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【プロットタイプ】真理追求の学問

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

万人が納得する定義付けを行う学問。

だから鍛えておくと何かあった時に穴を突けるんですよ。

好きな学問の一つは哲学である。生きていく上で必須となる国語、数学といった学問では無いが、全ての学問の基盤であると思っている。だからこそ面白い。ずっと触れていたいと思う程に。


瑠衣がリビングで本を読んでいる。『星の王子様』だった。世間一般では『大人向けの哲学書』と名高い本書であるし、私も心に残る一冊である。

では星の王子様、または其れに類する話読めば、哲学を理解した事になるのかと言われれば決してそんな事は無いと思う。

「哲学の本質と言うのは、定義付けを行うことだと思ってるのね」

執筆をしている時、本を読んでいる時、話し掛けられるのは瑠衣に撮ってはかなりの地雷である。其れでもこの話はしておきたかった。

『地雷』と言っても、興味を引く話題を提供出来れば問題ないので、私はそのまま続ける。

「哲学には様々な議題がある。其れでも必ず先生はこう質問する。

『ではその定義に反しなければ解決するの?』って」

例えば出された議題。全く二つの同一の写真。勿論、同じインキを使い、同じ景色を写したもの。けれども片方は本体を模したコピー用品。果たして価値は等価か、否か。

私はこの問いにこう答えた。

――コピーしているという事は、段々と劣化が進んでいくという事になると思います。だから最初に生まれたものの方が価値がある。

――では仮に、全く劣化が起きないのだとしたら、価値は同一?

――はい。

質疑を繰り返し、その問い掛けの答えを探る。何処へでも通用する定義を模索する。其れこそが哲学の醍醐味である。

そこに一切の感情の余地はなく、ただ論理だけが展開されていく。

「貴方が本を読むのを邪魔したら怒る。これは当然。では例外は何か? それよりも強い興味を引くものを提示して上げれば良い。

つまり、邪魔されて起こっているのではない。より強い興味を提示する事が出来ないから怒っているんだ。って事になる。

そして今、貴方は怒っていない。其れだけ強い興味を提示する事が出来たから」

すると瑠衣はニヤッと口角を上げて笑った。

「真理の追求こそが哲学だ。ただ人生観と信念だけが哲学じゃない。そう言いたいんだろ?」

その通り。

これは私の中での考え。

だから『其れは違う』と哲学者の方に指摘されるかも知れません。


万人を納得させる、または黙らせる。

これに数字を用いるのが数学。

これに文字を用いるのが哲学。

その結果に反論も反乱もない。非常に美しい答え。

これが数学の解であり、哲学の定義だと思ってます。


数学で出た答えは老若男女問わず同じです。

哲学の定義も同じ。老若男女問わず納得させるもの。

※だから『学ぶとレスバ強くなりそうだなぁ』『この人レスば強いなぁ』とはやってる時にしみじみ感じた学問……。


定義ってしょっちゅう忘れられるけれども、というか私も忘れるんですけど、非常に大事なもの。

それに反したら、その言葉は使ってはいけないという事だから。意味がズレてしまうから。


哲学って曖昧な議題が多い。

テセウスの船とかが良い例で、割り切れないものを定義で割り切る学問なんです。


でもだからこそ、今必要な学問だとも思ってます。

論点ズレて展開される議題がSNSで非常に多いから。

だから最終的に訳分からなくなる。

『言いたいのはそうじゃない。そうじゃないだってば』

とはよく見た光景。

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