッコのイメージです。】

挿絵(By みてみん)


ハンドルを上下に動かすことで、車輪が回転し進む仕組に

なってます。(汚い図で申し訳ないです)

この原理を応用して、火消し隊の手動ポンプに使えるな。


鉄製の車輪4つ周りに鉄の盾。ハリボテぽい・・・・安ぽい。

俺の想像した。装甲車とは違う・・・・・戦車でもない。


いやいや、ここから戦車の野望は始まるのだ。

と自分に言い聞かせ、テスト走行!


ガタガタガタガタ

ガタガタガタガタ


揺れる。揺れる。気持ち悪いDeath。

乗り心地は最悪です。戦争のための車だからな。

ゴムのタイヤがあればなぁ。戦国時代だもんな無理だ。

よって大きな岩とか乗り越えられません。


この装甲車もどき

平地でしか使用できませんが、とりあえず陸軍は強くなったといえるでしょう。

手榴弾も上手く投げるようになったし。


次は空を制覇しないとなぁ。ハングライダーの開発に乗り出しました。

まぁ形は三角形というのは想像できます。

とりあえずタコみたいに飛ばす方法をかんがえました。

ゲリラカイト?


この凧みたいなゲリラカイトに飛ばされる兵士さんには同情します。

だって撃ち落とされる可能性高いし・・・

パラシュートもないし・・・(これから作ろう)


いやいや空からの攻撃は魅力的だ。

そう自分に言い聞かせ、ハングライダーの図面を描き始めた。



◇◇◇


1556年 信長様23歳の時に事件は起きた。信長様の奥様のお父上、斎藤道三が

婿の信長に美濃の国を譲ると遺言状に記載。次の日に嫡子、斎藤義龍と戦い討ち死にする。


信長は斎藤道三の弔い合戦の為、美濃に出陣した。



ここから信長の武勇伝が始まるんだなぁ。

装甲車は10車両ほどに量産した。

今回は間違いなく美濃の長槍の部隊が出てくる。


盾の部隊は効果あるだろう。

クロスボウガンの部隊も装甲車に20名ほど乗り進んでいた。

そして、空のハングライダー部隊も訓練を重ねて、今回のいくさが初陣となる。

鉄砲隊などクロスボウガンの部隊の機動力で殲滅してやる。


否応でも僕は胸が高鳴ってきた。

今回のこれらの指揮をとるのは、もちろん占術者、田中でございます。


歴史では今回は信長様は負けてしまいます。

敗走というやつです。

しかし歴史は今、動き出したのです。

そんなに負けてもらっては15年で天下統一など夢の如し。


敦盛

【人間五十年 下天のうちを比ぶれば 夢幻のごとくなり

一度生を 滅せぬ者の 在るべきか】

人の世の50年など下天の1日しかあたらない。


あっけないものである。


諜報部の忍者部隊が先回りして、様子を見にいってもらっています。

ここは敵の領土、必ず罠があるはず


「木下殿(秀吉)は、農家の出身でしたっけ?」


「父は昔、織田家に足軽として奉公していたのです。」


「親方様(信長様)には仕官させていただきとても感謝しております。」


(ふーん、やっぱりみんな感謝してるんだな)

とか思っていたら先方の忍者くの一の部隊が戻ってきた。

僕は忍者は女忍者にしました。その方が油断するでしょう。

色仕掛けもできるし趣味とかじゃないよきっと・・・・・


「田中様この先の河原で、敵が待ち伏せしております。鉄砲隊と槍の部隊です。」


「伏兵がおるぞ、ハングライダー部隊上空より敵の位置を知らせろ!」


僕の初陣!僕の戦国時代は始まった!


僕がやるしかない!

僕が歴史を変えるんだ!


ハングライダーの部隊が次々と空へ風を捕まえ、飛んでいった。

まず凧の原理で和紙で空に飛ぶ。

ある程度上空へいったら紙を破り捨て。ハングライダーで飛ぶ。

何度も試行錯誤を繰り返した。何名かは実験中、命を落とした。


この戦いの成功するかしないかは君たちハングライダー部隊にかかってる!

と心でつぶやいた。

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