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プロローグ②

「スヴェン坊ちゃま、朝ですよ」ってアニーの声がする。

僕は、まだ眠たいけど、眠い目をこすってベットから起き上がる。

アニーが僕の身支度を手伝ってくれる。

朝食は、僕の部屋で食べる。 なんでだろ。

「ねぇ、アニー、僕の父上と母上は? それにお兄様は?」って聞いた。 毎朝、聞いてるけど。

「スヴェン坊ちゃまの父上と母上は王宮へ。 アンディ様は既にお勉強中ですので」ってアニー。

うーん、僕は家族にあった記憶がない。

「ねぇ、僕って嫌われてるの? この部屋から出ていっちゃいけないし」っていいながらも、出された食事を食べてる。

「以前、お伝えしたように、5歳のお披露目までは、あまり出歩いてはいけないので」ってアニーが困った顔をしている。


僕にはよくわからないけど、やたらと広いこの部屋には、本棚やら遊び道具など全てそろってる。 

けど、あの絵本だけは、アニーが読むだけで見せてくれない。


「あと、2年もここって事? 外もでちゃだめ?」

「ええ、貴族の子供はみんなそうなんですよ」ってアニー。

「はぁ~、つまんない」って、僕の愚痴だ。

「食後は軽くお部屋で運動してから、今日も読み書きの勉強ですよ」ってアニーに言われた。


こうして、僕、スヴェン・オールポートの一日が始まる。

僕が暮らしている所は、ホワイス王国ってところにある王都で、その王都に屋敷があって、オールポート子爵家って所の次男らしい。僕の年齢は今は3歳で、僕は今、読み書きをアニーから習ってる。

あとは、本棚にある本っていっても絵本だけだけど、それをを読んだり、広い部屋の中を走ったりしてる。 

棒もあって、将来の剣術の稽古ためってことで、棒を振ったりしてる。


なんで僕が部屋から出れないのかっていうと、それは部屋の扉には柵があって、僕の身長だと越えられないし、ドアノブも高い位置にあって届かない。 だから、外を見えれるのは部屋についている窓からだ。 そこにも格子があるし、窓はあかないから、僕はそこから外をのぞくだけ。 本当につまらない。


僕が部屋に閉じ込められてる理由は、5歳になるまで魔力量が安定しなくて、あまり外にでてはいけないらしい。

僕は、1歳ぐらいの時に魔力が暴走したらしくて、死にかけたんだって。 

それから、ここにいる事になったんだって、アニーが言っていた。 

アニー曰く、僕は魔力量がふつうの子供より多いらしい、だからいつ暴走してもおかしくないから、大人しくしてなきゃいけないんだって。


だからって、この部屋にはもう2年もいる。 そして、あと2年はいないといけないのか。。

それだけで、嫌な気分になる。 せめて、お兄様とか遊びにきてくれないのかな。。

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