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毎日記念日のお部屋

10月6日【夢をかなえる日】

作者: スタジオ めぐみ

小さい頃の夢は、オリンピック選手だった。

種目は陸上の短距離走。

走ることだけが得意だった小学生時代。

中学生になり器械体操部に入部。

走ることから離れてしまった。

なぜ、陸上部に入らなかったのか?

それは、陸上部がなかったからだ。

とりあえず運動部に入りたい私が器械体操を選んだのは、アニメの影響だ。

「ガンバリスト!駿」を観て、バク転してみたいなと小さな夢があったのだ。

バク転してみたい夢は叶った。

努力すれば夢は叶うと思った。


走ることから離れたが、走るチャンスがあった。

陸上の大会や駅伝大会に出ることが出来たのだ。

陸上部がないので陸上の大会や駅伝大会は、体育の成績が良い人が集められた。

陸上の大会は100m走に出た気がする。

駅伝大会は1番長いコースを走らされた気がする。

スパイクやユニフォームは学校で貸してくれた。

オリンピックが夢と言っていた小学生の私。

中学生では、もうわかっていた。

走るのは得意だけど、大会で1番になれなかったのだ。

オリンピックは遠い。


なのに高校に入って、陸上部に入部。

まだ努力すれば夢は叶うと思っていた。

人数が少ない部活で練習はあまりしなかった。

最初の大会で挫折した。


半年後、なぜかバスケ部に入部、陸上部を退部。

夏休みに家で見た「SLAM DUNK」にハマり、素人なのにバスケ部に入部したのだ。

私は、アニメに影響される人間だなとつくづく思う。

そして、ヤバイ行動力。

あまり後先考えない行動力…

バスケは、1年くらいは、すぐ5ファールで退場するし、トラベリングも日常茶飯事。

いつの間にか、リバウンドだけが私のお仕事だった。

「リバウンドを制するものは試合を制す」

少しずつ、リバウンド出来るようになり、ドリブルとシュートはポンコツだけど、トラベリングはしなくなった。

最後の引退試合は、怪我で出場出来なかった。

靭帯損傷。辛かった。


そして、スポーツトレーナーになろうという夢ができた。

スポーツ選手を支える仕事をしたい。

スポーツトレーナーの専門学校に入学、卒業。

スポーツトレーナーの仕事は、見つからなかった。

夢は、夢のままで終わった。

無駄だったのかなと思った。

けど夢は形を変えてやってきて、無駄なことは何もないと教えてくれた。


仕事で障害者スポーツに携わり、車椅子バスケを子ども達に教える時、バスケやっていて良かったと思った。

転職後、子どもの体操教室を担当した時、器械体操やっていて良かったと思った。

そして、今はフィットネス関係の仕事で筋トレを教える仕事やレッスンをしている。

専門学校行っていて良かったと思った。

夢の形は少し変わったが、今は夢は叶ったと思っている。

ちゃんとしたスポーツトレーナーではないが、小さな小さなトレーナーにはなれた気がする。




そして、現在の夢は旦那にもう伝えている。

「将来の夢、〇〇めぐみ。今年の冬にカニ屋さんでカニをお腹いっぱい食べることです。もちろん、旦那と一緒です。」

↑小学生の作文風。

「うん…行けたら、いいね。」と旦那。

ふふふ。この夢は、冬に叶いそうです。

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