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僕の戦国時代  作者: 虫松
第六章 四国地方・越前編
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第一話 産まれました。

信長様より、四国攻めを命じられました。

三好家は、すでに弱体化していたため、九鬼水軍の力も借りて滅ぼしました。


三好家ファンの皆様、1行で滅ぼしてしまいゴメンなさい。


問題は土佐国の豪族、長宗我部元親の長宗我部軍です。


長宗我部は各拠点に兵を固めて14000の兵をひきいている。

僕はカタパルトの部隊やくノ一の部隊で次々拠点を制圧していった。


長宗我部元親の長宗我部家は一領具足の変わった制度で収めてます。


【一領具足】


一領(ひとそろい)の具足(鎧や武器)を農民が常備。

領主から招集がかかると、農作業中でも直ぐに応じられた。

また、半農半武士も多く、武士が行う仕事は免除されていた。


しかし、正規軍の

我が中田軍の敵ではありません。

どんどん侵攻して行きます。


ついに長宗我部元親の正規軍と川で対峙、最終決戦となりました。


「我こそはは長宗我部元親ぜよ!一騎打ちを申し込む!」


げっ!一騎打ちを申し込まれました。

何で武将って奴は一騎打ちが好きなんでしょう。

指揮高揚の効果らしいですが、死んでしまったらもともこうもありません。


そんなのは、意味のない事なんだよ。

僕は弓隊に号令をかけ、川の真ん中に

出てきた長宗我部元親に矢を一斉に

放ちました。


「卑怯者なり!卑怯者なり!」

矢の雨の中、

逃げて行く長宗我部元親。すまないな。

そんな歌舞伎のような舞台劇みたいなことしたくないんです。


「全軍、突撃!」

僕は装甲車部隊に突撃指令をかけ、

長宗我部軍は散り散りに敗走!


案外あっけないもんだな。

長宗我部のファンの皆様あっさりでゴメンなさい。


長宗我部元親を降伏させました。

彼の得意な狭撃戦術も使う暇なかったね。


【狭撃戦術】

兵力を2分して合流場所で挟みこみ敵を撃破する戦法。


長宗我部元親は土佐の国(高知県のあたり)のみ統治となり、

他の領地は信長様の統治となった。

信長様、四国制圧終わりました。


僕は城に戻ると菊姫ちゃんのご懐妊報告を聞いて大変に喜んだのでした。


◇◇◇


菊姫ちゃんのご懐妊報告から6ヶ月後、しかし僕も高校生を腹ませてしまった

わけです。現代の社会であったら、高校生をやめなくてはいけなかったかもしれません。

それ以前に未成年婦女暴行罪で逮捕か・・・・いや結婚してから腹ませたんだからOKだ。

女の人は16歳で結婚だよな。法律って面倒だよな。


今は戦国時代なのだから、普通の流れか。

前田利家さんは松さんと11歳で結婚したわけですから。


僕は大阪の街でお土産として鈴のついた髪どめを買ってきた。

新品です。そりゃそうだ、現代で道で拾ったのは錆びていてボロボロだったな。


この髪どめを見た時驚いたもんです。

僕を戦国時代へ導いたであろう、

髪どめをまさか自分で菊姫ちゃんにプレゼントするとは・・・


昔は髪どめを(こうがい) といった。

髪を上部に巻き上げ髷を作るのに使われた。

(頭がかゆい時にも使用したそうな)

女性には身だしなみを整えるのに必要なもので

非常に高価なものだった。


「笄、綺麗でございます。有り難うございます。」

菊姫ちゃんは眼を潤ませながら、感激してます。

大変に気に入ってもらえて僕は嬉しいです。


さて、産まれてくる子供に名をつけなくてはいけません。

信長様に相談してみるか。

僕は信長様に報告と名付け親になってもらうべく

お屋敷へ向かった。


「名付親か・・・」


「はい、是非親方様につけていただきたく参上しました。」


「男なら竹千代、女なら竹子にせい」


「あ・・・ありがたき幸せ」

(しまった、今は戦国時代、幼名など何でもよかったのだった。)



◇◇◇◇


産まれました。無事産婆さんが湯船につけ

「オギャアアアアア」

好い鳴き声です。安産でした。骨盤しっかり流石、

本田忠勝の妹さんです。


僕は信長様からもらった幼名を菊姫ちゃんに報告した。

「よい、名ではありませんか!」


「えっそうかい?いい名か?元服したら違う名前にしような。竹千代!」


僕は産まれてきた男の子を抱き上げ

持ち上げるのだった。


また、いくさが始まる。

僕はつかの間の幸せを噛みしめた。


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