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スローライフはもうあきた~錬金術と古代技術を組み合わせて誰にもできないことをする~  作者: まいぷろ
第15章:古代文明の滅亡と持続可能な技術の模索

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79.魔族たちの架け橋

カナエ村での滞在を終えたアレンたちは、希望を胸にエテルナ村へと戻った。


エテルナ村に戻ったアレンたちは、まずは魔の森のシルヴィアのもとを訪れた。


魔の森の魔族たちは、カナエ村で同胞たちが平和に暮らしていることを伝えると、驚きと喜びで涙を流した。


アレンは一刻も早く魔導転送装置を使って両村をつなぐことを心に誓った。


アレンは早速、転送装置の設置と調整に取り掛かった。


必要な材料を確保するため、最初にカレンに連絡を取った。

カレンは、受け取ったリストをもとに、商業都市ルベールの商人ケンの商会へ調達を依頼した。


転送装置で繋がれたふたつの商店のおかげで、カレンはエテルナ村にいながらにして、必要な部品や資材をあっという間に取り寄せることができた。


アレンは転送装置の動力源となる大量の魔石の調達は、フィオナに依頼した。


フィオナは、魔の森の奥深くに作った人工魔石工場へと向かった。


以前は危険な魔物と戦いながら手に入れていた魔石だが、今ではゴーレムが自動で生産しているため、フィオナは安全かつ効率的に、転送装置を動かすのに十分な量の魔石を確保できた。


転送装置の完成後、まずはシルヴィアたちの村に転送装置を設置することを提案する。

シルヴィアは快く承諾し、設置場所として今は誰も使っていない古代施設を提供した。


次に、もう一方の転送装置をカナエ村へ運ぶ必要があった。


アレンは飛行ゴーレムを使い、転送装置をカナエ村へ運んだ。


カナエ村に到着したアレンは、集会所に転送装置を無事に設置した。


いよいよ通信の準備が整った。

最初はシルヴィアが転送装置でカナエ村へ来ることになっていた。


予定の時刻。

フィオナは魔の森の転送装置を動かし、シルヴィアを転送した。


アレンも転送装置を動かした。

受信を始めたカナエ村の集会所の転送装置は光り輝き、それが終わると、シルヴィアを出現させた。


アレンはシルヴィアが無事出現できたことに安堵した。


シルヴィアとジェイドはお互いを認識した瞬間、歩み寄り、そして抱き合った。


「まさか、本当に村の外に同胞が生きていたとは」


ジェイドの言葉に、シルヴィアは涙を流しながら頷く。


二人は、この技術によって、再会できた奇跡に、深く感動していた。


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