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【歴史ランキング1位達成】 累計331万1千PV 僕の戦国時代  作者: 虫松
第十二部 関ケ原の戦い 中

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第3話 野球をしました。

宮本武蔵の特殊スキル

大リーグボール1号くんとは何か?


元ネタは、とある昭和アニメ。

ただし

バットではない。

体でもない。


石である。


それも、

宮本武蔵(身長180cm・ゴリラ体格)

が、全身を使って投げる――


時速160km相当の石の塊。


これは「投石」ではない。

凶器の射出である。


・頭に当たれば → 頭蓋骨骨折

・顔面なら → 即失明 or 即死

・胴体なら → 肋骨粉砕、内臓損傷

・腕脚でも → 戦闘不能確定


野球で言う死球デッドボールとは、

「身体に当たったら、すぐにでも試合終了」の宣告だ。


「武蔵!投球準備!!」


「承知!!」


宮本武蔵、振りかぶる。


●第一球を投げた!


ゴォッ!!!!


空気が裂けた。


石は

本多忠勝ではなく、

騎馬の眼球に直撃。


「ヒヒィィィィン!!!」


馬はその場で脚をもつらせ、

脳震盪を起こし、

真横に倒れた。


忠勝は落馬。


だが、


ゴロリ、と受け身。

砂煙の中で即座に立ち上がる。


(……人間か?ター〇ネータか?)


「投石たぁ卑怯だらが!!

中田殿ぉ!!一騎打ちせえやァ!!」


(やっぱ言うよねー!!)

僕は山の上から、

斜め十字に腕を組んでバッテンポーズ。


「ごめんなさい!!

それはできません!!」


「武蔵!!

大リーグボール1号くん、続行!!」


● 第二投

直球ストレート


「うぉりゃあああ!!」


ズドン!!!


忠勝、動かない。


カキィン!!


近くに落ちていた刀で、

石を弾き返した。


★カキーン

★カキーン

★カキーン


ファール、ファール、ファール。


「……当たらにゃあ、

どうってことぁねえでよ」


(出たーーーー!!赤いロポットに乗る覆面被った男の名言!!シャ◎)


本多忠勝は折れた槍を捨て、

肩を回す。


鎧は軽装。

動きは獣。


当たらない前提で生きてきた男。


(そりゃストレートじゃ当たらん)


僕は次の手を出した。


「弥助!!

ノック開始!!」


「イエッサー、タイショウ!!」


ノックとは何か?


野球で言うノックとは、

守備側を鍛えるため―


・不規則なバウンド

・左右からの同時打球

・避けづらい速度


をわざと打ち込む練習。


つまり石を避ける前提を潰す。


★カキーーーン!!!


弥助の金棒が唸る。


右から――

武蔵の剛速球。


左から――

弥助の弾丸ライナー。


石弾二つが、

挟み撃ちで忠勝を襲う。


「うぉおおりゃああ」


武蔵の投げる剛速球と弥助の撃った弾丸ライナーが

左右から石弾が本多忠勝を襲う。


「当たったか!


・・・・・


いやまさかその手に出るとは」



……否。


本多忠勝は、兜を外した。


それを胸の前に構え――


ガンッ!!

ガンッ!!


二つの石を、

兜で受け止めた。


兜に、

石が二つ、

めり込んでいる。


(ナイスキャッチ……名捕手……)


だが


鹿角の兜は、

真っ二つに砕け散った。


本多忠勝は笑った。


「中田殿はよぉ……

ずいぶん照れ屋だでなぁ」


兜をとり髷姿となった本多忠勝は地面にさしていた

蜻蛉切を肩に担ぎ、後ろ向きに歩き出す。


「また別の戦場で、出直すとするかの」


「わはははははは!!」


関ケ原の湿地の向こうへ、

鬼は去った。


僕はその場にへたり込み、

膝を抱えた。


「……死ぬかと思った」


だが僕は生きている。


それだけで、

この戦場では少しだけ勝ちなのだ。


__________________



本多忠勝、鎧が軽かった伝説


徳川家康が本多忠勝の鎧を持ち上げた所、

異常に軽かった。家康は忠勝になぜ鎧が軽いのか質問した。


「井伊直政の鎧は重装備で、傷だらけなのに

何故そなたの鎧は軽くて傷もないのじゃ」


すると忠勝は平然と答えた。

「当たらなければどうということはございません。

軽くしてるのは動きやすさを一番に考えております」


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