納骨堂のキリスト
ああ、また夜が来る。
この墓場に今夜も
彼らの悲しみがやってくる。
ああ、夜が来る。
棺桶で虫が語る。
朽ちた木と永劫の夢。
それは死者の夢・・
かつての栄華も悲しみも、
今はただ静かに眠る。
冷たい死骨の土と虫よ。
生きるというのは悲しみか?
それは、色のない蟹の歩く音だ・・
「それでも生きよ」
と、私に
納骨堂のイエスが言った・・
----------------------------------------------------------------