表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の戦国時代  作者: 虫松
第四章 甲信越地方編
18/93

第三話 騙されました。

徳川の軍は総崩れとなった。織田軍が救援に駆けつける。


「鉄砲隊前へ!連射用意!」

僕は雑賀党の鉄砲隊を雇っていた。


「はなてぇー」


ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!

ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!


鉄砲隊の銃撃が絶え間なく鳴る。連射の威力素晴らしい。

勝ったなぁと思った時だった。


「徳川軍が裏切りだー」


何だって?!


「徳川の軍の攻撃により信長の軍が総崩れ!」


どういう事だいったい、

織田軍と徳川軍が入り混じり混戦してしまった中、

戦場は混乱した。


「うわぁあああ」

織田軍が徳川軍に槍で刺された。血が吹き出した。

織田軍の兵士は槍が刺さった状態で倒れて死んだ。


そして両者は戦いとなった。落ち着け。落ち着くんだ。

そんな話は入ってないぞ!徳川の武将と信長の武将は慌てふためいた。


「武田信玄ここに現る!」


「武田信玄の騎馬隊が突撃開始!」


「武田信玄はこっちにいるぞ!」


どういう事だ何人もの武田信玄があちら、こちらに現れているぞ。

武田家の家臣、真田幸隆の真田家、代々伝わる影武者戦法である。


影武者攪乱戦法かげむしゃかくらんせんぽう

戦場に多数の忍者を紛れこませ。嘘の情報を流し敵を錯乱させる方法。

敵兵になりすまし相手の兵を殺すことで混乱をさらに増長させる。

また武田信玄には多数の影武者(偽物)がいて、敵を惑わせた。


「いったい引けー、引き上げろー」

混乱した戦場はどうすることも出来ず織田軍と徳川軍は敗走。

戦場から15キロまで撤退した。



◇◇◇



織田軍と徳川軍は武田信玄の調略により敗退。15キロまで撤退したところで

陣を構えた。陣内では軍法会議が開かれた。


「武田の猛攻、やはり凄まじきものがあります。」


「何か策はないものか」


「玄白何か手はないのか?」


「野戦築城で武田勢を向かいうちます」


「築城するには時間がかかるではないか」


「いいえ、築城といっても、木前後に組み合わせたものです。柵の手前と後ろには

豪(穴)を掘り、敵の突撃を防ぎます。」


「うむ、我が兵も先ほどの戦いでだいぶ、失いました。その戦い方で

いきましょう」


会議は決まった。野戦築城、ようは穴掘って、鉄砲隊が隠れて

撃ちまくる戦法だ。突撃を防ぐ為、木の馬防柵を作る。

カウンターをー相手にあびせる感じです。

武田の追撃隊は川を挟んでいた。およそ10000兵士。

対岸には織田軍と徳川軍およそ20000兵


「鉄砲隊!川を絶対に渡らすなよ。構え!」


武田勢は強引に川を渡ってきた。

僕は雑賀党の鉄砲集団とクロスボウガン部隊で武田勢を迎えうつ。


「突撃!突撃だ、騎馬隊、先陣をきれ」

武田軍は馬筏をしてきた。


馬筏うまいかだ

大量の騎兵を使い、馬が殺されながらも川を渡る強行突撃攻撃の戦術

死んだ馬が筏のように見えた事から、この名がついた。


「撃てぇー撃てぇー撃てぇー!」


ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!

ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!

対岸から僕は横に並んだ鉄砲衆の

大量の火縄銃で武田の騎馬兵に攻撃。


「絶対に川を渡らすな!撃てぇー撃てぇー」


ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!

ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!

ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!


鉄砲集団雑賀党の鉄砲連射は確実に兵士を捉え。

馬と武田の兵士は川に沈んでいった。

(これが戦争なんだ。兵士は命令通り、突撃するしかないんだ。)


川は真っ赤に染まり死体は押し流されていった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ