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僕の戦国時代  作者: 虫松
第六章 四国地方・越前編
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第四話 亡命させました。

浅井長政を拉致した装甲車は小谷城へ向かった。

次はお市の方様を拉致しなくてはいけない大忙しである。


分散している浅井軍の兵力が集結する前に片づけなくてはならない。

難攻不落の小谷城である。


小谷城の門をぐるぐるに縄で拘束した

浅井長政を見せ城を開門させた。


「お市の方様、お話がございます。」


「浅井様、大丈夫でございますか!」

城の中央よりお市の方様が出てきた。


僕は今後の未来の流れをお市の方様に説明した。

僕が未来からやってきた事はお市の方様も知っている。


僕は越後の国へ亡命するように説得した。

しかし頑として受け付けないようだ。

さすが信長様の妹。


「浅井長政、たとえ降伏しても決して信長様は決して許しません。

ここで殺しましょうか?」


「・・・・・」



「ならば隣国で生き延びてみるのも一つの手かと」


「けふもまた 尋ね入りなむ 山里の 花に一夜の 宿はなくとも」

浅井長政は和歌を読んだ。


今日もまた山里に花を求めて入ってしまうのだろう。一夜を過ごす宿は無いとしても。


「分かり申した。そちらに向かいます」

僕は手を回していた上杉謙信に浅井長政とお市の方様を亡命させた。


信長様にもし、ばれたら僕は殺されるのだろうか。


浅井軍が次々と小谷城へ撤退する中、信長は難攻不落の小谷城を攻撃せず

帰還させた。


浅井長政のいなくなった浅井家は兄弟の浅井政元が後を継いだ。


その後は歴史通りに展開しました。


比叡山の焼き討ち


再び朝倉家へ侵攻

圧倒的な信長様の軍の兵力の前に

前回の戦いで大きな痛手を負い回復しきれていなかった。

朝倉家と浅井家は滅んだ。


浅井長政を生きながらえる事ができた僕は

歴史を少し変えることができた。


お市の方様も幸せになってもらいたかったので

良かったです。


お市の方ですが歴史上では

子供達は織田家に救出され引き取られますが長男は捕われ殺害 

次男は出家させられます。

次男と3人の娘たちとお市の方は信長のもとで

手厚い保護、養育を受けました。


後に家臣の柴田勝家と再婚しますが

秀吉との戦いに敗れ秀吉のものになるくらいなら

と城の中で自害します。享年37。


辞世の句は

「さらぬだに 打ちぬる程も 夏の夜の 別れを誘ふ ほととぎすかな」


いまさら生きることを惜しむわけではありませんが、

あなたに抱かれて燃えた夜を想いだす間もなく、

ホトトギスが別れを急かせるように、鳴いていますね。

(ホトドギスは二度と帰らない「不如帰」と書き、自決とをかけている)


3人の娘たちはそれぞれ

長女 茶々は豊臣秀吉の側室になります。

   後継ぎ豊臣秀頼を産み淀君として実権を握ります。

二女 初は京極高次に嫁ぎます。

三女 江は徳川秀忠に嫁ぎます。 



◇◇◇



1573年 足利義昭を京都から追い出しました。

事実上、室町幕府の崩壊です。

理由は足利義昭が信長が足利家の復興する考えはないと、

挙兵したからです。

すでに将軍に味方する勢力は根こそぎ刈り取っていたので、

すぐに追い出せました。

さよーならー


足利義昭は毛利元就を頼りました。幕府再興の御内書。

もうそこしかいくとこないもんな。

という事で再び毛利軍との戦いです。

リベンジ、前回は宇喜多家が裏切りませんでした。

ので今度は完全に属国を目指します。


鞍替え

毛利軍と一緒に戦うのをやめて、信長軍と戦いましょう。

簡単にいえば会社を変わるような事です。


以前、人質交渉をしたので、宇喜多直家とは顔なじみです。

今回は秀吉さんと一緒に行きました。

1573年 木下から羽柴 秀吉に改名しました。

以後は秀吉さんです。


「今や信長様が天下を取る時代なのです。何卒お考え下さいませ」


「・・・・・・」


宇喜多直家は先見性に優れた武将です。

暗殺や毒殺や乗っ取りを行い一国の主への仕上がってきました。



「お子様達の将来もお考え下さいませ」


僕は最後に嫌味を込めていいました。

鞍替えしなかったら、また誘拐しようかな。

この前は身代金で大分儲かりました。誘拐ビジネスって奴です。


この前の身代金の支払いで財政的にきつい宇喜多家は

誘いに乗り信長軍に鞍替えしました。

早速 宇喜多家に資金援助しましょうね。財政破たん寸前でした。


時の流れに身を任せたよ~。

次は毛利元就の毛利軍と宇喜多家とともに戦います。


怒った毛利は当然 宇喜多家へ攻撃を仕掛けてきました。


麦飯山むぎいざんの合戦

毛利軍は秀吉の軍が備中に入る前に

毛利元晴を総大将として2万の軍勢を率いて麦飯山に陣を構えてた。

宇喜多家と毛利が戦いになった。



両軍は激しく戦い一時期は毛利の軍は麦飯山を奪われかけたが

毛利の村上水軍が上陸、形勢は逆転した。


宇喜多家は籠城して防戦したが多くの武将が討ち死にして

落城した。

そのご毛利軍の有利に進んだが浜七本槍と呼ばれる武将たちの

自滅覚悟の猛攻により形成が逆転、毛利軍は備中へ撤退していった。


そして僕と秀吉の軍は備前(福岡)に到着した。















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