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僕の戦国時代  作者: 虫松
第一章 尾張編
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第三話 進言しました。

僕は昨日の夜考えた15年で天下統一プランを信長様に話した。


「まずは訓練がそんなに必要のない武器の開発が必要かと思います。

これからは傭兵の時代、次々と入ってくる傭兵に訓練する時間はありません。」


「うむ、そちの申すとおりじゃ。してその武器は?」


「クロスボウガンの武器開発を進言します!」


「くろす?ぼうがん?」


僕は信長様にクロスボウガンの絵を描いて見せた。

クロスボウガンの洋式の弓武器でテコの原理で弓の弦をひく

肩に固定して発射するのでとても命中率が良く。

発射後すぐにまた次の矢をセットできる。


「この道具があれば力のないものでも弓を射る事ができます」


「では、早速、武器鍛冶屋と打ち合わせして来てくれ」


「実はまだあります。手榴弾の開発です。これは火薬の中に殺傷能力を

高める為金属の玉を入れ導線に火をつけ

相手に投げつけます。隠れている相手に有効的です。」


「しりゅうだん?鉄砲の鍛冶屋と打ち合わせしてくれ!」


「最後に盾の部隊の設立を、お願いします」


僕は機動隊がよく持っている盾の絵を描いて見せた。


「多くの負傷兵を防ぐ、大きな山のような存在です。

沢山の盾に守られながら前進していきます。

分厚い鉄の盾は鉄砲の攻撃もある程度防いでくれるはずです。」


「田中殿は素晴らしい発想構想をお持ちではないですか!」

木下藤吉郎(秀吉)さんが拍手しながら近づいて来た。


「是非私の兵に、稽古をさせてクロスボウガンや手榴弾や盾というもの

いくさで使用してみたいものです。」


ニコニコ顔、人の良さそうな笑顔の

木下さん(秀吉)を柴田勝家さんが眉間にしわ寄せ鬼の形相で睨みつけている。


武力の柴田勝家さんと、智力の羽柴秀吉さんか、歴史通り犬猿の仲だな。

お互い認める処はあったそうで、羽柴の柴は柴田勝家さんの一文字、

柴をもらったのです。お互い、ないものがあり憧れていたのかもな。

ちなみに羽は丹羽長秀さんからもらった一文字です。


ガルルルー(このエテ公が!!)

ウキキキキ(筋肉バカの闘犬さん)


僕の擬人化妄想終了


◾️◽️◾️◽️◾️◽️


僕はとりあえず3つにしておいた、突然多くは望めまい。

戦車や気球やハングライダーなどの兵器は、上手くいったら進言しようと思う。

まだ、どうやって実現させるか考え中だしね。


僕は、武器の開発に向け鍛冶屋を周り説明を、また しました。

それにしても秀吉はいいタイミングで入ってくるよな。

やっぱ世渡り上手なのね。僕にもその能力分けてもらいたいものである。


◇◇◇



僕は鍛冶屋さんと話しをしたり、町の商人さんと話しをしたりして、

現在居る尾張の国(名古屋)の今の戦況などを聞いた。

東に今川義元の今川家。西に北畠具教の北畠家。

この二つの勢力は強大だ。特に今川家は明日にでも京へ上洛するかもしれない。

右上に結婚により同盟を結んだ斎藤道三の斉藤家。

左上に六角義賢・六角義治の六角家がある。


まずは六角家を滅ぼして領土拡大だな。あるゲームの定石である。

有能な武将さんは引き抜き交渉とかしたいよな。

でも敵国の武将にどうやって会うの?たとえ会えたとしてもいきなり殺されるんじゃない。

ゲームならすぐ会えるのにな。そして何度でも交渉できる。


今日の夜は信長様と夕食会に招かれた。

戦国時代の夕食会か。あまり華やかな気がしないなぁ。


町には色んな人がいる。あれ?もしかして宣教師なる人じゃないの。

ポルトガル人だぁ。十字架を持って宣教活動をしている。

頭はアルシン◯カット、ザビエル!

歴史の授業でザビエルの絵面白かったよな。今は何で面白かったのか

よくワカリマセン。


他にも、血のついた刀を売っている人や奴隷、子供達を売っている人もいた。


いくさ

普段は百姓や鍛冶屋などをしているがいくさの場合は仕事を中断して

兵士として戦にかりだされる。

だから稲刈りや田植えの忙しい時期はしないんだって。人出がないと米つくれん。


出稼ぎ労働者みたいなものです。もちろん給料らしきものはなく、

勝った場合はその土地での金品や人の略奪などが黙認される。

それをお金にしたいので専門業者に卸すわけです。



奴隷かあ。お金もらったら吉原(風俗)でも行くか。綺麗な女の子とか

そういう店に売られてしまうんだろう。警察とかいないし、御用だ!御用だ!

みたいな人もいない。お奉行さまはまだまだ先の時代である。


戦場は綺麗な女の人が犯されたりする無法地帯、だからみんな宗教とか

よりどころにしてたんだろうなぁ。

汚い世界にこそ誠があるかもしれない。


あと、余談ですが、刀とかあんまり使えないらしい。

そりゃ首を斬るとき使いますが、大将の首トッタぞー!

通常は槍と弓矢と鈍器とかが主流みたい。イタソウデスネ。

戦場は犯罪者にとっては夢のような世界なんだろうな。

人は沢山殺して、褒められる。ご褒美もらえる。



町をブラブラしてたら、そろそろ陽がくれて来た。

クロスボウガンの試作品は来週できる予定。


僕は信長様の屋敷へ戻った。あの兵士さん僕の尻を蹴った人じゃないの?

すごく緊張している。手足が震えてるよ。まあまあ、仕方がない命令

されたんだもんな。

あの人が悪いわけではない、だって戦国時代ですから。


僕は信長様の夕食会へ招かれた。


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