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【歴史ランキング1位達成】 累計331万1千PV 僕の戦国時代  作者: 虫松
第十一部 関ケ原の戦い 上

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第1話 兵が集まりました。

東軍の福島正則と池田輝政始めとする 主力の大名たちは、岐阜城をはじめとする美濃の 西軍方の城を落とすことに決めた。


福束城、高須城、駒野城、津屋城と次々と陥落させ、 石田三成が援軍を出した竹鼻城までもが、東軍 福島正則らの猛攻により一日で陥落。 そのような状況下で岐阜城では、軍評定が行われ、 城主 織田秀信の決断により木曽川にて迎え撃つと決まった。 織田秀信(三法師)は世継ぎ内乱の時、織田信長の後継者として 秀吉に囲われていた方です。


(岐阜城攻防戦)

木曽川で待ち構えていた織田勢は、 渡河してくる福島軍 池田軍に対し、一斉射撃で応戦するも、数で圧倒され、 後退 後退。 織田の諸将が健闘し、一時を抑えるも、 東軍の猛攻に耐え切れず、 これまた後退 後退 後退。


織田秀信は岐阜城で籠城を選び 石田三成からの援軍を待ちますが 次の日には、福島正則の猛攻により あっさり陥落します。 堅城の要塞として知られていた岐阜城で したが岐阜城は色んな武将に使われていたため お城の内部や弱点が知れ渡っていました。


織田秀信は福島正則に助命を願い出た為 断髪して出家 高野山へ。 彼はここで短い生涯を迎えます。


ミッチーの戦略がまた外れてしまったわけです。 まぁ世の中そんなに、思いで通りいかないよ。


僕が現代にいるころは毎日そうでしたよ。

宝くじ買わなきゃよかった・・・


◇◇◇


僕は関ヶ原近くの大垣城に入り関ヶ原の戦いに備え 西軍の武将さん達と合流していた。


大垣城・西軍本陣


城内は、湿った空気と焦りで満ちていた。

岐阜城陥落の報が届いてから、評定は荒れている。


「福島め……早すぎる」

「竹鼻まで一日とは、ありえぬ……」


石田三成――ミッチーは、地図を睨みつけていた。

そこへ、九州勢到着の報が入る。


「島津殿、到着!」


ざわめく一同。


現れたのは、

老いてなお背筋の伸びた男。

鎧は古び、装飾はない。

だが目だけが、異様に静かだった。


三成は思わず、口をついて出た。


「……二百?」


空気が、凍る。


島津義弘、六十六。

ゆっくりと一歩前へ出る。


「はは」


低く、笑った。


「少のうて、すんもはん(少なくて、すみませぬな)

 薩摩は、遠か。道中で減りもした」


声は穏やか。

だが、周囲の武将がなぜか目を逸らす。


その空気を、

僕が断ち切った。


一歩前に出て、深く頭を下げる。


「失礼を致しました。

 我が文官が、数だけを見てしまった」


三成がハッとする。


「……!」


僕は続ける。


「島津家は、織田信長公を正面から退けた家。

 九州を制したは、数ではなく――首の取り方」


義弘の眉が、わずかに動く。


「ほう……」


「関ヶ原では、

 ぜひいの一番、先陣をお願いしたい」


一瞬の沈黙。


やがて、義弘は――

腹の底から、笑った。


「はっはっはっ!」


薩摩訛りが、強くなる。


「よか!

 よかど!

 そこまで言われて、薩摩隼人が引けっか!」


(よし、食いついた)


義弘は、周囲の西軍武将を見回す。


「数は、少なか。

 じゃっどん、死に方は知っちょる」


「薩摩ではな、

 退き時を誤った者から、死ぬ」


「敵中で死ねば、尚よか」


重い言葉だった。




翌日。


「島津殿!

 薩摩より、援軍到着!」


三成が、安堵の息をつく。


「これで……」


義弘は、静かに遮る。


「石田殿」


「はい?」


「数は、まだ足らん」


「じゃっどん」


にやり、と笑う。


「殺す数は、足りちょる」


僕は、その瞬間に確信した。


ぼくは知っている島津の敵中突破の伝説を、

この関ヶ原の戦いを左右する

ひとつの原動力だと思っている。

僕は関ヶ原の戦いの戦略を立て始めた。


島津軍はその後、援軍が到着1500名となった。


_______________________


敵中突破てきちゅうとっぱ】島津の退き口


関ヶ原の戦いで小早川軍の裏切りによって

敗戦濃厚となった西軍と島津軍は戦場まっただ中

に軍勢1000名が取り残されてしまします。


そこで家臣が

「殿は島津家にはなくてはならぬ御方。ここで討死されては御家の為になりませぬ。私が殿に代わってその役を相務めさせていただきます」

と身代りに死ぬと言います。


しかし島津義弘は、

「それはよくわかっておる。しかし譜代の臣数百人が討死し、戦い疲れた小勢にてどうやって遠く薩摩まで敵地を通過して帰り着けようか。追い付かれて見苦しい死に方をするより、大敵に当たって玉砕しようぞ」

と敵陣の中央無尽に、強行突撃をするのです。


敵中突破の激しさをみた猛将 福島正則でさえ二の足を踏み、

子の正之も家臣が

「死に狂いする敵に戦はせぬもの」と言い押しとどめられた。


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