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エピローグ②
私たちはひとまずチェルシーガーデンに戻り、シャンパンを開け、新しい社員、ミリカとアメリアの歓迎パーティをささやかに開いた。
二人をイエロー・ベル・キャブズの社員にするのは白い牢屋の中で話し合った。初め、ムウミンは人種の違うミリカに嫌な顔をしたけれど、五日間も一緒にいたら、冗談を言い合う仲になった。それに二人は趣味が合う。二人とも服が好きなのだ。私の分からないマイナな話もミリカには通じる。二人はきっと、いいコンビになるだろうと私は思った。
パレードに向けて、ムウミンとミリカは、ドレスに着替えた。それは皆ムウミンが作ったものだった。ムウミンはミリカが選んだ胸元の開いた黒いドレス。ミリカは自分で選んだ、ムウミンは楽しそうに黙っていたが、王都のハイスクールの制服に着替えた。
「どう、えっちゃん、めちゃ可愛いっしょ?」
「うん、可愛い」私はムウミンの冗談に付き合うことにした。「眼鏡があれば、もっといいのに」
「そうだ、眼鏡を新調しなきゃ、この近くに眼鏡屋さんはないの?」




