prologue
―prologue―
She is in
an abyss of despair...
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彼女は絶望していた。
とにかくもう、頭が真っ白だった。
自分がついさっきまで学校に居たことも、随分遠い記憶のように思えた。
私は今、どこに居る?
誰と居るの?
何時なの?
そんなことより、これから私はどうなるんだろう。
今まで何の心配もなくただ学校に通い、部活に行き、家に帰っていたのに。
きっと明日からはそうはいかない。
悲しい、悲しい現実。
いっそ壊れてくれれば楽なのに。
願えば願うほど心は、脆くなかった。
初めまして。gospelと申します。趣味がてら不定期に更新していこうと思っております。目指せ週一更新でございます(あくまで目標)時間は掛かっても完結させるつもりですので、よろしければ応援お願いします。
また、こちらの小説は基本的に女性向けとして執筆しております。趣向に合わない方は申し訳ありません。
加えまして作中に登場する人物の紳士的という定義や職業解説は全くの作者妄想です。この人ちょっとシュールなんだな、くらいのスルーでお願いいたします。誤字脱字指摘、感想、評価等は大歓迎でございます。やる気に繋がりますので、お気軽にお願いします。
次話より本編です。長々とお付き合い下さり有り難うございました。
gospel