第四話 工作しにいきました。
【桶狭間の戦い】
今川軍に第一、第二、第三の砦を次々に燃やされていく中、織田信長の軍2000人は
30騎ほどの騎馬隊を引き連れ山寺に集結していた。
「玄白の言っていた雨いっこうに降らないではないか!」
織田信長は腕を組み、行ったり来たり右往左往。何時間も待たされてイライラしていた。
「今川軍が桶狭間に進軍して来ました。」
「もう、これ以上は待てない!奇襲いたす!」
僕はついに第四の砦を落とされた。燃えさかる第四の砦・・・・
雨は降らなかった。
籠城するか、白兵戦どちらか選ばなくてはいけないな。
とか考えていたら、
「突撃!突撃せよ!」
山をものすごい勢いで降りてくる信長様部隊2000人ほどを見た。
信長さーーーま!我慢できずに突撃してるよ!!
「装甲車の部隊とハングライダーの部隊!信長様を援護せよ!」
あーーーぁ、マズイなぁ。今川軍の鉄砲部隊が山を降りてくる。
信長様の部隊に下から狙っている。
「放てぇーーー!」
ぱんぱん!ぱんぱん!ぱんぱん!
「うわあぁああああ!!」
信長様の先陣の騎馬隊10騎ほどが銃弾に撃たれ倒れていった。
まずい、まずいぞ!信長様ここで討ち死に返り討ち?
歴史がここで終わってしまう・・・・
「第二鉄砲隊、前へ!」
今川軍の鉄砲部隊が信長様の軍隊に狙いを構えた。
僕は目をつぶった、もうお終いだぁああ
その時
ポツ、
ポツポツ、
ポツポツポツポツ
ポツポツポツポツポツポツポツポツ
ざーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
バケツをひっくり返したような大粒の雨が滝のように降り注いだ!
「雨だぁ!雨が降ったあああああ!」
空から突如豪雨が振り出し、今川軍の鉄砲隊は火薬が湿り、鉄砲が撃てなくなった。
「よーし!全軍突撃せよ!狙うは今川義元の首!ただ一つ!」
僕はくノ一の部隊とともに今川軍5000人ほどの本隊を目指して突撃した。
目印は今川軍の旗本部隊、イケる、イケるぞ!
土砂降りの雨の中、信長様は鬼神のごとく槍を振り回し、今川軍の正規軍をなぎ倒していった。
おーおー人間死ぬか生きるかになるとものすごい力を発揮するんだなぁ
そして今川軍は総崩れとなった。騎馬隊20騎ほどが
今川義元に迫る。
「何ごとじや!一体何が起こっておるのじゃ!」
今川義元は混乱した。
「織田軍が総攻撃を仕掛けてまいりました。間もなくこちらに向かっております。」
「逃げなくては、麻呂はこんな田舎で死ぬわけには・・・」
「今川義元!勝負いたせぇ!」
馬上から織田軍、切込隊長、服部一忠が槍を構えた。
今川義元は騎馬に乗り逃走をしようとしていた。
「まてぇい、逃げるきか!」
服部一忠は逃げる今川義元を追いかけた。
「麻呂はまだ、死ねないのだ!麻呂は麻呂は・・・」
馬上にいる今川義元は必死に馬にしがみつきながら泣きながら叫んだ。
僕はくノ一の部隊と今川義元の前に立ち塞がった。
「今川義元!お前はここで死ななきゃいけないんだ!」
僕はクロスボウガンを今川義元の馬に狙いを定めて矢を撃った!
ブッス!
クロスボウガンの矢は馬の首に突き刺さった!
ひひひひぃん!
馬は2本の足で立ち上がり、今川義元を地面に落とした。
今川義元は尻もちをついた。
「くノ一の部隊!今川義元を取り押さえろ!」
今川義元はくノ一の部隊に羽交い締めされた!
「何だ!何が欲しいのじゃ!申せ!お前の望むものを与えよう!」
今川義元は震えながらくノ一に押さえつけられ、
大雨が降り目も開けられない中、必死に抵抗していた。
「天!天下統一!」
僕はクロスボウガンの矢を無数に今川義元の体に撃ち込んだ!
「ぐわぁああああああ!!!」
今川義元は大量に出血して死んだ。
地面には血の真っ赤な池たまりになった。
大雨の中、僕は今川義元の髪の毛を両手で引っ張った。
明智光秀が刀を振り上げる。
「殿、首を斬ります。」
「そうね早くお願い」
僕は目をつぶった。
そして返り血のシャワーを全身に浴びた。
◇◇◇
桶狭間の戦いにより 主君 今川義元を討ち取られた今川軍は松井宗信、久野元宗、井伊直盛、由比正信、他4名は戦場の最前線で戦い命を落とした。敗走した今川軍は駿河へ戻った。
混乱に乗じ隙をついた今川家の豪族 松平元康(徳川家康)は岡崎城へ入城。今川家と決別し織田信長と同盟を結んだ(清州同盟)松平元康は1567年、三河の地を治め名を徳川家康に改名する。
今川家は徳川軍と武田軍に制圧され、滅亡した。
尾張の国へもどり家康と同盟を結んだ1ヶ月後
「北畠家一族を討ち滅ぼす」
信長様は北畠家との戦を開始した。
北畠家は伊勢の国、現在の三重県北部を支配する武将である。
僕は信長様に 北畠家 当主 北畠具教の弟 木造具政を寝返るように
説得しにいくよう。命令された。
(寝返り工作かぁ。やっぱ金と女と権力なんだろうなぁ)
僕は、くノ一の美人を数人選び。お金を持って旅に出ました。
接待して引き抜きます。ヘッドハンティング!
えー喜んで頂きましたよ。女の接待。
3人の女 くノ一の
あの手この手 抜き差しならぬ 攻防!
「えーんかい どこがえーんじゃ!」
襖の向こうで木造具政とあえぎ声がします。
あーうるさいなぁ寝れないよ~クソ!
僕もそろそろ、いい人みつけないと。
くノ一を合体すると女になります!
意味わかった?
僕も男なんでムラムラしてきた。
トイレ行こうっと。
◻◻◻
余談ですが
木造具政は後に信長様の次男 織田信雄の家老となります。
木造具政の裏切りにより、次々と城を落とされていった北畠家
当主 北畠具教は、城に立て籠もり籠城するも
カタパルト部隊が次々とお城へ投石、爆弾など色々投げました。
そして我慢できずに信長様に降伏しました。
降伏の条件として娘の雪姫様が
信長様の次男 織田信雄に嫁ぎました。トツギーノ!
雪姫様可愛い。いいなぁ僕も雪ちゃんと結婚したいなぁ。
とか思いながら結納式へ参加しました。
幸せになってね雪ちゃん・・・・(悲)
信長様!無事、中部地方の制圧終わりました!
僕は鉄砲の改良に向け研究を始めました。
歴史が変わってきてる為、実際の歴史より早く起きている場合が多いです。ご容赦くださいませ。