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僕の戦国時代  作者: 虫松
第八章 世継ぎ内乱編
34/93

第一話 内輪もめをしました。

信長が亡くなった。長男、信忠様も戦場にて討ち死にされた。

後継をめぐり、織田家は真っ二つに分かれる。

信長様の遺体を首と胴と下半身の3つに分割、それぞれ、

くノ一に行商人の格好をしてもらい分割した遺体を背中に背負い

夜明けを待って僕は戦場を後にした。島津家とは、羽柴秀吉さんにお願いして

信長様、病に倒れると告げ休戦の確約をしてもらった。

公の発表では信長様は寺で病死となった。信長様の長男、信忠様も同戦場で討ち死。

次の後継者を巡って清洲城で会議となった。(清洲会議)


尾張の国 清洲城内


清洲会議の出席者の紹介


柴田 勝家さん(柴田派 、前田利家、佐久間盛政他)

織田家で最初から仕えている猛将、数々の武功を上げ皆から

鬼柴田と呼ばれる。

秀吉さんのことが大嫌いです。歴史は変わり現在独身です。

信長の重立る重臣の一人と言われてます。


羽柴 秀吉さん(秀吉派 、丹羽長秀 、池田恒興他)

織田家は足軽から奉公、寒い日の朝、冷えた草履を懐に隠し温め

信長様を感動させるなど、策略家。(いい意味でいえばエンターティナー)

柴田さんとは犬猿の仲。信長様から猿、はげぬずみと呼ばれ可愛がられる。


そして僕こと、中田玄白は二人派閥の間に挟まれています。

どっちつかず中立っていう板挟み。

中田 玄白(玄白派 、明智光秀、石田三成)


会議を要約しますと柴田さんは、織田家三男、織田信考押し

秀吉さんは信長様の長男(信忠)の息子、三法師(3才)押し

で揉めてるわけです。3才の子を後継ってどうなのよ?!

柴田さん、おっしゃる通りです。3才に政治や軍議できるわけないよね。

ちなみに次男 織田信雄は!うつけ者とかで外されています。

勝手に外しちゃってるよ。まぁいいけど。


僕も柴田さんの言うとおりだと思いますけど、

歴史は秀吉が勝つんだよな・・・・


結局、結論は出ずに葬儀の後持ち越しとなりました。

物別れってやつです。僕は柴田さん、秀吉さんの怒号の飛び交う中

会議を後にした、ちょっと小用に(しょんべん)アイタタタ、、前立腺(ち◯こ)が痛い。

ストレスで血のおしっこが・・・

こうやって、会社に行きたくない病、うつ病や五月病になるんだな。


さぁ僕はどっちかの派閥に賛同しなくてはならなくなった。

間も無く始まる世継ぎの合戦、内乱が始まる。


◻◻◻


信長様の大葬儀が始まりました。


すごい参列者です。

「はい記帳お願いします。」

いつ終わるのこれ・・・・


本当の歴史では信長様を本能寺の変で自刃させた逆賊、明智光秀を討ち取った

(山崎の合戦・天王山の戦い)

秀吉さんが取り仕切りますけど。

明智くん僕の横にいます、はい歴史は変わったのです。

僕が葬式を取り仕切る事となりました。

葬式は7日間に渡って行われました。


信長様のお付きのアフリカのモザンビーク人? 弥助を家臣にしました。

誰も引き取り、たがらなかったもんで・・・

怖いよね、昔の人から見たら。

黒い鋼のBODYは

ボブ○ップとクロ○ティを足して2で割ったような体格です。

「ナイス ミーちゅー YOU」

緊張気味に


「ハイ!ヨロシク ナカーター!」


フレンドリーなアフリカの乗りでイイねぇ!




【三日天下】

信長を討ち取った後、明智光秀が政務を行ったのが三日だったので、こう呼ばれる。

現在では直ぐに社長の座を降ろされた時などに使われる。


◇◇◇


織田家世継ぎ内乱を巡っての対立は以下とおりです。

みんな織田さんだからややこしいね。当たり前か。


信長様が指名していた

信長様の長男、織田信忠は島津家の合戦にて討ち死にしています。


==========================================


織田(おだ) 信考(のぶたか) 信長様の三男

次男は信雄より早く産まれたかが、母の身分の低かった、信長に報告が遅かった為

三男となったといわれる。

秀吉に切腹させられた時の辞世の句

「昔より 主を討つ身の 野間なれば 報いを待てや 羽柴筑前(秀吉)」

切腹した後に自分のハラワタえぐり出し梅の掛軸に投げつけたという伝説あり。

今もその掛軸には血の後が残っている。


==========================================


三法師 信長様の長男、信忠の長男 、後の織田(おだ) 秀忠(ひでたた)

秀吉により3才ながら家督相続、指名される。秀吉に可愛がわれ羽柴の性を贈られる。

関ヶ原の戦いでは西軍(キリシタン大名)で福島正則、池田輝政らの東軍と戦う。

福島正則に流石、信長の血をひくものと言わしめた。


==========================================


織田信雄 (おだ のぶかつ) 信長様の次男

北畠家の和睦条件として雪姫ちゃん妻にした。現在、北畠当主

うつけ者と評され、家督争いから外されている。


==========================================


現在、織田家の家臣は真っ二つに割れ

信孝を信長様の跡継ぎにという柴田勝家、柴田派と

三法師(3才)を跡継ぎにという羽柴秀吉、秀吉派にわかれているわけです。


どちらの派閥にのっかれば生き残れるか、

どんなに馬鹿でも答えは解る。そりゃもちろん秀吉だろう!

と葬式で沢山の僧侶が念仏が唱え木魚が叩かれる最中、僕は考えていた。

うーーーん眠たくなってきた。

信長様の棺は黄金で宝石がキラキラしてます。

葬式代いくらかかったんだろうね。


葬式が終わり寄宿舎に戻ると北畠家の使者が書状を持って来た。

内容は簡潔にいえば、僕に会って話がしたいそうである。


まずい、会いたくない嫌な予感がする。

北畠家は織田信雄(次男)が当主だ、絶対面倒なことになるよ。


「急病で会えません。というのはどう明智くん」


「殿、葬式中、元気なお姿見られております」


「そう、だよね・・・・」

(明智くん頭硬いね。)


「では、日時はいかほどに」


「・・・・・・」


◻◻◻


数日後

僕は北畠当主、北畠 具豊(織田 信雄)へ会いに行くこととなった。


アフリカ人の弥助と明智くんと僕の3人珍道中です。


弥助は着物が小さくお腹出てます。お腹に紐をグルグル巻いて

山賊みたいな格好です。頭はチリチリ天然パンチパーマです。

松平家忠日記によると

「名は弥助 身の丈187cm 黒人男性、身は炭のごとく」


黒い肌は、この時代チョーもの珍しいでしょう。

歩く人すれ違う人、一人一人にジロジロ見られてます。



「タイショウ!タヨラレチャッタね!」


「貴様、殿に向かってなんて口を聞いておる!」


「ナントカナルヨ キット!HAVE A NICE DAY!」

(ボビーオロ⚪ンで脳内再生下さい)


「うん、有難う弥助・・・・」

(はぁーーあ、お気楽でいいよな外人さんは、まぁ家督相続の話には間違いないよね。)


僕は不安を抱えて北畠家領内へ向かうのだった。


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