第三話 洗礼を受けました。
『神様良い子にしてくださ~い。 』
キリスト教の幼稚園でお祈りしてたなぁ。
『いいんやあたしが神様だよ』
神様コント好きだったなぁ。なんの話かというとキリスト教に入信しました。
キリシタン大名に仲間入りです。薩摩(九州)はキリスト教が盛んなのである。
カトリック教は戒律が厳しいよね。僕は無宗教である。
そのうちバテレン追放令とか踏み絵とか始まるんだろうな。
でも歴史も変わってきたからなぁ。
【踏み絵】
江戸幕府が禁止したキリスト教の信者を発見する為に
イエス様、マリア様の木版、鉄版の絵を足で踏ませて
判別する。捕まると処刑される。⇒島原の乱へ
【バテレン追放令】
キリスト教の布教を禁止する為に宣教師を国外に追放した。
しかし、キリスト教の力は大きい。信長様の味方を増やす絶好の機会だ。
やはり使えるものは使わないと。
アーメン(意味 まことに)神様すいません。
そもそも日本にキリスト教が広めた理由の一つとしてポルトガル人が
植民地化戦争要因として日本人を洗脳させたかった意図の説もある。
有名なキリシタン大名と奥様、末路はこんな感じです。
他にも沢山いらっしゃいます。
(かなりザックリ書きましたファンの方アーメンすいません)
石田三成→隠れキリシタン、関ヶ原で家康に敗北、処刑
高山右近→徳川家康の命令によりマニラへ追放
小西行長→関ヶ原で家康に敗北、処刑
黒田孝高→関ヶ原では家康に味方、その後キリスト教迫害者となる。病没
蒲名氏郷→最後まで信仰、癌で病死。
細川ガラシャ⇒石田三成に居留守を襲われ、部下に槍で部屋の外から胸を貫かせて死亡
38歳。辞世の句
「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」
花も人も散るべき時に散るからこそ美しい。
僕は安易に考えていた。やめたくなったらやめればいいんじゃない?
まさか、僕のその後の人生に大きく左右する決断をしたとは想いもよらなかった。
洗礼をうけました。クリスチャンネームは
ヨハン 中田 玄白です。
ケーキ屋みたいな名前だな。
◇◇◇
安土城の完成~
黄金に輝く天守閣。山の頂上に輝く天主はまるで神は俺だといわんばかりです。
安土城の石段にはお寺を破壊した。石仏、墓石、石塔が使われています。
仏教を敵視している信長様はぶっ壊したお寺の資材を再利用です。
安土城の天守閣の壁画には、色んな宗教の神様が描かれています。
ちょっと悪趣味かも・・・夜、トイレ行けないよ。
中国式建築を取り入れ内部は地下を入れて7階建、
5層、6階と7階には豪華絢爛の内装になっております。
城を建てる常識として中央に心柱を建てますが、このお城はありません。
吹き抜けになってます。
見学をした宣教師は
「キリスト教国にもない広大な城で天主は内外とも驚くべき構造である」
と伝えたそうです。
力の誇示するにはピッタリな建物。悪くいえば成金趣味です。
品性はないよな。
この安土城ですが歴史上ではわずか10年で廃城になってしまいます。
琵琶湖の東岸の小高い山の頂上に建っています。
(ふふふ愚民ども働くがよい)
僕は天守閣より下を見下ろした。
信長様が横にいる。
「どうじゃ我が城は天下をとるに相応しい城であろう」
「茶室はないんですね。」
「わしがここで寝泊まりするんじゃ」
高層建築物で寝泊まりした日本人は信長が初と言われている。
タワーマンション好きな人のタイプだね。
京まで船を使えば半日で行けるし、信長さまが支配する領国の中心でもある
近江(滋賀県)は軍事面、政治面、経済的にみても最高の立地であります。
ポルトガル人の宣教師、ルイス・フロイスが安土城にやってきました。
「神は万物の創造主、絶対的な崇拝すべきお方なのです。」
「自分より優る創造主など存在しない!自分以外!礼拝に値する人物などおらんわ!」
ルイス・フロイスは伝記、日本史に書きます。
【この不幸で哀れな人物は、途方もない狂気と盲目に陥った】
キリスト教を信長様は仏教勢力を弱める手段としか考えていなかったのです。
信長さまはルイス・フロイスに激怒している。
キリスト教は今の戦国時代にはあわないよなぁ。
僕は不安になった。
ルイス・フロイス
1563年、日本に布教をしにやって来た宣教師。
フロイスの献上品の数々に興味をもった信長はフロイスを呼び。
はじめてキリスト教に対する熱い思いに感心し、布教の許可を与えた。
彼の話す世界旅行の話に信長は夢中になったという。
彼の書いた滞在記録、日本史(歴史書)はローマ字で書かれ当時の
人名や地名や権力者の様子が知る事ができる。
秀吉の時代にはなりバテレン追放令が出た後、長崎に潜伏。日本史を書き上げ。
長崎の修道院で65歳の生涯を閉じる。