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加虐心の成れの果て。

作者: 六花

やさしくしたいのと同じくらい、

ひどくしたい自分が居たの。



ねぇ軽蔑されるかもしれないけれど、

最初に傷つけたときのブログを覚えてるかなぁ。

貴方が死にたいなぁって書いたのを見て、

どうしようもないほど興奮したって言ったらどうする?

例え大袈裟でも、自分の所為でそんな風になったなんて、

興奮しないわけがない。



この間貰ったメールだって、

わたしが傷つけた所為で意識飛んだって、入院したって、

嘘だとしてもそんな嘘を吐かせたことに、

ものすごく気分が昂揚したって言ったら、

人間としておかしいのだろうか?



もしかしたら、性的なそれに一番近かった気がする。

ちょっと、かなり歪んでる気がするけど

ほんとだから仕方が無い。



やさしくしたいの。

でもひどくしたいの。



ちょっと自分で文字にして引いた。

言わなくて良かった。



きっとわたしはやさしくなくて、

きっと貴方より狂っている。

この思考回路に病名がつけられてもそんなの知らない。

名前がついてどうにかなるなら、

そんなの自分でつけたっていいだろう?


貴方は病気を言い訳に出来るけれど、

わたしは平素でおかしいんだ。



だってこんなに冷たい。

この間は温かかったのに、

今はもう温度を失くして

なにもないよ。



ただただ、空虚感だけがあって、

時間が解決するとか、そういうのを解りたいわけじゃなくて、

だって絶対ずっと引き摺る。


こうやって持ち物がどんどんと増えていって、

色々なものに縛られながら、歪んでいく。



貴方が忘れても、

わたしは変わらない。

全部持ったまま、立ち尽くしてる。

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