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8/20

最終通告

短いです

 ⭐︎⭐︎⭐︎


 ココはニグ国に来ていた。瞬間移動である。


『さてと、どうしてくれるかのぅ……。少し姿を隠し、様子を見るか』

 

 魂化して城内を飛ぶと。


「いい加減にしろ!! こともあろうに王子を誘拐しようとするなど、どうかしておる!!」


 恰幅の良い、銀髪に白髭を生やした男が目の前の少女に怒鳴っていた。


(あやつが王様か、まともな人間のようだな。で、あれが第2王女だな。王子の記憶通りで気の強い顔立ちじゃな)


「私に想いを寄せられて嫌がる殿方はおりませんわ! 大丈夫です! もう一回会えば」


「何を馬鹿な事を!! 出入り禁止じゃと言われておるのだ!! で・き・ん!」


「ほほほほ、気にしませんわ! 会えば喜んでくださるはずですもの〜」


『やはりのぉ』


 2人は急に聞こえた第3の声に驚き、声のした方を見た。


 そこには、神々しく輝く、コバルトブルーのドレスに身を包み、黄金の髪を優雅にまとめた女性が空中に浮いていた。


「「!」」国王も、さすがの第2王女も固まった。


 見るからに只者ではない演出。このぐらいしないと効果が無いと踏んでの演出だ。


『妾は神の使徒である。そこの娘の振る舞いは神の目にもとまるほど。良いか、聞くがいい。今後、そこの娘はジノ海洋国に立ち入る事を禁ずる。もし破ればこの国ごと消えるであろう』


 そして稲妻を娘の足元に一発落とし、シュンと消える。


「お、お前、神の怒りを買うような事を……」


「そ、そんな……」


「衛兵! 第2王女を北の塔に連れて行け!」


「お、お父様……あそこは、入ったら2度と出られないのでは」


「……のこのこ出かけて、国が消されては困るのだよ」


「い、嫌です。おとうさまーー」


(ふむ。まぁ、良いだろう。手ぬるい感じもするがな。さて、帰るか)


 魂化して様子を見ていたココだったが、そう呟くと本当にその場から消えた。


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