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独り縛りプレイの勇者

作者: 猫鷹

◇一戦目

「フッフッフッ勇者よよくぞここまで来た……お前仲間は何処に行った?」


「仲間?アイツらはとうの昔に別れたさ。」


「えっ…意味わかんない!?最後の戦闘なんだから皆で力合わせて倒すのが王道じゃないの?」


「馬鹿を言うな!!生死のかかった戦いに仲間なんてつれていけるか!!心配しなくてもLv.MAXの最強装備、ステータスMAXの俺に死角なし!行くぞ!」


「えっ?えっ?……まぁいいけどさ…いざ勝負」


勇者は死亡した…3ターンで…


◇二戦目

「魔王よ再戦いざっ!」


「えーーーなんでまた来てんのよ…まぁ勇者は死んでも教会戻るだけだから心配はしてなかったけどさーなんでまた1人で来るわけ?」


「フッ…あの時の俺は愚かだったのさまさか魔王が麻痺使うとか思ってなかったし…だが今なら違う!麻痺対策と自動回復装備も準備した俺に死角なし!いざいざいざー!」


「なんか無駄な努力しようとしてる気がするなこいつ」


勇者は死亡した…やったね少しは戦闘長引いたぞ。


◇三戦目

「来たぞ魔王!!い…」


「うん。勇者とりあえず待とうか…その装備は何よ?」


「???…何かおかしいか?」


「勇者最強装備はどうしたの!?なんでそんなおどろおどろしい格好してるかなー君!?」


「……勇者最強装備なんて所詮ただの人間どもがほざいてる戯言さ」


「うわー遠い目をしながら勇者装備否定してる勇者って一体…」


「頭から順に説明書しよう。髑髏の兜(呪)あらゆる毒や麻痺などの攻撃を遮断そのかわり戦闘中は随時混乱状態!血塗られた鎧(呪)あらゆる攻撃ダメージがゼロとなるなお毎ターン呪いダメージ1うける。邪神の剣(剣)あらゆる物を物理的に切り刻む剣なお装備すると残りHPが1となる。愚者のブーツ(呪)ボス以外の敵に一切遭遇することがない…なお戦闘中の攻撃は二ターン目からとする…ドヤーー」


「ドヤーってコイツ…まぁどうなるか予想できるけど…はじめよっか?」


勇者は死亡…なお魔王は哀れみなのか二ターン目から行動するつもりでいたらしい…


◇四戦目

「…また来たか勇者よ………何そのお菓子の詰め合わせ?」


「いや…すみません…この間死んだ時に向かった教会の神父からお前馬鹿なの?と怒られまして…魔王さんに謝ってきなさいと謝罪品と一緒に向かわされたというか…」


「そうだね。そりゃ何回も死に戻りしてたらね特に呪い装備一式とか怒られるよね……うん…とりあえず神父さんにはお気遣いなくとお礼言っといてね。…この後どうする?戦う?」


「いえ今日は謝罪だけなのでまた後日で…いや早く帰りたいので殺してもらっていいですか?」


「宅配サービス扱いはやめてくれない?…次回からは仲間と一緒に来なさいよ。君の真面目さはおじさんちゃんと分かるから。」


「すみません…では後日…グシャ」


◇五戦目

「……はぁ〜なんで一升瓶の酒とグラス二つしか持ってないの?仲間は?」


「……(涙)あの後声をかけようと会いに行ったところ戦士は僧侶と結婚、魔法使いは嫁さんのもとは帰宅嫁さんが子供を産んでたので育児に専念すると…」


「えーととりあえず乾杯しようか」


「みんな酷くないですか?そりゃ俺が勝手に置いてったのは事実ですが少しくらい待ってても良いんじゃないかな?むしろ今更命減らして戦うとか面倒いとか!面倒いとか」


「あーまぁ彼らは彼らで色々あったんだよ。そんな泣かずにお酒お代わりいる」


「というか僧侶は出来ちゃった婚って意味わかんないいつ乳繰りあってたの!?戦いばかりの日々でお金の節約でみんな同じ部屋で寝てたのにいつ乳繰りあってたの!?僧侶可愛いよねーとか密かに思ってた恋心返してよ!!勇者の剣より戦士の剣の方が立派なの!?そんなに太く…」


「うんそれ以上は内容マズそうだからとりあえず飲もうかほらグイグイっと」


その日勇者を慰めながら魔王は一晩二人で飲み明かしたという…帰りはもちろん死に戻り…


◇50戦目

「よくぞ私をここまで追い詰めたな…勇者よ…ガハッ!」


「今までありがとうな俺のわがままに付き合ってくれて…長い戦いだった…」


「ほんとそれな!!一人でコツコツダラダラ対策しながら挑んでくるし何戦目かの途中、神龍やら謎の古代魔神兵とか無理やり連れてきたのは良いけど私の目の前でボコられてたりとかしてる時はどこのお笑い見せられてるのかな思ったは!!…まぁ楽しかったからいいけどさ…最終的になぜか私の行動が強制的に止められる謎のバグ技使ってくるし…まぁそんなこんなで私も潮時お役御免か…トドメはしっかり刺すのだぞ勇者よ…」


「あぁ分かってるさ…我が宿敵よ…」


ザシュ…








勇者は自害した…

◇51戦目

「いや…もお…お前…お前何しちゃってくれてんの?」


「ごめんて…ホンマごめんて!そんな凄んでこないでよ!顔近い顔!あれからトドメ刺す時思ったのさ。やるなら初期装備で俺ツエェェェしたいなって…




だから初期装備でやってきました(ドヤー)」


「バカ…ほんとこの勇者バカすぎ…」


「と…言うことで俺たちの戦いはこれからだ(キメ)」


「やかましいわ!クソ勇者!!」


勇者の戦いはこれからも続く…なお現在、世界には魔物は存在しなくなり魔王しか残っていない…なんだかんだで世界は平和なのであった



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[良い点] 優しい世界。好きです。
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