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僕の戦国時代  作者: 虫松
第五章 中国地方編
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第三話 誘拐を依頼しました。

僕は宇喜多家の寝返り交渉をしようかと考えましたが、

現状を考えると、そう簡単に信長様に寝返りそうにありません

宇喜多家と毛利家の領地は隣同士です。裏切ったら、即攻撃されてしまいます。


息子を誘拐する事にしました。やはり例のごとくその道のプロにお願いします。

人質確保みたいな感じです。俺も犯罪者になっていくなぁ。もうなってるか!

戦国時代は人質だらけの時代だよな。


ニンニン!

困った時の伊賀の里、頼みです。

前と同じだ伊賀の上忍3人衆が正座しています。


「中田玄白殿、ご活躍は聴いておりますよ。さて今回の依頼は何ですか。」


「宇喜多家の息子2人さらって人質にして頂きたい。」


「それですと1人・・・」


「前請け負った金額でお願い申す!」


「いや、今回は2人ですから・・」


「お願い申す!」


「・・・・・」


という事で領国貨幣3200枚で請負契約成立です。

前の交渉の時に粘りに粘ったのですんなり進みました。

いやぁー顔なじみになると交渉しやすいね。


さて次は脅迫文の作成です。


ムスコヲアズカッタ、カエシテホシケレバ、モウリヲウラギレ!


なんか違うなぁ現代風だ。僕は何度も書き直しましたが結局

明智君に任せました。

文才ないんで任せた明智君。


期間は6ヶ月だって、暗殺より半分の期間なんだね。

やっぱお遊戯してる時にさらうのかな。


まぁプロに任せたんだから、やってくれるでしょう。


5ヶ月後、宇喜多家の息子2人が僕のもとにやって来ました。

怖くないよ、ほらオモチャだよー。


「・・・・・…」

駄目かそりゃそうだ誘拐されたんだもん。

子供達の暗い目をみると、少し罪悪感に苛まれる。

すまない、すぐに戦争終わらせて開放してあげるからね。



◇◇◇



「この鬼めぇー人間か!そちは?可愛い幼子を2人も誘拐するなどー」


僕は宇喜多家のお城に寝返り交渉に来ていた。

宇喜多家の当主 宇喜多直家より罵声を浴びせられている。

めっちゃ興奮しています。そりゃそうだ自分の子供が誘拐されたんだもん

心苦しいがグッと耐える。誘拐犯人は僕です、はい。


「我らに毛利を裏切れと、今まで毛利の後ろだてがあったらこそ・・」


えー苦しい事情はよくわかりますよ。でも~仕方ないんです。

毛利家には3年で滅ぶか降伏してもらはないと。

ようやく宇喜多家の当主を説得。次は戦場でお会いしましょう。


細かい打ち合わせは明智君に任せた。僕は胸が痛いです。

胃潰瘍になっちゃうよ。僕はお城を出た。


毛利元就を倒す。団結の毛利


毛利元就がお城を建設の際に人柱

(建造物保護の為、神様に生身の人間を埋める人身供養)

を止めました石碑に書いた言葉


【百万一心=「一日一力一心」】

国民が皆で力を合わせれば、何事も成し遂げられる。




毛利元就、人格者であったであろう。

天下をとる気持ちであればとっていたかもしれない。

しかし彼はお家の存続を第一に考えた。


やはり降伏が一番なんだろう。

僕は次の戦いに向け作戦を立て始めた。

毛利の陸軍は得意戦術はこの2つである。


分進合撃ぶんしんごうげき

分散して進撃している最中の敵を、

再集結する前に一点集中、敵に攻撃する。


外線作戦がいせんさくせん

敵を包囲し、または挟み打ちにする位置にあって作戦を展開すること。


この戦いは人海戦術になるなと僕は思った。


人海戦術じんかいせんじゅつ

損害をかえりみず数の力で敵軍を押しきろうとする戦術。転じて、

多人数で物事に対処する多くの人間が指揮のもと動く。


僕は新たな武器の開発を始めた。


人力槍衾の開発である。

簡単にいえば2つの車輪を付けた突撃

手動兵器であるこれなら少ない人間で槍衾

を効率よく行うことができる。


僕は図面をひき始めた。そんなに訓練の必要のない

槍衾を行える兵器 人力槍衾じんりきやりぶすま


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